修正波のツートップ、ジグザグとフラットとは?



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エリオット波動の修正波は、推進波と比べると難解です。

いつくものパターンが存在し、しかもこのパターンが複合の形で現れることもよくあり、トレード時には大変悩まされます。


しかし、この修正波の中でもジグザグ修正フラット修正は、トレードし易く、またよく為替チャートに現れてきます。


そこで今回は、このジグザグ修正フラット修正を説明したいと思います。





目次


















エリオット波動の修正波のツートップ





エリオット波動は、5つの波動の推進波と3つの波動の修正波でひとつの波動サイクルを構成します。よく為替相場では「押し目を待ってエントリーする」といいますが、その押し目の部分が修正波です。

トレンド方向に勢いよく進んだ波動を調整する役割をしています。メイントレンドとは逆の方向となるため抵抗が強くより複雑になることが多いのが特徴となります。

その修正波にはジグザグ、フラット、トライアングル、複合型などがありますが、その中でよく現れるのがジグザグフラットです。

為替相場の大きな段階に単体として現れるのはもちろん、為替相場の小さな段階の波動としても現れてきます。特にジグザグはフラットの内部波動の一部や、X波など、よく現れます。

修正波のジグザグとフラットの大きな相違点は、3つの波動の内部波動にあります。

ジグザグは5-3-5でフラットは3-3-5の構成となります。

つまり、最初の波動が5波動か3波動の違いです。この違いをよく理解しておけば、修正局面での戦略に大いに役立つと思います。





エリオット波動の修正波 ジグザグ(5-3-5)



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上の図はエリオット波動修正波のジグザグです。



ジグザグ修正の波形




3つの波動の副次波が5-3-5となり、先ほどの説明どおり、ひとつ目の波動が5つの波動で構成されているのがフラットとの違いです。

通常B波の高値はA波の始点よりかなり低くなり、フィボナッチ比率の50%や61.8%リトレイスすることがよくあります(ときにはA波の79%リトレイスするときもある)。







ダブルジグザグ


ジグザグは1回で目的の価格に届かないときには、2回(ダブルジグザグ)、3回(トリプルジグザグ)と続けて現れることもあり、B波動はときにトライアングルを形成することがあります。



ジグザグ修正のエントリー




特徴として、大きな段階で単体として現れた時は、大きく修正する場合が多いところです。

エリオット波動の修正波の中ではジグザグのC波動を狙うトレードが効率が良いとされているのは、エントリーポイントも比較的に分かり易く、利益も大きく狙えるためです。

為替相場の大きな段階(日足で波動が確認できるレベル)で、このジグザグが現れた場合にはC波でエントリーしたいところです。

一般的なエントリーポイントは、A波動のフィボナッチ比率50又は61.8付近のリトレイスポイントです。

少し慣れてくれば、Bの内部波動をチャネルやリトレイスで分析してBの高値でエントリーできるようなります。 


※チャネルとリトレイスの実例は「波の数え方 精度を上げるカウント手法」を参照



大きな段階では、CはAの値幅と同程度になり、またAの始点からBの終点を結んだ線と平行にAの終点から引いた線に届いた付近がCの終点によくなります。

小さな段階では、A=Cの他に、Aのフィボナッチ比率1.272や1.618倍付近まで伸びることもよくあります。

フィボナッチ比率1.618倍を越えてくると修正波のC波動ではなく、推進波の3波動の可能性が高くなり、さらに利益を大きくすることができます。







エリオット波動の修正波 フラット(3-3-5)

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上の図はエリオット波動修正波のフラットです。


フラット修正の波形




3つの波動の副次波が3-3-5となり、ひとつ目の波動が3波動になるところがジグザグとの違いです。

フラットが横這いの修正局面で現れると、Aの終点とCの終点がほぼ平行になる、まさしくフラットな形になります。






エリオット波動の修正波 拡大フラット(3-3-5)

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3-3-5構成のフラットにはいくつかの種類があります。上の図は拡大フラットです。特に小さな段階ではよく現れてきます。



拡大フラットの特徴



普通のフラットより大きく修正してくる可能性が高いのが特徴です。

B波動はA波動の始点を越えてきます(A波動のフィボナッチ比率の1.272倍や1.382倍によくなります)。そしてC波動はA波動の終点を越えて終わります。 大きく修正するケースでは、最後の5波動目でA波動のフィボナッチ比率1.618倍の長さによくなります。










エリオット波動の修正波でのエントリー



修正波ではジグザグのC波動でエントリーするのが基本になります。

フラットは波動が掴み難いので、エントリーするのは避けた方がよいかもしれません。

それは、ランニングトライアングル等との波動の区別できないケースが多く、またB波動やC波動がどこまで延びるかの判断が非常に難しくなってくるためです。

修正波でのエントリーは、ひとつ目の波動を見極めるのがポイントになります。

つまり、ジグザグであれば5波動で、フラットであれば3波動なので、ここを早く見極められれば、その後の売買戦略に大いに役立ってきます。



「No.4  エリオット波動入門!  修正波のトライアングルは4波の可能性が高いのか?」に続く




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