また、今週はドル円の上昇ターンの始まりに合わせて(トライアングルE-bと予想)、クロス円も勢いよく上昇してきています。 ポンド円は衝撃波の5波動目でしょうか。 ポンドドルと相関で凄まじい勢いで反転してきています。
長期的にみても、ポンド円とユーロ円はドル円と同じくジグザグのC波で来年以降大きく上昇してきそうです。ただ、ドル円がトライアングルの展開であるならば、そのE波下降の影響でもう一度下を試してくる展開になるのてはと予想していますが・・・。
来週は米国雇用統計も控えています。また大きく動いてくるのでしょうか?
為替予想に入る前にひとつ。「MT4にどんなインジを入れている?」というご質問をいただきましたので簡単にお答えします。
エリオット波動でカウントするので、チャネルとフィボナッチエキスパンションがをメインで使います。
その他は
- 一目均衡表(各段階の雲のみ表示)
- ボリンジャーバンド(21を使用。移動平均線の上か?下か?傾きは?等も確認)
- RSI(ダイバージェンスの確認)
- フィボナッチPivot
- TDシーケンシャル(サイクルの参考に大きな段階のみ表示)
以上の5つだけ入れてあります。
これらだけだとチャート画面がそこまでごちゃごちゃすることがないので、エリオット波動のカウントの邪魔にはなりません。今のところこのような組み合わせとなっています。
エリオット波動はどんなテクニカル指標とも組み合わせることが出来るので、皆さんがメインに使っているテクニカル指標に加えてみてはいかがでしょうか?
衝撃波終点までの道のりは?
ユーロドル為替相場からになりますが、まずは予想現在地をサイクルイメージで確認してみます。
ユーロドル衝撃波予想現在地
上は3波延長型衝撃波のサイクルイメージです。
ユーロドルはこの3波延長型衝撃波を展開していると予想していますが、現在はその5波動目副次波の修正2波動目に位置しているとイメージしています。
エリオット波動は5+3の合計8波がひとつのサイクルで、衝撃波(5)のサイクルは5-3-5-3-5です。 つまり、延長が無ければ5波動目副次波に後2回衝撃波が現れてくるのではないでしょうか。
0.382区分が一番可能性が高い?
カウントが分かりづらくなるかと思い今まで掲載チャートにはボリンジャーバンドは表示させていませんでしたが、今回は表示させてみました。
ボリンジャーバンドを見ると、21移動平均線の上に位置して既に+2σラインにタッチしています。また、移動平均線の傾きは上昇に転じている最中のようです。また、一目均衡表雲の上にも位置しており、一般的に言えばショートでエントリーするのはリスクがある現在地です。
今後は、21移動平均線、一目均衡表雲、そして2-4チャネルがサポートとして機能してきそうです。
衝撃波終点は、フィボナッチ黄金比率である0.382区分辺り(オレンジ枠)が一番可能性が高いのかもしれません。
この辺りには他にも
- 2-4チャネル1波ライン
- 1波動目値幅の1.618倍
- マンスリーフィボナッチPivotレジスタンス
などのポイントが重なっています。ここを越えて2-4チャネル3波ラインタッチは難しいのではないでしょうか。
問題はそこまでの道のりです。
当初のイメージと比べてこの1波動目が予想以上に大きな波動展開となっています。こうなると、ほんの少しフェイラーの可能性も頭に入れておく必要があるかもしれません。
また、0.382区分が目標であるとすれば、5波延長型衝撃波の可能性はなく、1波か3波延長型衝撃波のどちらかだと思われます。
もうひとつのカウント
Facebookに掲載したように、週明けの反転ポイントを確認すると上のカウントが正解なのかもしれません。
2-4チャネル3波ラインタッチで1波動目の衝撃波が完成。また、5波延長型衝撃波の0.618区分とも一致します。
その後の反転は、5-3-5→5-3-5の複合修正波ダブルジグザグではと予想していますが、これはあてにはなりません。
これが修正波の1発目で、週明けもう一度下を目指すのか、それとも既に修正2波終了したのか(こちらであれば1波延長型衝撃波?)、この辺りが来週の焦点となりそうです。
長期カウント一部修正
ポンドドル長期予想カウント
ポンドドルFX月足チャートです。
ポンドドルは今週ポンド円と相関で上に抜けていきました。何かまだ上に目標があるのかと長期カウントを再考してみました。
上がその修正カウントですが、ジグザグのC波を展開していて下降トレンドであることは変わっていません。
3波動目副次波のカウントを見直しています。 このカウントでは3波動目は1波動目1.618倍で既に終点を迎えており、現在は修正4波動目展開中となります(以前のカウントは3-4展開中と予想)。
こうして月足チャートを見ても、直近の上昇はその勢いから衝撃波というより修正波を展開中であるように思えます。
目標は3波0.382(既に到達)、又はひとつ上に位置している1~3波0.382なのかもしれません。
また、3波動目の大きさから考えると、3波延長型衝撃波ではなく、5波動目がエクステンションする5波延長型衝撃波になるのではとイメージしています。
0-2チャネルの下抜けがサイン?
ポンドドルFX日足チャートです。ひとつ下の段階での予想カウントを入れてあります。
やはり、ユーロドルの衝撃波が完成しないと、ポンドドルの5波動目は始まらないのかもしれません。
この0-2チャネルの下抜けが5波動目スタートのサインになるのではないでしょうか。
上抜けるにしても調整期間が短すぎる?
1波延長型衝撃波? それとも3波動目の延長?
3波動目の内部波動を確認すると、3波動目が1波動目より値幅が小さくなっています。そうすると、1>3>5の1波延長型衝撃波で3波動目が既に終わったか(こちらなら5波動目がエクステンションしてきそうです)、それとも3波動目の3波目がエクステンションしてきているかのどちらかではないでょうか。
いずれにしてもユーロ円はC波が既にスタートしている可能性が高いと予想しています。
もう一度下を試す展開になる?
先週からの上昇が5-3-5のジグザグでくるのではとイメージしていましたが、結局1発目のa波が3波止まりとなり3-3-5で上昇してきています。
つまり、上抜けの足掛かりとなる1波動目がないことから(また修正期間も短すぎる)、もう一度下を目指す展開になるのではないでしょうか(5-3-5であれば上への可能性もあったが)。
ドル円、トライアングルE波は3波構成
最後はドル円為替相場ですが、まずは予想現在地をサイクルイメージで確認して見ます。
ドル円、ジグザグのb波がトライアングル?
上はジグザグのb波がトライアングルになっているサイクルイメージです。
ドル円はこの展開ではないかと予想していますが、トライアングル最後のE波が現在地ではないでしょうか。トライアングルの内部波動は3-3-3-3-3です。 つまり、最後のE波も3波構成の下降となることが予想されます。
また、E波はトライアングルチャネルを大きく行き過ぎることもあれば、届かないこともあるので注意が必要です。
トライアングル最終盤? E終点は?
この週足チャートでまずトライアングルの特徴をおさらいしてみます。
- 内部波動は3-3-3-3-3の5波動構成
- そのうち1つの3は複雑な展開をみせる(その多くはC波の3)
- トライアングルチャネルは交互の少なくとも2つの波が0.618の関係になる
- また、隣同士の波が0.618の関係になることもある
これらを踏まえるとトライアングルの可能性が高くなってきているようです。
現段階で終点を予想すると
- E波=C波×0.618のポイント
- E波-a=E波-cのポイント
- トライアングルチャネルタッチのポイント
- 週足一目均衡表の雲下限
- 暫定0-2チャネル(緑色チャネル)
この辺りではないかと予想しています。最後にもうひとつ下の段階を確認してみます。
来週はE-cの下降が始まってもおかしくない
ドル円FX日足チャートです。
トライアングルのE波は3波構成であることは既に触れましたが、この日足チャートを見るとE-cがいつ始まってもおかしくない波形のようです。
今週のE-b上昇はトライアングルを挟んで上昇してきました(トライアングル後、ユーロドルの急上昇により一時的なルール破れが現れています)。
この波動が衝撃波→トライアングル-衝撃波(ジグザグ)であるならばE-cが来週始まる(オレンジ点線)、それとも今週の上昇が1つの衝撃波(その場合4波目がトライアングル)であるならば、ジグザグの5-3-5でもう一度上を試した後にE-cが始まる(青点線。この場合には0-2チャネルを引き直すことになります)のではとイメージしています。
D波がジグザグの3波で終わったことから、そのまま上抜けていく展開はまずないと予想しています(この波動が衝撃波に発展していれば大きな段階のC波が既に始まっている可能性もありまたが)。
終点は、E-aの1.00倍、E波=C波×0.618等で紫丸の辺りとなるのかもしれません。また、RSIトレンドラインのサポートもあわせて注意しておきたいと思います。
こんな感じで各通貨ペアの波動展開をイメージしています。以上、週間為替予想でした。