ドル円の現在地は、上昇トレンドの修正局面
今週のドル円為替相場は、ここまで大きな動きもなく、ポンド、ユーロを睨みながらの神経質な展開が続いています。 本日の欧州時間以降に動くのでしょうか。
本日は、米国の第一四半期GDPや消費者信頼感指数などの経済指標の発表が控えており、大きな動きがある可能性もありますので注意しておきたいところです。
最近の報道では、ドル円為替相場はどこまで下がり続けるのかといったものが目立ちますが、現在のドル円為替相場の現在地は、大きな段階(プライマリーやサイクル)でみれば、あくまで上昇トレンドの修正局面です。
それを前提にドル円為替相場ウォッチングしていくことが、これからのポイントのひとつになるのではないでしょうか。
直近のドル円為替相場の動向
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上のチャートはドル円為替相場の15分足です。
6/25のブログにも書きましたが、青丸の地点が5-3-3波動の終点と5-3波動の終点の2つの可能性があります。
青丸が5-3-3波動の終点であれば、この後もう一度下を確認した後、5-4波動へ移行します。 一方、5-3波動の終点であれば、既に5-4波動が始まっていることになります。
正直、現在の波形を確認しても判断が難しいのですが、赤丸の波形が推進波であれば、既に5-4波動が始まっている可能性が高くなるのではないでしょうか。
もう一度、下を確認してくる場合は、プライマリーA波動のフィボナッチ比率50の100.80付近(赤ライン)が重要なポイントになりそうです。
もし、このラインを日足の実線(ヒゲではありません)で下抜けることがあれば、フィボナッチ比率61.8の95円付近まで下落する可能性も出てきます。
ただ、このラインを実線で下回らない限りは、この付近は絶好の買場になる可能性もあり、底堅い動きになれば、買いで参入するのが面白いかもしれません。
直近のポンド円為替相場の動向
ドル円為替相場も影響を受けるであろうポンド円の直近の動向を確認してみたいと思います。
ポンド円は、145.450を割ったことにより、C波動の最後の5波動目が延長してきたようです。ただ、下降の勢いは弱く、昨日の下降(赤丸)で5-3波動がトランケーションで終了した可能性があり、現在は5-4波動に移行したかもしれません。
もし、5-4波動に移行したとすれば、5-3波動のフィボナッチ比率38.2の青ラインまで上昇する可能性が出てきました。
こうなるとドル円為替相場も一時的に、上昇し易い環境になるのではないでしょうか。
本日は重要度の高い経済指標がありますので注意する必要がありますが、個人的にはホールドしていた残りのドル円を、昨日利確してスクエアの状態ですので、本日の経済指標の前に、フィボナッチPivotサポート3の100.874で指値を入れておこうと考えています(下がってくればいいのですが)。