為替長期推移 ドル円はここでトレンド転換した



ドル円為替相場2015年6月から約1年続いた修正波動B波(又は2波)は、約25円の下降で終点を迎えC波へとトレンド転換しました。



本来の上昇トレンドに戻ったとはいえ、僅か13営業日で13円以上の上昇をこなし、すでにB波のFR50以上をリトレイスしてきました。 このような大きな変動率は、過去のドル円為替相場を見ても例がないのではないでしょうか。 

それにしてもエリオット波動のトレンドの転換点を捉える性能の高さには驚かされます。

2011年10月から2015年6月の5波動目延長型衝撃波(約50円の上昇)の時も、始点と終点をピンポイントで捉えましたが、今回のトレンド転換、またその後の3-3の大きな上昇もピタリと捉えています。

今回の週間予想は、エリオット波動のトレンドを捉える性能の高さを知っていただきたく、この半年の為替予想を簡単に振り返り、また今後の展開を予想してみたいと思います。

エリオット波動については「これからエリオット波動始める方へ」をご覧ください。









5-2の安値からのトレンド転換


エリオット波動にはいくつかのセオリーがあります。

そのひとつに、「5波動目延長型衝撃波に対する修正波動は、5-2の安値で終了、又はA波が終了する」というものです。


5波動目延長型に続く展開


5波に続く展開のイメージ
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上の図は、5波動目延長型に続く展開のセオリーをイメージしたものです。左側はC波のジグザグを展開した場合。 右側は推進波を展開した場合です。

どちらの展開になるにしても、5波動目延長型衝撃波に続く動きとして、エクステンション(延長)した5波動目の内部波動の2波動目の安値で反転してくるというのがエリオット波動の定石です。

現在のドル円は、このC波動のジグザグを展開していると考えていますが、右側の推進波の修正a波が終わった段階である可能性も残っています(この場合には最終的には200円を超えてくるものと思われます)。

詳しくは「ドル円長期予想」をご覧ください

この5-2の安値からのトレンド転換を記録しておきたいという思いが、このブログを立ち上げた理由のひとつです。



ドル円5波動目延長型衝撃波

上のチートは5/29週間為替予想にアップした、ドル円5波動目延長型推進波の週足です。2011年10月からの衝撃波は、きれいな5波動目延長型を展開しているのが確認できると思います。 

おそらく世界中の波動使いの多くの人は、この衝撃波が終点を迎えた時点で、次の修正波の終点がエリオット波動のセオリーである5-2の安値と予想していたと思います。

そして、この修正はあくまでも上昇トレンドの押し目であることも合わせて予想できていたと思います。

ここからは、どのような波形でこの5-2の安値値まで到達して、またトレンド転換ポイントはどこなのかを予想していきました。



5波動目延長型の修正C波と判断

ドル円日足チャート
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上のチャートは、7/10週間予想にアップした日足です。 単純なabc修正を展開し、最後のc波動の推進波の5波動目が延長しているのではと考えていました。

このことからトレンド転換ポイントは、最後のC-5-5の推進波が終点を迎えた地点の可能性が高いのではと予想していました。

※C-5-3付近でトレンド転換した可能性もあると考えていましたが、それはカウント間違いでした。




ここでトレンド転換したドル円為替相場

上のチャートは、8/18今日の為替予想にアップした4時間足です。

最後の推進波は、フィボナッチ黄金比率から紫丸のポイントでトランケーションにより終点を迎えたと予想。つまり、ここでトレンド転換して大きな段階のC波動が始まり、上昇トレンドに回帰したと判断しました。

現在のドル円の上昇波形から考えて、このポイントでのトレンド転換の予想は正解だったようです。 5-2の安値ピタリとはいきませんでしたが(大きなチャートでヒゲの部分行き過ぎ)、エリオット波動の定石通りの展開であったわけです。

こうしてみると、エリオット波動は分足などの小さな段階の予想より、週足や日足などの大きな段階の予想の方がより機能するではないでしょうか(小さな段階の修正波動の予想はよく外れます)。





エリオット波動で最も勢いのある3-3


トレンド転換が決定的となるためには、いくつかの条件があります。 その内のひとつに、大きな段階で衝撃波形成ができるかどうかというポイントがあります。

ここからは、トレンド転換後の衝撃波展開の中で、エリオット波動で最も勢いのある3-3までの予想を簡単に振り返ってみたいと思います。


理想的なエリオット波動の展開図

理想的なエリオット波動の展開図
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上の図は、10/16週間予想にアップした理想的なエリオット波動のイメージです。
※この時点では、まだ緑丸の地点に位置していました。

3-3とは、3波の副次波の波動目のことです。通常の3波動目延長型衝撃波であれば、この3-3がエリオット波動で最も勢いのある波動となります。

現在のドル円為替相場の歴史的な上昇は、この3-3を展開していることに起因しているものと思われます。




ドル円為替相場3-3までの展開

ドル円日足チャート
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上のチャートは、10/23週間予想にアップした黒丸のトレンド転換ポイントから3-3までをイメージした日足です。

エリオット波動において、推進波の修正2波動目の特徴は、リトレイスが大きくなることです。 今回の修正もフィボナッチ比率79.0以上のリトレイスでした。 

その後の展開として、0-2チャネル(緑色チャネル)を超えて、本格的な上昇(3-3)が始まると予想していたのですが、「本当にこの大きな上昇が展開していくのか」という気持ちも少しありました。 

しかし、エリオット波動が示唆する通りの結果となっています。 



ドル円為替相場現在進行中の展開

ドル円直近の波形
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直近のドル円為替相場はエリオット波動が示唆していた通り、エリオット波動で最も勢いのある3-3で、現在のところ約13円の上昇を見せています。

テレビやネット上では、専門家の様々な意見が飛び交っています。米国大統領、金利引き上げなどの理由が取り上げられています。 たしかにそういう一面もあるのかもしれませんが、答えはチャートの中にあるのではないでしょうか。



ドル円為替相場今後の展開

上のチャートは、9/4週間予想にアップした週足です。

現在のドル円為替相場は、ジグザグ(5-3-5)C波の衝撃波を展開している可能性が最も高いと予想しています。 ジグザグのC波はA波の1.00倍になることが多く、150円が理想的な終点だと考えられます(しかし、1.00倍に届かないこともよくあります)。

今後は、この0-2チャネルが意識されてくるのではないでしょうか。

ただ、現在のドル円為替相場は、C波ではなく推進波を展開している可能性もあります。もし推進波であるならば、この投稿の一番最初に載せている右側の展開のように(フラット系)、もう一度100円を下回ってくる可能性も低いながらあるかもしれません。

以上、簡単ではありますが、ドル円の為替予想の振り返りと今後の展望でした。




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このブログを立ち上げた理由のひとつには、日本ではマイナーであるエリオット波動を少しでも広めたいという思いもあります。エリオット波動は、自分でカウントして初めてその楽しさが味わえます。

このブログは、記録的意味合いもあり、一般的なフワッとした予想ではなく、できるだけ数値も入れるようにしています。 あくまでも参考に見て頂き、ぜひご自分でカウントしてもらいたいと思っています。

初めは少し手こずるかもしれませんが、あれやこれや考えながらカウントしているうちに、きっとエリオット波動の楽しさや凄さが分かってくると思いますよ。



ぜひ皆さんも、エリオット波動で楽しく為替予想してみてください。


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