【長期ポンド円】不透明な部分はあるが中期的には上か

修正波は、なかなか思うようには進んでくれません。調整局面途中でのエントリーは勝率は極端に下がります。 調整局面はエントリーは控え、詰め将棋のように、楽しみながら修正波終点を予想するようにしていますよ。






現在の為替相場は、各通貨ペアの波動がバラけているため、昨年末のようにドル円、クロス円が「よーいドン」で一斉に上昇していくというような分かり易い相場ではないようです。

FXでエリオット波動を使用する場合は、関連通貨ペアの波動を加味しないといけないため、株式相場で使用するよりは難しいように思われます。

できるだけ関連通貨の波動が合っているタイミングでのエントリーが理想的(たとえは、ドル円をロングでエントリーする場合、ユーロ円やポンド円が上昇波動、またユーロドルやポンドドルが下降波動など)。

少し手間なのですが、関連通貨ペアの中長期トレンドやチャート上のポインは押さえるようにしています。投資仲間でも、この作業に時間を掛けている人ほど勝利が高いようです。

ドル円でしかトレードしないという方も、ユーロ円やユーロドルなどのチャートも意識してみるようにしてみはいかがでしょうか。

さて、今週の週間為替予想は、「ポンド円の予想カウントを見てみたい」というメッセージを頂きましたので、久しぶりにポンド円を取り上げてみたいと思います。





ポンド円、中期的には上?

ポンド円週足チャート
ポンド円週足チャートです。 

以前のカウントから上昇衝撃波の終点の位置を変更しています。以前は、ひとつ前の高値を終点として、そこから拡大フラットのabc修正を展開していると予想していました。しかし、その後の下降波形とその大きさを考えて、上のカウントに修正しています。

ポンド円は、ユーロ円と同じく、ドル円と上方向に進んでいくと予想しています。つまり、2012/1からの上昇衝撃波に対する調整局面が2016/10に終わり、再び上昇トレンドに回帰しているという展開です。

しかし、ポンド円には気になることが2つあります。 ひとつ目は、関連通貨ペアポンドドルが、まだ下降トレンド途中である可能性があることです。 

ふたつ目は、ドル円やユーロ円とは違い、調整局面の波動(黒点線枠)が衝撃波の可能性もあるというという点です。

黒点線枠の波動は、基本的には急こう配の複合修正波(ダブルジグザグ)であると考えているのですが、5波目が延長した下降衝撃波にもカウントできてしまう微妙な波動になっています(急こう配の複合修正波は、この判断がいつも難しい)。

ただ、下降波動は既に終点を迎えており、どらにしても中期的には上を目指しているのではないでしょうか。



ジグザグと衝撃波2つの可能性

ポンド円日足チャート
調整局面が終点を迎えた後のポンド円日足チャートです。ドル円やユーロ円と同じく衝撃波を展開していくことを前提にしたカウントになっています。 ひとつ上の段階のジグザグの上昇である可能性もあります。

反転後の波動は、1波延長型(又は3波延長型)衝撃波の1波動目→複合修正波の2波動目、そして、黒点線丸の波動が5-3-5と続いているようです。

この5-3-5は、衝撃波(3-1波→3-2波→3-3-1波)とジグザグ(5-3-5のb波)共通の波動展開であるため、現段階ではどちらの可能性もあります。

赤点線を下回ることなく、青点線を越えれば衝撃波(その場合は0-2チャネルでサポートされる?)。 このまま赤点線を下回れば、ジグザグのb波→c波の展開から上を目指す。

今後の展開はこのように判断していきたいと考えています。






ポンドドル、再び0-2チャネル内に

ポンドドル週足チャート
ポンドドル週足チャートです。 各通貨ペアの中で、現在長期的な分岐点に位置しているのは、このポンドドルではないでしょうか。

ユーロドルが上昇しているためなかなか落ちてきませんが、ポンドドルはまだ下降トレンドの途中で、その調整局面の最終盤に位置しているのではないのかと考えています。

今週は、再び0-2チャネル内に戻ってきています。 次は1-3チャネルに内に戻ってくるかがポイントになりそうです。


c波衝撃波完成?

ポンドドル1時間足チャート
ポンドドル1時間足チャートです。 あくまでも予想ですが、c波衝撃波5波動目の副次波5波目(5-5)は終わったのではないかと考えています。

最後の5-5波は3波延長型衝撃波で、2-4チャネル1波ラインタッチで終了したと予想しています。

この付近ではポジション(長期)を建てたいと考えていたので、反転の衝撃波を確認した後の最初の押し目(c波がa波の1.618倍のポイント)でエントリーしています(チャネルラインやフィボナッチを使ったエントリーの他に、このエントリー手法もよく使います)。

反転後の波動は5-3-5です。 ジグザグと衝撃波のどちらの可能性もある段階です。もし、赤点線を上抜けてくるようであれば、ジグザグの可能性が高くなりそうなので、このポイントを上抜けた段階で早めに利確したいと考えています。

逆に、黒点線を下抜けてくるようであれば、追加のショートを入れる予定です。




ユーロドル、2-4チャネル3波ラインタッチ



ユーロドル日足チャート
ユーロドル日足チャートです。

この週末、残った仕事をこなしながらチャートを見ていたのですが、ユーロドルは2-4チャネルの3波ラインにタッチしてきました。

取り敢えず、この2-4チャネル3波ラインをバックにしてショートポジション(短期)を建てています。 

今回は、珍しく2-4チャネルの1波ラインの方が上にあります。このまま3波ラインで反転するか(3波終点)、又は1波ラインまで延びるか、週明けはこのポイントに注目しておきたいと思います。







ドル円、1.618倍ラインで週末を終える

ドル円4時間足チャート
ドル円4時間足チャートに日足一目を表示させたものです。 このドル円の段階で急に予定が入ったため簡単なチャートになりました。

ドル円の点線枠の波動がよくつかめていないため、今後の展開は判断ができていません。ただ、押し目では拾っていきたいところです。

関連通貨の状況は、ユーロ円は衝撃波が一旦完成して現在は修正波を展開(c波?)、またユーロドルは修正4波動目に入るかもしれないといった状況です。

反転の可能性があるポイントは、■チャネルラインタッチ(2つ)■日足一目均衡表雲■1.618倍ラインでしょうか。

この週末は、その1.618倍ライン(拡大フラットの3つのポイントで算出)で終わっています。週明けは、このラインを下回ってくるかに注目しておきたいと思います。

最後はバタバタしましたが、以上週間為替予想でした(誤字脱字は後で修正しますね)。