ドル円そろそろ修正局面?それとも・・・


当初の勢いは無くなってきたものの、本日未明に再度高値を更新してきたドル円為替相場。 しかし、そろそろ修正がありそうな気配もあります。


本日の欧州、又はニューヨーク時間に修正に入っていくのでしょうか。それとも、もう一段上を目指す展開になるのでしょうか。

ただ、ドル円為替相場は現在3波動目を展開しているものと思われ、3波動目が終了した後には、4波動目→5波動目と続いて行くと予想しています。

もし修正局面に入るのであれば、買い遅れた人にとっては絶好の買場になるのではないでしょうか。








ドル円の上昇は衝撃波?

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エリオット波動において、5波動構成の衝撃波(推進波)を見極めるポイントがいくつかあります。  

まず、0-2チャネルを超えてこれるかがひとつ目のポイントになります。 なぜ0-2チャネルを超えてくれば衝撃波の可能性が高くなるのか。 答えはジグザグ修正を否定した可能性が高くなるからです。

ジグザグ修正は、推進波(5)-修正波(3)-推進波(5)の波動を展開して、衝撃波の途中までと同じ構成になります。 

ジグザグ修正の特徴は、C波はA波の1.00倍になることが多く、0-2チャネルにタッチした付近で終点を迎えます。 逆に言えば、この0-2チャネルを大きく超えてくれば、ジグザグ修正を否定することが出来ることになります。

現在のドル円為替相場は、この0-2チャネルを大きく超えてきており、ジグザグ修正を完全に否定しています。 つまり、現在の上昇は衝撃波であると考えられるわけです。


次に、3波動目が1波動目の1.618倍を超えてこれるかがふたつ目のポイントになります。
なぜ1.618倍を超えると衝撃波の可能性が高くなるのか。 答えはabc修正を否定した可能性が高くなるからです。

基本的に、修正波のC波はA波の1.618倍を超えてくることはありません。 つまり、この1.618倍のラインを超えてくれば、衝撃波であると考えられることになります。

現在のドル円為替相場は、3波動目が1波動目の1.618倍を超え、2.00倍も超えてきています。 ということは、このふたつ目のポイントから考えても、現在の上昇は衝撃波である可能性が高いわけです。

たとえ、3波動目が終了したとしても、その後の展開として4波動目→5波動目と続き、最終的には3波動目の高値を超えてくることが予想されます。

修正局面は買場になるのではないでしょうか。




修正局面か、もう一段上を目指すのか

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上のチャートはドル円為替相場1時間足です。 当初の勢いが無くなり、直近の赤丸では、チャネルを割ってきているよう見えます。 もう少し時間軸を落としてみます。


ドル円直近の波形

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上のチャートはドル円為替相場15分足です。上のようなカウントを予想しています。

チャネルを割ってきているものの、現在の段階で下を目指す1波動目は無いのではないでしょうか。最後の緑丸の下降は推進波ではなく、ジグザグのように見えてしまいます。

小さな段階のカウントはあまりあてにはなりませんが、複合修正を展開しているように思われるのですが・・・(ひょっとするとZまで進むかもしれません)。

もしそうであるならば、もう一段上を目指すことになります。 欧州、ニューヨーク時間を注目してみたいと思います。