売り手と買い手の激しい攻防が続いているドル円為替相場。
95円を目標にした再下降がスタートするのか。125円超えを目標とするC波(3波)の足固めの上昇がスタートするのか。その方向性がいよいよ見えてきそうな感じです。
95円を目指して下降するならば、現在地付近から下降していく可能性が高く、逆にC波(3波)がスタートしているならば、ここで一度足固めのために、日足の一目均衡表の雲を上抜けておく必要があると考えています(しかし、トレンドは一気に転換することは少なく、もう一度下降してくると思いますが)。
どちらに転んでもいいように、リスク管理はしっかりとしておきたいものです。
5-2の安値をキープできるかドル円為替相場
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ドル円為替相場は、戦後の360円の固定相場から1973年の変動相場制に移行して、長期下降トレンドを形成していましたが、最後の5-5がエンディングダイアゴナルトライアングルを構成して、2011年10月の75円(緑丸)でトレンド転換したものと思われます。
その後の上昇が衝撃波であることから考えても、トレンド転換は間違いないと思います。
現在は、この衝撃波に対する修正局面であり、どこで反転してくるかが焦点になっています(修正波のC波はいつも壊滅的に急角度で下降してきます。 そのため、急に上昇反転することはあまりありません。現在のドル円もおそらく一度大きく上昇した後に【1波】、大きめの押し目【2波】を付けてくると思われます)。
反転ポイントで意識されているのは、おそらく衝撃波の延長5波動目の2波安値ライン(赤点線)とフィボナッチ比率50.0のリトレイスポイントです(青丸)。
エリオット波動において、この5波延長型衝撃波の5-2の安値は、修正波の反転ポイントととして、一番可能性の高い反転ラインです。 このライン付近で下支えされ、月足では下ヒゲを付けているのが確認できると思います。
しかし、このラインが破られてしまうと、フィボナッチ比率61.8リトレイスポイントの95円を目指すことになってしまいます(もし、ここまでリトレイスするのであれば、まさに絶好の買場になると思いますが・・)。
この週末は、このラインを意識した激しい攻防が行われましたが、いよいよ煮詰まってきたようです。
トライアングルチャネル
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もし、この波動が修正4波のトライアングルであるならば、上のようなカウントが一番適切だと思います。
この週末は、この最後のE波動の上昇局面であり、まもなまく大きく下落していくことになります(トライアングルのE波は、チャネルに届かないことや、チャネルを超えてからの反転もよくあります)。
しかし、9/27のブログにも書いたように、トライアングルに見える波形でも、実際は違う波形を形成していることも多くあります。 内部波動も微妙で、なんともいえないところです。
現在ロングポジションをとっているので、上に抜けてもらいたいのですが・・。 しかし、もし下抜けた場合でも、リスク管理は万全なので問題はありません。 みなさんもリスク管理だけはしっかりとしておいて下さい。
3-3へ移行しての上昇
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現在、予想している波動は上のカウントです。 緑丸でトレンド転換後、1波目を形成して、修正2波動目がチャネルにタッチして、3波動目に移行しているというものです。
波動の経緯から考えると、この可能性が高いのではと思っているのですが、直近の上昇の勢いやクロス円の状況などを考えるとあまり自信はありません。
しかし、この波動を信じて長期枠のロングポジションを赤丸地点と紫丸地点で作っています。
基本的には、推進波終了後利益確定ですが(短期枠)、大きな段階の端(トレンド転換ポイント)については予想の波動カウントが否定される段階まではできるだ決済しないようなルールでトレードしています。
なんとか上抜けてもらいたいものです。
FE1.618倍ライン
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直近の波形は、売り方と買い方の激しい攻防で、なんともいえない波形となっています。
正直よく分からないのですが、週末の下落(4)をなんとか3波構成で抑えたことにより、きれいではありませんが、推進波を形成しているようです(ギリギリ1の高値を実線で下回らなかった)。
この推進波は、3波の副次波1波目ではないでしょうか。 このまま青点線のように上昇していく可能性もありますが、この5が終点を迎えた後に3-2(緑点線)の押し目を付けるのではと予想していますが・・(週明け早々に推進波3-1は完成してしまう?)。
そのあと大きく上昇していくためには、先程のトライアングルチャネル(赤ライン)と、1波の1.618倍の紫ラインを超えなければいけません(できれば、現在の上昇で一度1.618倍ラインを超えた証を残しおきたいところです。1.618倍のラインを実線で超えてくれば、トライアングルE波のジグザグを否定することができるのではないでしょうか)。
この付近では、相当な売りが浴びせられると予想しています。
トライアングルであるならば
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もし、3-2の押し目で反転することなく黄色点線を下回ってくれば、トライアングルの可能性も出てきます。
今週は、この黄色点線、又はトライアングルチャネルの赤ラインやFE1.618倍の紫ラインのどちらを抜けてくるかに注目したいと思います。
ポンド円はジグザグ終了?
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最後にポンド円の状況を簡単に見てみましょう。 直近の下降はジグザグ修正(5-3-5)ではないでしょうか。
ジグザグの2回目の推進波の5波動目がエクステンションして、さらに5-5波動目がエクステンション(又はEDT)したものと予想しています。
緑丸のポイントを下回らない限り、このカウントでいきたいと思っています。 直近の上昇も、きれいではありませんが、なんとか推進波の完成を目指して上昇しているのではないでしょうか。
ただ、直近の下降が推進波形成途中の可能性もあります(修正4波動目)。現在の上昇で、推進波を完成できるかが焦点となりそうです。
以上、週間為替予想でした。