エリオット波動 トレンド転換パターン




トレンド転換時の参入ポイント〔エリオット波動入門〕






現在のクロス円為替相場はプライマリーのトレンド転換ポイントに近づいており、タイミングよく為替相場に参入できれば大きな利益を上げることができると予想されます。

そこで今回はエリオット波動でのトレンド転換時のパターンとエントリーポイントを考えてみたいと思います。


為替相場におけるトレンド転換といえば、数年に一度起こるかどうかといった週足や日足などの大きな段階での方向転換をイメージしてしまいます。


しかし、時間軸を落とした4時間や1時間足などのひとつ下の段階では数ヶ月に一度といったペースでトレンド転換が起こり、ましてや15分足や5分足などのさらにひとつ下の段階では数日でトレンドの方向が変わってきます。


これは為替相場がエリオット波動のフラクタル構造になっているためで、5波動進んで3波動下がるひとつのサイクルが各段階ごとに内包されているために起こる現象です。


エリオット波動のフラクタル構造については



を参照してください。


つまり、これから考察していく為替相場におけるトレンド転換パターンと参入ポイントは、スイングトレードからスキャルピングトレードまで幅広く応用することができます。


ただ、見返りの収益は段階が大きくなればなるほど、それに比例して大きくなっていくことが予想され、5分足よりも1時間足、1時間足よりも日足の方がトレンド転換時の期待値が大きいといえます。


現在の為替相場は週足や日足などの大きな段階のトレント転換を迎えようとしています。


ここでタイミングよく為替相場に参入することができれば、数年間はホールドしたたままで大きな収益を上げることができる大チャンスの局面といえるのではないでしょうか。








為替相場におけるトレンド転換パターン

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上のチャートはドル円為替相場週足です。


2011年にドル円為替相場が75円のトレンド転換ポイントから、大きく上昇していく局面のチャートです。

為替相場におけるトレンドは一気に転換していくことはあまりなく(最後の5波動目が大きく行き過ぎた場合には一気に転換する、いわゆるヘッド・アンド・ショルダーが起こることもあります)、第1波動(推進波)の後の第2波動(修正波)は通常1波の値幅を大きくリトレイスしてきます。

第2波動局面では、まだ下降トレンドの継続を信じる売り方も多く、第1波動での買い方もその疑心暗鬼から損切りを出すためにリトレイス幅が大きくなるものと考えられます。

ただ、トレンド転換ポイント付近では下落のスピードが今までの下落と比べて明らかに遅くなりるのが特徴で、エリオット波動の推進波の原則通り、第1波動の安値を下回ることは決してありません。

エリオット波動では次の推進波の3波動(又はC波動)を狙うトレードが定石とされています。

この第3波動目でトレンド転換を確信たらしめるポイントが2つあります。
  • 最後の下降トレンド(チャネル)ラインをブレイクする(黄丸)
  • 第1波動の高値を大きくブレイクしていく(緑ライン)。
この2つのポイントをクリアすることによりトレンド転換が決定的なものとなり、多くの投資家が参入して大きな上昇3波動が形成されていきます。





第2波動修正のパターン



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上の図は為替相場のトレンド転換時のパターンです。


中央の図が基本形で赤丸地点で最後の下降推進5波動が終了し、トレンド転換後の緑ラインが上昇推進1波動です。

もし修正波動が、推進波動のようにルールが単純で、波形も決まっていれば、3波動狙いのエントリーポイントは簡単なものとなっていたでしょう。

しかし、修正波の波形はいくつかのパターンに分かれており、3波動狙いでエントリーするのであれば、そのパターンを理解しておくことが求められます。


まず大事なポイントとして、第1波動目の内部波動は5波動構成の推進波であることです。


エリオット波動は5波動の推進波と3波動の修正波で1つのサイクルを構成しますので、トレンド転換したのであれば、この1波動目は5波動構成の推進波となります。

もし3波動構成であるならば、それは修正波であり、まだトレンド転換はしていない可能性が高くなります。

内部波動はひとつ下の段階の波動となり、確認する場合は時間軸を落としたチャートでチャネルライン、フィボナッチ比率などを使いながら波動をカウントすると確認できると思います。




➀ジグザグ修正




エリオット波動の第2波動目の修正波は単純な波形のABC修正になることが多く、その代表格がジグザグとフラットです。

ジグザグ修正のABC波動は5-3-5の内部波動構成をしており、前の推進波を大きく修正してくるのが特徴で、フィボナッチ比率61.8、又は50.0をリトレイスすることが多い。

また、C波動の多くはABのチャネルラインにタッチして終了します。




②フラット修正




フラット修正は読んで字のごとくフラットな形になることが多く、ジグザグ修正ほどのリトレイスはしないのが一般的で、その内部波動は3-3-5となりジグザグとは異なります。



③拡大フラット



拡大フラットの内部構成は3-3-5構成でフラット修正と同じですが、B波動がA波動の始点を超えて終了し、またC波動はB波動の始点を超えて終了します。

B波動はA波動のフィボナッチ比率1.272倍や1.382倍でよく終了し、またC波動はA波動の1.618倍によくなります。


④トライアングル



複雑な修正波の代表はトライアングルで収束型と拡大型がありますが、拡大型が現れることはあまりありません。

修正波3波動構成の例外でトライアングルはA-B-C-D-Eの5波動構成となり、最後のE波動後に3波動目が始まります。









3波動(C波動)狙いのエントリーポイント






3波動狙いのエントリーポイントについての解説の前に、トレンド転換点をダイレクトに狙う手法をご紹介します。

エリオット波動ではトレンド転換ポイントを次の4つで予想できてしまいます。


波動をカウントして終点を予想する
チャネルラインで終点を予想する
フィボナッチ黄金比率で終点を予想する
RSIのダイバージェンスで終点を予想する


これら単体でも十分に機能しますが、これらを複合的に使い、ポイントが重なる点があればその地点は強烈な反転ポイントになってきます(フィボナッチPivotを使うと更に効果的)。

トレンドに逆らったポジションを建てるため恐ろしいと思われるかもしれませんが、リスクはあまり高くありません。

コツとしてはトレンド転換ポイントと予想したところからの反転推進5波動を小さな段階の1分足、又は5分足で確認して、そのABC修正でエントリーすることです。

損切りはエリオット波動の原則通り推進波が否定される、1波動目の安値を下回った地点です。この手法であれば、リスクは最小限で利益はとても大きなものになります。





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次に各修正波別に3波動狙いのエントリーポイントを考察してみましょう


ジグザグ修正のエントリーポイント


第1波動目の5波動推進波を確認した後のジグザグ修正の最後のC波動(5波動構成)の終点がベストで、最後の5波動をチャネルで確認しながらフィボナッチ比率の61.8のリトレイスと重なるポイントであれば強い反転ポイントになります。

次は第1波動目の高値をブレイクしたポイント。 すでに打診買いのポジションがある場合はここが本気買いのポイントになります。

損切りポイントは1波動目の安値を下回った地点。



フラット修正のエントリーポイント


第1波動目の5波動推進波を確認した後のフラット修正の最後のC波動(5波動構成)の終点がベストで、最後の5波動をチャネルで確認しながらA波動の終点付近でのエントリーがベスト。


次は第1波動目の高値をブレイクしたポイント。 すでに打診買いのポジションがある場合はここが本気買いのポイントになります。


損切りポイントは1波動目の安値を下回った地点。



拡大フラット修正のエントリーポイント



第1波動目の5波動推進波を確認した後の拡大フラット修正修の最後のC波動(5波動構成)の終点がベストで、最後の5波動をチャネルで確認しながらC波動がA波動の終点を超えた付近でエントリー。ただし、C波動はA波動のフィボナッチ比率の1.618倍の大きさになることがあり、慎重なエントリーが求められます。


拡大フラットは1波動目の高値ブレイクでエントリーしてしまうとダマシに合うことになります。拡大フラットを見抜くポイントはA波動の内部波動(3波動構成)と時間や大きさを総合して判断します。


損切りポイントは1波動目の安値を下回った地点。



トライアングル修正のエントリーポイント


第1波動目の5波動推進波を確認した後のトライアングル修正修の最後のC、又はE波動の終点がベスト。ただ、E波動はトライアングルのラインを行き過ぎして終了することが多く、注意する必要があります。

次は第1波動目の高値をブレイクしたポイント。 すでに打診買いのポジションがある場合はここが本気買いのポイントになります。

損切りポイントは1波動目の安値を下回った地点。



これらのトレンド転換時の3波動(C波動)を狙ったエントリーは、ひとつの指標で判断するよりも、複数指標を使用して、いくつかの指標が重なるポイントを狙うのが効果的です。


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