エリオット波動で知っておくべき4つの調整パターン

エリオット波動において、トレンド方向に大きく進む推進波の動きを調整する修正波は、海外ではCorrective Wavesと呼ばれ、日本では調整波と呼ばれることもあります。




推進波とこの修正波をマスターすれば、エリオット波動の多くの部分をマスターしたといっても過言ではありません。  今回はこの修正波を掘り下げてみたいと思います。


こちらをご覧になる前に「エリオット波動を学ぶための完全マップ/基礎から応用までのまとめ」を読んでいただけると分かり易いと思います。


エリオット波動修正波のイメージ画像



修正波(調整波)をマスターするメリット


トレンド方向に進む推進波のひとつ衝撃波は、簡単な3つのルールがカウントの大きなポイントです。

それに比べると修正波は、ルールではなく、そのパターンや特徴を覚えなければならないため、マスターするには多少時間が掛かります。

しかし、この修正波をマスターすれば、トレーダーに様々な恩恵をもたらしてくれます。その内の次に挙げる2つは大きなメリットではないでしょうか。


タイミングよくエントリーできる


どちらに抜けていくか分からない横這いの展開で「保ち合い」という為替用語がよく使われます。しかし、正確にいうと為替相場に「保ち合い」はありません。

横這いの展開に入った段階で、すでに抜けていく方向は決まっているからです。エリオット波動では「上昇(下降)トレンドの調整局面」という言い方がしっくりくるようです。

カウントが合っていることが前提条件とはなりますが、エリオット波動の修正波をマスターすれば、修正波終点付近の「ここぞというタイミング」で抜け出していく方向にエントリーすることができるようになってきます。


相場の現在地が推定できカウント精度が上がる


エリオット波動のカウントは、衝撃波(推進波)の3つのルールと、修正波は3つの波(又はその変形)で展開していくということを理解するだけでもできますが、精度は落ちます。

修正波のパターンや特徴を理解すると、「トライアングルだから修正4波動目の可能性が高いようだ!」、「大きく戻したけどジグザグ止まりだから修正2波動目だな!」などと相場(エリオット波動サイクル)の現在地が推定できるようになり、カウントの精度はより一層上がっていきます。

特に、トレンドの波が同じような値幅やテンポで進んでいくような場合では、修正波のパターンや特徴が、正しくカウントするためのヒントとなることがよくあります。


以上、修正波をマスターするメリットでした。

次に、修正波はどのような形で、またエリオット波動サイクル(相場)のどのような場所に現れてくるのかを紐解いてみます。



修正波の波形と現れる場所



エリオット波動の1サイクルイメージ

※上の図は、エリオット波動サイクルイメージ(上昇トレンド)

3つの波(又はその変形)で構成される修正波 


エリオット波動は、トレンド方向に大きく進んでいく5つの波(推進波)と、その動きを調整する3つの波で1つのサイクルを構成します。

そのうちの3つ波で構成される部分を修正波といいます。

※修正波は推進波と区別するため、数字ではなくabcなどのアルファベットで表記されます
※エリオット波動の8波1サイクルについては「エリオット波動サイクルで読み解く相場の現在地とトレンド」をご覧ください

ただし、3つの波ではない修正波もあります。推進波トレンドの勢いが強い場合など、ときに修正波の形は複雑になり、3つの波ではない特殊な修正波も現れてきます(複合型修正)。

つまり、修正波のフォーメーションには、『単純な3つの波(abc修正)』からなるものと、『その変形』からなるものがあるというわけです。

修正波のカウントが推進波のそれと比べ難しいくなるのはこのためで、なかなか自分が思うようには動いてくれません。


2波動目と4波動目に現れる修正波


相場では一直線で進んでいくトレンドはありません。寄せては返しながら波のようにトレンドは進んでいきます。

エリオット波動サイクルで考えると、5つの波の推進波で大きく進み、その動きを調整するのが3つの波の修正波。この8波1サイクルが繰り返されることにより、ひと回り上の段階のサイクルが作り出されます(フラクタル構造)。

これを5つの波の推進波で考えてみます。

推進波の内部波動は5-3-5-3-5です。※1波動目(5)→2波動目(3)→3波動目(5)→4波動目(3)→5波動目(5)

ひと回り上の段階のトレンド方向に進む1波動目、3波動目、5波動目はそれ自体5つの波の推進波で構成され、その動きを調整するのが修正波です。

つまり、修正波は2波動目と4波動目に現れるというわけです。


以上、修正波の波形と現れる場所についてでした。





エリオット波動の調整パターン


次は、エリオット波動の調整パターンの種類と特徴についてです。

エリオット波動の調整パターンは大きく4つに分けられます。


1. ジグザグ修正(単純なa-b-c 内部波動5-3-5)

2. フラット系修正(単純なa-b-c 内部波動3-3-5)

3. トライアングル系修正(A-B-C-D-E 内部波動3-3-3-3-3)

4. 複合型修正(W-X-Y、又はW-X-Y-X-Z)


冒頭にも触れましたが、修正波には『単純な3つの波(abc修正)』からなるものと、『その変形』からなるものがあります。

『単純な3つの波(abc修正)』からなる調整パターンのツートップがジグザグ修正とフラット系修正で、『その変形』からなるものは複合型修正です。

ここからそれぞれの調整パターンやその特徴を説明していきますが、気を付けておいてほしいことがあります。

掲載している図は、あくまでも理想的な形の修正波イメージ図です。修正波は、メジャートレンドとは逆方向の動きとなるため、そのトレンドの勢いが強ければ強いほど調整波形は複雑になり、判断が難しくなる場合がよくあります。

また、為替相場では、市場をリードしている通貨の影響を大きく受けるため、綺麗で理想的な形の修正波ばかり現れてくるわけではありません。



大きくリトレイスするジグザグ修正

ジグザグ修正イメージ

上の図は、ジグザグ修正の展開イメージです。特徴として以下のポイントがあります。


〇 内部波動が他の修正波と異なり、5-3-5で構成される

〇 前の波動(推進波)を大きく修正してくることが多い

〇 修正2波動目によく現れ、4波動目にはあまり現れない

〇 c波はa波の1.00倍の大きさになることが多く、0.618倍や1.618倍になることもある
  ※稀に2.618倍などと大きくなることもある

〇 c波の終点は0-2チャネルが意識されることがよくある

〇 b波はa波のFR61.8(FR79.0まで)で反転してくることが多い
  ※FR38.2等と浅くなることもある

〇 1回では目標に到達しない場合、2回、又は3回と続けて現れることがある
  ※複合型修正として、ダブル、トリプルジグザグと呼ばれる
 

ジグザグ修正の内部波動は5-3-5の波動構成で、前の波動(推進波)を大きくリトレイスしてくることが最大の特徴となります。

他の修正波と波動構成が異なるため、最初のa波が5波動構成であれば「ジグザグ修正を展開しているぞ!」と修正パターンを早期に絞り込むことができます(その段階や、ダブルジグザグなどの見極めは必要)。 

個人的には、修正波の途中ではその展開が読み難いことからトレードをお休みするようにしていますが、このジグザグ修正だけは例外でトレードしています。

ジグザグ修正のトレードはc波を狙ってエントリーします。 c波のスタート地点は、a波のFR61.8(FR79.0まで よくヒゲの部分だけ行き過ぎる)からが多く、とてもエントリーし易いといえます。FR38.2等と浅くなることもありますが、そのような場合は見送るようにしています。

※ジグザグについては「修正波はジグザグからマスターすべし!」をご覧ください


基本横這いのフラット系修正

フラット修正イメージ


上の図は、フラット系修正の展開イメージです。 フラット系修正には、フラット修正の他に、拡大フラット修正とランニングフラット修正があります。

特徴として以下のポイントがあります。

〇 内部波動構成はジグザグ修正と異なり、3-3-5で構成されている

〇 フラット修正は4波に現れることが多く、拡大フラット修正は2.4波ともに現れる

〇 フラット修正のc波終点はa波終点を越えた付近でよく終点を迎える
 ※ランニングフラット修正のc波はa波終点に届かない

〇 上位の段階の目標にアプローチするため、そのc波は大きくなる場合がある
 ※c波がa波の1.618倍や稀に2.618倍になることがある

〇 フラットは2回続けて現れることがある
 ※複合型修正として、ダブルフラットと呼ばれる



フラット修正は、ジグザグ修正ほど大きく修正してくることはなく、名前の通り、基本横這いの展開になる修正波です。

しかし、通常の展開では上位の段階の目標に届かないときなどは、最後のc波が大きくなることがあります。

※フィボナッチによる目標ポイントは「エリオット波動の計算/フィボナッチで比率分析する方法を徹底解説」をご覧ください

特に、2波動目が拡大フラット修正となる場合にはその傾向が強く、そのc波はa波の1.618倍や、稀に2.618倍などと1波動目(推進波)の値幅のほとんどをリトレイスしてくることもあります。

また、直近高値ブレイクでエントリーする場合には、拡大フラット修正とランニングフラット修正のダマシにあわないようにしなければいけません。

短い3波動構成の修正後、1-3チャネルラインに届くことなく直近高値を越えてきた場合には特に注意する必要があります。

※フラット系修正波については「エリオット波動 3つのフラット修正波」をご覧ください



E波がよく行き過ぎるトライアングル系修正

トライアングルイメージ
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上の図は、トライアングル系修正の展開イメージです。

トライアングルは収束型と拡大型の2つのタイプがあります(拡大型はあまり現れない)。
さらに、収束型には対称型、下降型、上昇型があります。

また、トライアングル系修正パターンとして、通常のトライアングル修正と、B波がA波の始点を越えてくるランニングトライアングル修正の2つがあります。

少し複雑になってきましたが、基本的には通常のトライアングルとランニングトライアングルの2つを覚えておけば対応できます。

特徴としては以下のポイントがあります。

〇 トライアングル系修正は基本5波動構成で展開され、通常ABCDEで表記される

〇 その多くは推進波内部波動の4波動目に現れる
  ※ジグザグ修正のb波、複合型修正の最後もトライアングルになることがある

〇 A~Eの内部波動は3波動構成となる(3-3-3-3-3)

〇 B波がA波の始点を越えてくるランニングトライアングル修正の出現率も高い

〇 A~Eの内、1つの波はより複雑な波形となる(一般的にはc波) 
  ※E波はそれ自体でトライアングルになることもある

〇 トライアングルの内部波動は少なくとも2つが0.618の比率となる
  ※C波はA波の0.618倍、E波はC波の0.618倍など



トライアングルで気を付けておきたいのは、最後のE波が行き過ぎて、よくチャネルラインを越えてくるということです(逆にチャネルラインに届かないこともある)。

エントリータイミングが難しくなりますが、ひとつ下の段階で反転の推進波を確認したあとの押し目でエントリーするのが良い方法です。

また、トレンド転換ポイント付近では、トライアングルの形はしているものの、実際はトライアングルではないということもよくあります。

この場合の見分け方は、内部波動が3-3-3-3-3となっているかを確認してみることです。チャネルを縦断するような推進波が含まれていれば、トライアングルではない可能性が高いといえます。

※トライアングルについては「トライアングルはE波終点を狙え!」をご覧ください


複合型修正(ダブルスリーとトリプルスリー)


複合修正波イメージ


上の図は、複合型修正の展開イメージです。 複合型修正は少し難しいので、カウントに慣れてからの方がいいかもしれません。

複合型修正は、単純なジグザグ修正、フラット修正、トライアングル修正の組み合わせで構成され、2つの修正パターンが組み合わされたものをダブルスリー、また3つの修正パターンが組み合わされたものをトリプルスリーといいます(ジグザグ修正やフラット修正はシングルスリー)。

WXY(ダブルスリー)、又はWXYXZ(トリプルスリー)と表記される修正波です。それぞれの修正パターンは、X波(その多くはジグザグ)を挟んで組み合わされます。

典型的な複合型修正は、フラット(W)→ジグザグ(X)→トライアングル(Y)や、フラット(W)→ジグザグ(X)→ジグザグ(Y)の組み合わせで、横這いの修正局面として現れてきます。

横這いに展開する複合型修正は、主に時間的な調整が必要な局面に現れます。例えば修正4波動目の最初のフラット修正で1-3チャネルを越えることができない場合、その目的を達成するために複合型になるということがよくあります。

また、横這いではなく、斜めの複合型修正を展開するものに、ダブルジグザグやトリプルジグザグがあります。

斜めに展開する複合型修正は、主にリトレイスの調整が必要な局面に現れます。最初のジグザグで理想的なリトレイスのポイントに届かない場合、その目標に到達するためにジグザグが2回、3回と続けて現れてくることがあります。

WXYの複合型修正波とabcの単純な修正波は、正確に見分けることがてきない場合がよくあります。しかし、相対的に考えてWXYとabcにはそれほど大きな違いはなく、見分けがつかない時にはabcにしておいてもよいと思います(こなんこと書いたら怒られるかもしれませんが・・・)。

※複合型修正波については「複合型修正波のダブルスリーとトリプルスリー」をご覧ください



修正波で押さえておきたいその他のポイント


ここまで修正波の4つの調整パターンを説明してきましたが、修正波をカウントする上で、他にも押さえておきたいポイントがあります。


2波動目と4波動目の「波の個性」


修正波が姿を現す修正2波動目と修正4波動目には、それぞれ異なる波の個性があります。

2波動目の修正局面は、前の1波動目(推進波)の値幅を急こう配に大きくリトレイスしてくるという傾向が強くあります。

投資家のマインドによるものと思われますが、トレンドが変わった最初の推進波は大きく押し戻されることが多く(FR50.0~FR61.8となることが多い)、また、ときに1波動目の値幅のほとんどをリトレイスしてくることもよくあります。

調整パターンとしてはジグザグ系がよく現れてきます。

4波動目の修正局面は、前の3波動目(推進波)の値幅を大きくリトレイスしてくることはあまりなく、浅いリトレイスで終わる傾向が強くなります(3波動目のFR38.2や0→3波動目のFR38.2になることが多い)。

調整パターンとしては、横這いで展開するフラット系、トライアングル系、そして複合型がよく現れてきます。

※修正波の波の個性については、優先的なカウントが見つかる! エリオット波動の「波の個性」をご覧ください

※修正4波については「エリオット波動 修正4波の特徴と攻略のハウツー」をご覧ください


修正波のオルターネーション

オルターネーションが現れているチャート

修正波は、2波動目がジグザグ修正波など急こう配、4波動目がフラット修正波やトライアングル修正波など横這いの調整局面になる傾向が強いのですが、2波動目がフラット修正波などの横這いの調整局面になることもあります。

そのような場合には、4波動目の調整は急こう配の展開によくなります。


このように、急こう配と横這いの修正波が、2波動目と4波動目に交互に現れてくる法則をオルターネーションといいます。

つまり、修正2波動目の調整パターンを確認することにより、4波動目の調整パターンを事前に推定できるというわけです。

また、このオルターネーションは、修正波の内部波動にも現れてくることがあります(※詳しくは「エリオット波動のガイドライン フェイラーとオルターネーション」をご覧ください)。


段階の見極め


修正波のカウントは段階(Degree)の見極めが必要となります。

エリオット波動はフラクタル構造になっていて段階が分かれていますが、下位の段階の展開が、その段階の展開のように見えてしまうことが往々にしてあります。

たとえば、単純なabc修正のフラットで調整が終わったように思える展開であっても、実はそのフラットは「複合型修正のW波だった!(ひとつ下の段階)」と後になってカウントの間違いに気づくのはその一例です。

とはいえ、修正波がどの段階の展開なのかを見極めるのはとても難しいものがあります。

なぜなら、修正波の調整期間は、上位の段階のどの部分を展開しているか、そしてその目標に到達しているか、また時間帯、関連通貨とのタイミング合わせ等々で微妙に変わってくるからです。

修正波は、可能性のある展開をできるだけ複数イメージしながら、フレキシブルにカウントしていくことが望ましいと言えます。

※修正波の段階の見極めについては「段階の見極めが必要! 道のりがひとつではない修正波」修正波をご覧ください


上位の段階の目標を達成する手段


修正波は上位の段階の目標を達成しようとする傾向が強くあることは既に触れました。

※上位の段階の目標とは、上位の段階のフォーメーションにおけるフィボナッチリトレイスやエリオット波動の定石のポイント、そしてチャネルラインなど。

相場をリードしている通貨の影響などから修正パターンの序盤がとても小さな波動となった場合、単純なabc修正波であれば最後のc波衝撃波で一気に目標を達成してくることがよくあります(たとえば、フラット修正波のc波衝撃波5波動目が延長波(エクステンション)となり、c波=a波×1.618などの大きさになることもある)。

また、ときにその手段は修正パターンの複合によることもあります。

たとえば、ひとつのジグザグ修正波で上位の段階の目標に届かない場合、再びジグザグ修正波が現れて目標を達成してくるといった展開などです(ダブルジグザグ)。

修正波のカウントは、上位の段階の目標を意識しておくことがとても大事であると言えます。



エリオット波動調整パターンまとめ


  • 調整パターンをマスターすれば、正しい方向に良いタイミングでエントリーでき、またカウントの精度も上がってくる
  • 修正波は単純な3つの波で展開されるものと、その変形で展開されるものがある
  • 修正波は推進波内部波動の2波動目と4波動目に現れる
  • 調整パターンは、ジグザグ修正、フラット系修正、トライアングル系修正、複合型修正の4つがある
  • ジグザグ修正は前の推進波の値幅を急こう配に大きくリトレイスしてくる
  • フラット修正は横這いの調整パターンだが、そのc波はときに大きくなることがある
  • 横這いのトライアングル系修正のE波は、よくチャネルを越えてくる
  • 複合型修正にはダブルスリーとトリプルスリーがあり、単純なジグザグ、フラット、トライアングルの組み合わせで展開される
  • 2波動目は急こう配、4波動目は横這いの修正パターンが現れ易い
  • 修正パターンは急こう配なものと横這いなものが交互に現れる傾向がある(オルターネーション)
  • 修正波のカウントには段階の見極めが必要である
  • 修正波は上位の段階の目標を達成しようとする傾向が強い

トレンド方向に大きく進む推進波の動きを調整する修正波は、トレンド方向の勢いが強いほど、その波形は複雑になっていきます。 

修正a波が5波動構成であれば、ジグザグ修正と予想できるのですが、3波動構成である場合には、様々な修正パターンに発展していく可能性があり、最後になって修正バターンが分かることもよくあります。

修正波の予想は、1波進むごとにカウントを修正しながら調整パターンを絞り込んでいく作業となります。

修正パターンを一発で当てようとするのではなく、推理ゲームをしているかのように楽しく修正パターンを予想してもらいたいと思います。

※推進波については「エリオット波動の推進波 その種類と特徴のまとめ」をご覧ください