為替チャート予想 ドル円の今年前半の展開



明けましておめでとうございます。 

年末年始、多くの方からメッセージ、またランキングサイトやツイッターなどで「いいね」をたくさんの方から頂いたきました。この場を借りてお礼申し上げます。


今年は、エリオット波動を始める方に、使い方を出来るだけ分かり易いくお伝え出来ればと考えています。また、楽しくカウントしていただける方が少しでも増えるよう、サイトの内容も充実させる予定です。 昨年同様、「エリオット波動 売買戦略」をよろしくお願い申し上げます。

年末にお伝えしていた通り、年末年始の数日でサイトを2カラムから3カラムに変更してリニューアルしてみました。短い期間で一気に変更したため、不都合な部分があるかもしれません。 エラーなどあれば、ご一報いただけると大変助かります。

また、文字や画像の大きさが小さくなり、PCでは少し読み難くなっています。画像はクリックして、大きくしてから見て頂くと分かり易いと思います。

さて、今年最初の為替予想に移りたいと思います。







ドル円3-3波動終了後の展開を予想



現在のドル円為替相場は、エリオット波動で最も勢いのある3-3波動を展開中です。しかし、この3-3波動は、遅かれ早かれ終了して、3-4波動目の調整波動に移行していきます。

今回の週間為替予想は、この3-4波動目の調整局面の展開を予想してみたいと思います。




あまりにも早く遠くへ行き過ぎた?


ドル円チャート
ドル円週足チャート クリックすると大きくなります

ドル円為替相場の大きな段階は、ジグザグを展開しているのではと考えられます。

ジグザグの波動構成は、5波動衝撃波(A波)→3波動修正波(B波)→5波動衝撃波(C波)となります。 現在のドル円は、このC波動の衝撃波を展開中であると予想しています。

ジグザグのC波は、A波のフィボナッチ61.8倍、1.00倍、1.618倍などになることが多く、ドル円為替相場で考えた場合には、61.8倍なら約130円、1.00倍なら約150円となります(1.618倍はないのでは?)。

ここまでの話をまとめると、ドル円は、現在進行中の5波動構成の衝撃波で、130円、又は150円を目指しているということです。

問題は、いつその目標に到達してくるかです。

2011年からのA波は、約3年半掛かっています。するとC波は、少なくとも2021までは続くと考えられます。 予想としては、2021年から2023年に、130円、又は150円付近に到達してくるのではないでしょうか。

しかし、現在のドル円為替相場は、わずか約5ヶ月で約19円の上昇を見せており、あまりにも早く遠くへ進んでしまっています。 先程の予想から考えて、このペースのまま目標に到達してくるとは到底思えません。

おそらく、次の波動の3-4波動目、又はその次の調整4波動目は、トライアングルなどの長期期間の調整局面なにるのではないでしょうか。

次に、ひとつ下の段階のC波衝撃波の現在地を確認してみます。




3-4波動目の注目される2つのポイント

ドル円チャート
ドル円日足チャート クリックすると大きくなります

少し複雑になりますが、ドル円のC波動衝撃波は、3波動目の内部波動の3-3波動目を展開しています。

現在は、その3-3波動衝撃波の最後の5波動目の最後の1波が残っているかどうかといった位置にいます(年末の最終日に小さな段階の衝撃波を展開しているので、もう1波残っている可能性が高いのではと予想しています)。 

この3-3波動が終点を迎えれば、3-4波動目の調整局面に入っていきます。

この3-4波動目の調整波で、どこまでリトレイスしてくるのか検討してみると、注目される大きなポイントが2つあります。

1つ目は、3-3波動全体のフィボナッチ比率38.2のリトレイスポイント。

2つ目は、前の衝撃波の4波動目安値のポイント。

1つ目のポイントについては、まだ3-3波動が終点を迎えていない可能性があるため、はっきりとしたことはいえませんが、112円~114円付近になると思われます。

2つ目のポイントは、エリオット波動の定石です。 修正4波動目は、前の衝撃波(ひとつ下の段階)の4波動目の安値でサポートされるというものです。 113円付近が、そのポイントになります。

以上の2つの注目されるポイントから考えて、エリオット波動的には113円前後までリトレイスしてきても不思議ではないと思われます。その場合、かなり長い時間を掛けた調整になるのでないのかと予想しています。


次に、ユーロ円を予想してみます。




ユーロ円はランニングトライアングル?


ユーロ円チャート
ユーロ円4時間足チャート クリックすると大きくなります

ユーロ円は、ランニングトライアングルの調整波から、さらに上を目指していく可能性があります。年末に予想していたトライアングルチャネルは修正が必要となりました。 D波の終点は、C波の0.618のポイントとなっています。

E波は、トライアングルの展開で最も多いチャネル越えと思われます。直近の上昇は、新たな上昇の1波動目だと予想しています。  E波の始点を下回らない限り、今後もう一段上を目指す展開になるのではないでしょうか。


最後にポンド円を予想してみます。




ポンド円は5波動目がスタートか!?


ポンド円チャート
ポンド円4時間足チャート クリックすると大きくなります

ポンド円は、ドル円などとは少し展開が異なり、すでに衝撃波の5波動目が始まっている可能性があります。

修正4波動目の複合調整波が、1-3チャネルを越えて終了したのではないでしょうか。少しリトレイスが小さい気はしますが、前の衝撃波(ひとつ下の段階)の4波動目の安値付近でサポートされており、ここから5波動目がスタートしてもおかしくはありません。

今週は、現在進行中の上昇で、5-1波動目きれいな衝撃波展開できるかか焦点となりそうです。

※エリオット波動の概要は「エリオット波動理論を使いこなす為の基礎知識」をご覧ください

以上、今年最初の週間為替予想でした。