これまでこのサイトではポンドドルの為替予想はしていませんでした。 理由としてはいろいろあるのですが、どこかで線を引かないとキリがないというのが正直なところです。
しかし、ポンド円をカウントしていく上で、ポンドドルの今後の展開をいイメージしておくことは必要だと思われます。また、ユーロドルやドル円も少なからず影響を受けるはずです。これからは少しずつポンドドルのカウントもアップしていきたいと考えています。
そこで今回は、長期的な視点からポンドドル為替相場の現在地を確認し、合わせて今後の展開を展望してみます。
ポンドドル為替相場の現在地
為替の現在地を確認する時は、できるだけ大きな段階のチャートを確認します。そこで衝撃波と修正波の現れているポイントを確認し、その流れから展開している波形パターンを推定し、現在地を把握するという手順を踏んでいきます。
※詳しくは「エリオット波動の見つけ方 横と縦で次の展開を見極める」をご覧ください。
※詳しくは「エリオット波動の見つけ方 横と縦で次の展開を見極める」をご覧ください。
それでは、大きな段階の月足チャートを見てみましょう。
ジグザグ、衝撃波?まだ終点は先にある?
こうなると、2007年からの下降は衝撃波とABC展開ジグザグの両方の可能性がありそうです。
2007年から1発目の下降は衝撃波。しかし、終点が黒丸のポイントか赤丸のポイントかの判断がつきませんでした。赤丸であるならば最後の5波動目がフェイラー(トランケーション)で3波動目の安値を下回れなかったことになります。どちらにしても下降1発目は衝撃波の5波動構成です。
1発目の衝撃波終点の違いによって、修正2波動目の展開波形は違ってきます。しかし、どちらにしても終点(C)の位置は変わらず、また3波動構成です。
ここまでの展開は、5波動→3波動ときていますので、次に続いて行くのは衝撃波です。 直近の下降(C終点以降)はその衝撃波で、現在はその3波動目を展開中であると思われます。
ここから5-3-5のジグザグで終わるのか、又は5-3-5-3-5の衝撃波になるのか判断がつきませんが、ジグザグであった場合の終点を予想してみます。
2007年から1発目の下降は衝撃波。しかし、終点が黒丸のポイントか赤丸のポイントかの判断がつきませんでした。赤丸であるならば最後の5波動目がフェイラー(トランケーション)で3波動目の安値を下回れなかったことになります。どちらにしても下降1発目は衝撃波の5波動構成です。
1発目の衝撃波終点の違いによって、修正2波動目の展開波形は違ってきます。しかし、どちらにしても終点(C)の位置は変わらず、また3波動構成です。
ここまでの展開は、5波動→3波動ときていますので、次に続いて行くのは衝撃波です。 直近の下降(C終点以降)はその衝撃波で、現在はその3波動目を展開中であると思われます。
ここから5-3-5のジグザグで終わるのか、又は5-3-5-3-5の衝撃波になるのか判断がつきませんが、ジグザグであった場合の終点を予想してみます。
ジグザグのC波動はA波動の1.00倍が理想的な終点で、時に1.382倍や1.618倍などにもなります。次の下降ⅴの後には調整局面(4)を迎えそうですが、最後の5の衝撃波でA波動の1.00倍の目標に向けて大きく下降していくものと推定できます。
しかし、もし衝撃波を展開しているのであれば、1.618倍まで大きく下降しても不思議ではないと思います。
衝撃波3波動目は1.618倍止まり
次に、ひとつ下の週足チャートを確認してみます。 現在は、衝撃波の3波動目を展開中であるようです。
3波動目の内部波動3波動目は1波動目のフィボナッチ1.618倍でピッタリと押さえ込まれています。その後年明けから調整局面が続いていましたが、1-3チャネルライン(赤色チャネル)にタッチして再下降をスタートしています。
まず注目ポイントは、0-2チャネルラインを明確に割り込んでくるかというところではないでしょうか。 ただ、ここまでの展開から考えると遅かれ早かれ割り込んでくると予想しています。
もうひとつ注目ポイントがあります。1-3チャネルにタッチして5波動目がすでにスタートしているのか、またはトライアングルなどの修正局面が続いているのかというところです。