〔ユーロ 為替予想〕2012からの推移とこれからの見通し






今日の為替予想は、「ユーロ円為替相場の予想をしてほしい」とのコメントを頂きましたので、久々にユーロ円を取り上げてみたいと思います。



ドル円を専門でトレードしている方で「ユーロ円なんて関係ないよ」と考えている人もいるかと思いますが、実はドル円をトレードする場合においても、ユーロ円為替相場のチャートは確認しておく必要があります。








ユーロ円のチャートポイントは要チェック



たしかに東京時間はドル円チャートだけで予想を立ててトレードしてもいいと思いますが、欧州時間に入ってからはそう簡単にはいきません。

当然、欧州時間にメインにトレードされる通貨はユーロです。また欧州時間は投機筋が動いてくることが多く、ユーロ円がターゲットにされることもよくあります。


ユーロ円を確認しておくとクジラの動きも分かる


そういう場合、投機筋はユーロ円だけではなく、ドル円に対しても同じ方向に売り、又は買いを仕掛けてきます。

このようなユーロ円とドル円の連動が現れた時は、たとえそこがドル円のチャートポイントであっても、クジラ(投機筋)について行った方が勝率は間違いなく高くなります。

なぜなら投機筋は簡単には損切りはしないからです。 莫大な資金で反対の動きを封じ込め、目標のレートまでもっていってしまいます。

ドル円を取引する場合でも、ユーロ円のチャートポイントや、ドル円との連動などを確認しておいて損はありません。


それでは2012年からの現在までのユーロ円為替相場を振り返って、今後の推移を予想してみたいと思います。




ユーロ円為替相場2016年までのまとめ!




現在、ユーロ円為替相場はトレンド最終局面に位置していると予想しています。

2012年からの推移を確認しながら、その理由をまとめてみます。



(A)波動の1波動目延長型の衝撃波

ユーロ円為替チャート
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上のチャートはユーロ円為替相場週足です。

ユーロ円は2012年7月の94.08で、それまでの下降トレンドが転換して、2014年12月の149.82まで大きな上昇を形成しました。

この上昇は1波動延長型の衝撃波(推進波)だと思われ、5波動構成の1波動目が延長して、トレンド方向に進む1.3.5波動の中で一番大きな上昇となっています。

この推進波はひとつ上の段階の(A)波動だと予想しています。 



(B)波動のABC修正が進行中


波動理論では、為替相場は波のように「寄せては返す」を繰りかえりながらトレンド方向に進んでいきます。トレンド方向進む5つの波と、それを調整する3つの波の合計8つの波が1つのサイクルになります。


波動理論は「エリオット波動を使いこなすために必要な知識と手法」を参照してください


ユーロ円為替相場は、2012年から5つの波動で上昇していますので、2014年のトレンド転換後は3つの波動で修正してくると考えられ、現在はABC修正のC波動の最終局面に位置していると思われます。

以上がユーロ円為替相場の現在までのまとめです。



現在進行しているABC修正は、ひとつ上の段階の(B)波だと予想しています。


ユーロ円為替相場は、この(B)波動後の(C)波動で大きく上昇していくものと予想されますが、この(B)波動はどこで終了するのでしょうか。








ユーロ円為替相場の(B)波動終点を予想



ユーロ円為替相場の(B)波動終点を予想するために、3つの方法で予想してみます。


  1. 推進波のリトレイスとC波動のカウント
  2. A波動とC波動のフィボナッチ比率
  3. ユーロ円の直近の波形

ユーロ円推進波のリトレイスとC波動のカウント

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ユーロ円、C波動のカウント


正直に、修正波のカウントは思うようにはいきません。なぜなら、ジグザグ、フラット、トライアングルなど数多くのパターンがあり、さらにそのパターンが複合で現れることもあるからです(WXYと表記するもの)。

個人的には、このABC修正はフラット系の3-3-5だと考えていて、現在はC波動の最後の下降推進波の5波動目が進行中(又は、既に終了)だと予想しています。


ユーロ円、推進波のリトレイス

次に、2012年からの上昇推進波のリトレイスから終点を予想してみます。

エリオット波動の数学的基盤はフィボナッチ級数にあり、様々な場面でフィボナッチ比率を用います。 修正波のリトレイスにおいてもフィボナッチ比率が活躍します。


フィボナッチ級数は「フィボナッチ比率をエリオット波動で使いこなすための知識と手法」を参照してください


通常、推進波の修正は、50.0や61.8が最も多く、79.0や100.0のリトレイスになることもあります。

ユーロ円為替相場の現在は、既に61.8(赤丸)を超えて、79.0(青丸)の手前までリトレイスしており、ここからはいつ反転してもおかしくはありません。




ユーロ円、修正AとCのフィボナッチ比率


ユーロ円為替チャート
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次に、ユーロ円為替相場修正AとCのフィボナッチ比率から終点を予想してみます。

AとCの大きさは、フィボナッチ比率1.00倍が多く、1.272倍や1.618倍の大きさになることもあります。 ただ、3波動で1.618倍を超えていくことはまずありません。

現在のユーロ円為替相場は、1.272倍(青丸)で反転してきており、ここが底の可能性があります(既にトレンドが変わっている)。



ユーロ円直近の波形


次にユーロ円為替相場のC波の波形を確認してみます。


B-Cを日足チャートで確認

ユーロ円為替チャート
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ユーロ円の最後のC波動を日足チャートで確認してみると、上のカウントが妥当ではないでしょうか。

このカウントで考えると、この5波動目全体を1波動目とした延長がない限り、もうすでにユーロ円為替相場の(B)波の修正波は終了していると考えられます。



ユーロ円 直近の波形

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上のチャートはユーロ円為替相場4時間足です。

延長がないことを前提とすれば、緑丸でトレンド転換していると予想しています。

反転後の1波動目は1波動目延長型推進波が現れていることからもその可能性が高いのではないでしょうか(黒丸の部分は、他通貨の影響からの行き過ぎと判断しています)

その後修正は、WXYのダブルジグザグと予想しており、Yの終点を下回らない限り、2波動目が修了して、すでに3波動目に移行していると予想しています。

この直近の波形は、ドル円の直近の波形に非常に似ていますが、ドル円為替相場の場合はY波の終点を割り込んで、推進波を構成してきています。




ユーロ円 今後の展望まとめ


ユーロ円為替相場は、(B)波動のABC修正は修了し、底を打った可能性があります。 5波動目の延長がない限り、緑丸がトレンド転換ポイントになるのではないでしょうか。




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