ドル円は、もう1波残っているか!



ドル円は3-3波で118円を超え、ニュースでも円安が取り上げられるようになってきました。現在、最も盛り上がっている通貨はドル円かもしれません。


FOMC後は、1波の3.00倍で一度反転したものの、その後ウィークリーフィボナッチPivotのレジスタンス4まで到達してきています。この上昇はどこまで大きくなるのでしょうか。

本日は、ドル円とポンド円の今後の展開を予想してみます。

その前に、オルターネーションについてコメントを頂きましたので、簡単にお話しします。 

エリオット波動には、オルターネーションという法則があります。修正2波動目が急こう配の調整であれば、修正4波動目は横這いの調整となる。 また逆に、修正2波動目が横這いの調整であれば、修正4波動目は急こう配となるという法則です。

急こう配の調整波とは、ジグザグ(ダブル・トリプルジグザグ)で、横這いの調整波はフラット、トライアングル、ダブル・トリプルスリーなどです。

しかし、この法則は絶対的なものではありません。大きな段階(週足や日足)では、法則通りになることが多いのですが、小さな段階(時間足や分足)では、法則と異なる修正波を展開してくることもあります。 

絶対的なものとして考えるのではなく、「かもしれない」程度に止めておいた方がいいと思います。







最後もうひと伸びがあるかもしれない?

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上のチャートはドル円4時間足です。  

赤丸のポイントで3-3波が終了したかもしれないと考えていましたが、この上昇は、衝撃波の内部波動の1波動目であった可能性がありそうです。 FOMC後の上昇が3波動目で、2-4チャネルの3波ラインタッチで終了(3波の途中かもしれません)。 

現在は、調整波動の4波動目。 このあとに、1-3チャネル付近から最後の5波動目で、もうひとつ上を目指す展開になるのかもしれません。

昨日の上昇で1波の1.00倍に到達しており、もう1波残っているのであれば、1.618倍付近が終点の可能性もあります。

また、この3-3波動をフィボナッチ黄金比率で検討した場合、120.50付近が終点となります。 ここまで伸びてくる可能性もあるのでしょうか。

次にポンド円を予想してみます。






ここで衝撃波が終了か、それとも延長か?

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上のチャートはポンド円4時間足です。 

衝撃波の終点と予想していたポイントを上抜いてきました。 この上昇は、エクステンションの内部波動の1波動の可能性があります(緑点線を割るまでは)。 ここから修正5-2波→推進5-3波→修正5-4波→推進5-5波と続いていくことになります。

もうひとつの可能性としては、ここで衝撃波が終了した可能性もありそうです。 その場合には、赤色のカウントを予想しています。

どちらのケースであっても、ドル円と波動が合っていないことになります。もし、ポンド円の衝撃波がここで終了しているのであれば、ドル円とともに下降していく可能性もあるのでしょうか。 気になるところです。

以上、本日の為替予想でした。