日銀政策決定会合 事前対策まとめ!





今日の為替予想!  やはりFR50~79が目標か!




本日は、大きく動く可能性がある日銀の金融政策決定会合を前に、ドル円為替相場のチャートポイントをおさらいしてみたいと思います。



直前のエコノミストの予想では、政策金利、マネタリーベース共に据え置きの回答が多いようですが、どのような決定になっても対応できるようにしておきたいものです。


まずは、日銀の追加緩和見送りのケースを想定した場合のポイントを確認してみます。





日銀の追加緩和見送りのケース

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上のチャートはドル円為替相場1時間足です。


トレンド転換後の1波動目が終了して、現在は修正2波動目だと考えていますが、エリオット波動的には、2波動目の終点はフィボナッチ比率50(赤)と61.8(青)のリトレイスが最も多く、79.0(黒)や100.0のリトレイスもよくあります。

日銀の政策決定会合で金利据え置きが決定された場合は、その後大きく下落してくる可能性があります。

その場合、緑の枠内で反転してきた場合には、そこが修正2波動目の終点の可能性が高くなるのではないでしょうか。

ピッタリと反転しない展開も考えられ、1時間足で多少行き過ぎて、ヒゲをつけて戻ってくるかもしれません。

これらのリトレイスポイントは、チャートに落とし込んだ方がよいかと思います。

エントリーする場合の注意点としては、下降の勢いがかなり強い可能性もありますので、反転をしっかり確認してからの参入がいいかもしれません。

例えば、フラクタル構造を利用して小さな段階(5分足など)の推進波が現れた後の修正2波動目や、その推進波の高値更新時などでエントリーすれば安全かと思います(損切りは1波動目と想定したポイントを下回った時点)。

次に追加緩和が決定された場合のポイントを確認してみます。






日銀の追加緩和決定のケース

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上のチャートはドル円為替相場4時間足です。

追加緩和が決定された場合は、2つのケースを想定しなければなりません。

まずひとつ目は、3波動目がスタートして大きく上昇していくケースです。

現在のリトレイス幅や修正の時間から考えて可能性は低いかもしれませんが、ユーロ円の3波動目がスタートしてきた場合には、このケースもあるかもしれません。


ふたつ目は、フラット系(3-3-5)のケースです。

拡大フラットのB波動はA波動の1.236倍や1.382倍になり、そこから推進5波動の反転が始まります(緑枠)。

また、通常のフラットの場合は、ほぼA波動の1.00倍となります。

つまり、上のチャートの緑の枠を大きく超えてくるようなことがあれば、ひとつ目のケースの3波動目が始まった可能性が高くなるのではないでしょうか。



最後に直近の波形の確認をしてみます。




ドル円為替相場直近の波形


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上はドル円為替相場4時間足にウィークリーフィボナッチPivotを入れたチャートです。

直近の波形では、昨日の上昇が3波動で終わった可能性が高いので、ダブルジグザグを形成している可能性があります。

ダブルジグザグとは、ひとつのジグザグ修正では、目標のリトレイスポイントに達しない場合に、X波を挟んで、ふたつ目のジグザグ修正が現れる波形です。

現在は、1波動目のリトレイス38.2を超えた付近の修正で、ダブルジグザグの条件に合致していると思われます。

その場合には、チャネルに沿ってもうひとつのジグザグ修正が現れて、フィボナッチ比率50.0~79.0のリトレイスポイントを目指してくるものと考えられます(チャネルを超えてくるダブルジグザグもよくあります)。

政策決定会合の前には、このチャネルもチャートに落とし込んでおいた方がよいかもしれません。

最後に、ユーロ円の動きには注意しておいた方がいいようです。3波動目が始まっている可能性があります。


7/31(日)は、この日銀の政策決定会合後の動きを踏まえた週間予想をアップしたいと思います。