ドル円為替相場チャート分析 今週の推移と来週の見通し
ドル円 昨日の値動き
昨日のドル円為替相場は午前中から大きな動きはなく、どちらかといえば神経質な値動きとなりました。
横這いの修正の動きです。
ニューヨーク時間で、米小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数の経済指標が強い結果となり、一時109.539まで跳ね上がりましたが、結局買いの動きは限定的でした。
また、安部総理が消費税延を延期する方針を固めたとの報道を受けて強含む場面もありましたが、消費税の延期はもうすでに織り込み済みという感じで、こちらも限定な動きでした。
下値では買いが入り、上値では売りが入る修正の動きですが、来週のドル円為替相場は大きな動きになると予想しています。
今週のドル円の分析
クリックすると大きくなります |
上のチャートはドル円為替相場4時間足です。
現在は1波動、ジグザグの2波が終わり、3波動の副次波の2波の修正波とイメージしています。
現在は1波動のFE61.8で跳ね返して横這いの展開となっています。
3波動の副次波の1波は時間足を落としてみて確認すると、きれいではないですが5波動を形成しているように見えます。
この副次波の1波動の安値(108.22)を下回って3波動を形成してくると予想しています。
しかし、3波動の副次波の1波は2波の副次波4波の安値付近でサポートされて、現在は上昇推進波の4波中にも見えます。
クリックすると大きくなります |
上の図は上昇推進波と想定したカウントです。
この1波~4波までのチャートを見たら、「上昇推進波です」と答えていると思います。
3波動はチャネルを越えてFE161.8付近まで上昇しています。 1波動と3波動のチャネルを割り込んで、まさに来週から5波動が始まると思えるチャートです。
悩ましいです。
ただ、上昇推進波であると想定した場合、111.88から105.53へ大きく下落している前の波動をどのように解釈するか問題です。
111.88から105.53への大きな下落は、下降推進5波です。
もし、現在の上昇が推進波になるとすると、111.88から105.53への大きな下落は、2015年12月から始まった下降トレンドの最後の5波動で、現在はトレンド転換後の1波目を形成しているということになります。
また、現在の上昇5波動は、ジグザグ修正の最初のa波動ということも考えられます。
5/9のブログにも書きましたが、下降トレンドが終わったと考えるには少し無理があるんですよね。
もし、4月29日に107.62を下回らず、またその前の波動(4/11~)が5波動を形成していれば、間違いなくトレンド転換したといえるのですが・・・。
来週早々には、現在の波動が推進5波になるのか、また105.50を下回ってくることになるかはっきりしてくるのではないでしょうか。