ドル為替予想 今週の序盤の動きが焦点となる!

今年のカープは男気黒田がいません。先発投手陣が不安材料ですが、九里がローテーションに入るようです。九里が2ケタ近く勝ってくれたら優勝も見えてくると思います。がんばれ九里。それにしても、黒田さんは野球解説も一流ですよね。


さて、為替相場。年明けから予想していたドル円衝撃波4波動目のカウントを修正しなければいけなくなりました。ドル円の見込み波と予想していたしていた展開は、可能性が低いと考えていたabc修正のb波ジグザグとなりました。 修正波動は本当に難しいです。

今回の週間予想は、このドル円の修正波動の振り返りと、その終点を予想してみたいと思います。 また、チャートの重要なポイントにいるユーロドルの状況も合わせて確認してみます。







ドル円3-4修正波動終点

ジグザグのb波

ドル円日足チャート
上のチャートは前回の週間予想に掲載した日足チャートです。

当初、緑点線枠を5-1→5-2→5-3-1→5-3-2と予想していました。その大きな理由としては2つありました。

ひとつ目は、3-3波動終点からの最初の下降を3波動構成と判断したからです。 たしかに複合修正波のWXYと衝撃波のどちにもとれる波動で迷ったのですが、1と4が重複していることから複合修正波の3波動構成と予想していました。もし、この最初の波動が明らかな衝撃波であったならば、5-3-5のジグザグであると判断できたのですが・・。

ふたつ目は、1~3波0.382のリトレイスポイントからの反転であることです。 修正4波動目の反転ポイントとしては理想的で、あわせて1-3チャネルを越えてきていることから、ここで終点を迎えたのではと判断しました。

このふたつの理由から、次の5-3-5を「見込み波」と予想していたのですが、結果は可能性が低いのではと考えていた「ジグザグ」の5-3-5となっています。



修正波動の振り返り

ドル円4時間足チャート
次に、3-4波動の調整局面を振り返ってみたいと思います。上はドル円4時間足チャートにマルチタイムの週足一目均衡表を表示したものです。

3-3波動の終点は、トランケーション(フェイラー)で、青丸のポイントで終点を迎え、3-4修正波に移行しました。この調整局面は、3-3-5と5-3-5の両方の可能性がありますが、ジグザグの5-3-5と考えた場合でカウントを入れてあります。

問題の最初の下降(a)ですが、1と4波が重複していることから、複合修正の3波構成と最終的に判断したのですが、一時的破れであったのかもしれません。2-4チャネルの1波ラインで終点を迎えた衝撃波かもしれません(複合修正波の可能性もあります)。

次の波動(b)は、5-3-5の「見込み波」ではなく、5-3-5のジグザグのb波。そうなると、赤丸のポイントも一時的破れであったことが分かります。

エリオット波動の2-4チャネル(ジグザグチャネル)は、行き過ぎがある場合、その部分を除くポイントからラインを引きます。結局、ジグザグチャネルにタッチしてb波が終了していたわけです。1波延長型衝撃波→拡大フラットではありませんでした。この一時的破れはとても厄介です。

全体の修正波形に話を戻すと、この修正4波動目は現在(c)を展開していることなります。ジグザグであるならば、5-3-5の最後の衝撃波です。

ジグザグのc波は、a波1.00倍でジグザグチャネルにタッチで終点迎えることが多いのですが、1.382倍や1.618倍に大きくなることもあります(ごく稀に2.618倍になることもあります)。しかし、逆に0.618倍の大きさで終了することもあります。

現在の(c)は、(a)のちょうど0.618倍のポイントで反転してきています。また、このポイントは、ウィークリーフィボナッチPivotのサポート3と週足一目均衡表の雲上限でもあります。今週の終値もちょうど雲上限で終わっています。さらにいえば、4時間足RSIでは、かなりのダイバージェンスが現れています。

この0.618倍とウィークリーフィボナッチPivotのサポート3、そして週足一目均衡表の雲の上限、この3つが重なる現在のポイントが(c)の終点であるのかが注目されるところです。

この(c)終点は、その衝撃波の内部波動を確認すると判断ができる場合がよくあります。



ドル円C波衝撃波内部波動

ドル円1時間足チャート
上は1時間足チャートにウィークリーフィボナッチPivotを表示しています(最後のC波衝撃波内部波動です)。 

結論としては、すでに修正4波動目が終わっていると予想しています。ただ、判断が難しいポイントがいくつかあり、現在は衝撃波4波動目の可能性もあります。

3波延長型衝撃波で、3波動目は、1波の3.00倍で終了。次の修正4波動目は1-3チャネルに届いていません。

下降衝撃波には、上昇衝撃波ではあまり見られない幾つかの特徴があります。そのひとつに、衝撃波の4波動目のリトレイスが小さく、1-3チャネルに届かないことがあるというものがあります。この衝撃波は、その特徴が現れたものではないでしょうか。

最後の5波動目は、典型的な2-4チャネルの1波ラインタッチで終了。つまり、ここで3-4修正波は終点を迎えたと考えています。 ※黄色丸のポイントは、内部波動の3波終点でした。

ただ、一見すると現在4波動目で、1-3チャネルにタッチして、この後に5波動目が進行中のようにも見えます。 青点線枠の波形が衝撃波であるならば、その可能性が高くなります。



ドル円直近5分足

ドル円5分足チャート
上はドル円5分足チャートです。

青点線枠の波形を5分足で確認してみると、おそらく複合修正波のダブルジグザグだと思いますが、3波動構成のようです。

次の波動は、やはり衝撃波で、1波延長型だと思われます。予想カウントが合っているならば、この衝撃波は5波内部波動1波動目の3-3-1ということになります。

もし、週明けに横這いの複合修正波などから上に跳ねていくことができれば、1波動目3-3-3の可能性がでてきます。 その場合には、3波動目3-3-3ではないにしろ、ある程度勢いがあり、すぐにそれと分かるような波動になるのではないでしょうか。

ただ、0-2チャネルを越えて衝撃波を展開できず、ジグザグの5-3-5で終わってしまうようなことになれば、修正4波動目継続の可能性が高まってくることは付け加えておきます。




この青枠点線の波形が3波動構成であるならば、ロングでエントリーしようと考えていたので、明け方までチャートを確認していましたが、やはりドル円の反転はユーロドルの反転と同時のタイミングでした。






ユーロドルは週明けの動きに注目

ユーロドル日足チャート
上のチャートはユーロドル日足チャートです。 ユーロドルの上昇が思いのほか強いので不思議だったのですが、ユーロドルの1波動目の下降衝撃波が1波延長型でabc修正3-3-5を展開しているためだったようです。

当初も、1波動目が1波延長型の可能性を探ってはいたのですが、4波動目がヒゲの部分大きく行き過ぎている点から、違うのではと予想していました。ただ、フィボナッチ黄金比率的には、ピッタリと0.618で区分されているのは気にかかっていました(1~2波:3~5波)。

2の高値を上回らない限り、3波動目を展開している可能性もあるのですが、修正2波動目を展開中と考えた方がいいのかもしれません。

今週末は、3-3-5の最後の衝撃波を展開中で、ドル円と同じくc波がa波の0.618倍の大きさのポイントに差し掛かっていました(緑丸)。また、このラインは、1延長型衝撃波と考えた場合の0.50リトレイスと重なるポイントでもあります。

明け方の反転の動きを振り返えると、ドル円の反転の方が約1秒遅かったように感じましたが、ほぼ同時の反転となっています(ユーロドルは、ドル円と同じく、5分足で衝撃波が完成)。

ユーロドルは、ここからa波の1.00倍を目指す可能性もありますが、直近の衝撃波の波形を見ると、この週末で終点を迎えたと考える方が無理がないように思われますが・・。

ユーロドルは週明けの27日月曜日(特に欧州時間に注目)の動きで勢いよく大きく下降してくるようであれば、3波が動き出したと考えることができそうです。

以上、週間為替予想でした。