ドル円は調整局面に近づいている?

歴史的な上昇をみせているドル円為替相場。 しかし、ほとんど押し目を作らない当初の勢いはなくなってきているようです。


為替相場を大きく動かしていく原動力は損切りです。 上昇トレンドに転換してることが認識されてきた現在では、さすがにショートで仕掛けてくる投資家は少ないと考えられます。また、流石にここまで急激に上昇してくると、飛び乗りのロングも少なくなっているようです。

あらたな上昇のために、そろそろ時間をかけた調整が必要になっているのかもしれません。






ドル円は3-4の調整波動が近づいている?


まずは、大きな段階の波動カウントから、ドル円為替相場の現在地を確認してみましょう。


ドル円為替相場の現在地

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上のチャートはドル円為替相場日足チャートです。※3波1の終点は2つのポイントの内のどちらか判断できていません。

上のカウントが、現在の大きな段階の予想波動カウントです。 現在のドル円為替相場は、3波動目の内部波動の3を展開していると予想しています(いわゆる3-3)。

内部波動の3は、1(赤丸のポイント)の3.00倍に到達してきました。 通常であれば、この付近で3が終点を迎える可能性が高いと思われます。 週末の下降は、投資家がこの3.00倍を意識したものであると思われます。

しかし、1の終点が青丸のポイントであるならば、もう一段上の2.618倍ライン、又は3.00倍まで上昇してくる可能性もあります。


次に、エリオット波動の衝撃波の展開イメージから、今後のドル円の展開を予想して見ます。




ドル円為替相場今後の展開予想

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上はエリオット波動衝撃波展開イメージです。エリオット波動において、現在のドル円為替相場は、緑丸の3の終点付近に位置しているのではないのかと予想しています。

この予想から考えると、この次の4(3-4)の調整は、ある程度時間を掛けた修正波になると思われます。


次に、直近の小さな段階の波動から、週明けの展開を予想してみます。




ひとつ下の段階の展開


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ひとつ下の段階の予想カウントです。 ここからは小さな段階のカウントになるので参考程度にご覧いただければと思います。

直近の黒点線丸の波形を確認するととても微妙な波形をしています。 5(3-3の内部波動の5波動目)が終了、又はダブルフラットの複合修正波を展開している可能性があります。

時間軸を落として5分足で黒点線丸を確認すると、複合修正波のダブルフラット【フラット(W)→ジグザグ(X)→フラット(Y)】を展開している可能性の方か高いのではと考えています。

もし、複合修正波のダブルフラットであるならば、週明けは最後の5でもう一段上を目指す展開が予想されます。 その場合は、2-4チャネル(緑チャネル)の1波ライン(1から平行に引いたライン)、又は3波ライン(3から平行に引いたライン)タッチで終点を迎えるかもしれません。

しかし、逆に2-4チャネルを割り込み、赤点線ラインを下回ってきた場合には、5が終了している可能性があるので注意した方がよさそうです


以上、週間為替予想でした。