驚くべき勢いで歴史的な上昇をみせているドル円為替相場。
100円を割り込んでくるだろうと考えていた投資家の利確や損切りの連鎖によるものと思われますが、大きな段階(週足レベル)でトレンドが発生すると、こんなにも動くということを再認識させられます。
ここまで大きな調整(押し目)もなく上昇しています。トレンド乗り遅れている人も多いのではないでしょうか。そう考えると、トレンドの途中からその波に乗るのは、簡単そうに見えて以外と難しいのかもしれません。
しかし、現在のドル円為替相場は、あまりにも早く遠くへ行き過ぎたために、買われすぎの状態になっているようです。 相場は波のように寄せては返すをくり返しながらトレンド方向に進んでいきます。いくらドル円が上昇トレンドに回帰したからといっても、どこかで必ず大きめの調整が入ってきます。この調整局面でタイミングよくロングポジションを建てたいものです。
今日の為替予想は、まず週足の状況から確認してみたいと思います。
ドル円為替相場は買われすぎ?
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上のチャートはドル円為替相場週足です。 2015年5月から約65週続いた修正波。そのフィボナッチ比率50.0のリトレイスを、わずか約14週で達成してきています(しかも実際は、11/9からの13営業日での上昇です)。すでに週足RSI(9)は、買われすぎラインの70を超えてきています。
私は長期保有のトレードスタイルなのですが、もしここから追加のロングポジションを建てれるかと聞かれれば、間違いなく怖くてできないと答えると思います。
しかし、一旦トレンドが始まると、とんでもなく大きな波動に繋がっていくことがあるのもまた事実です。
直近の波形から、その辺りを予想してみたいと思います。
ドル円為替相場直近の展開
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上のチャートはドル円為替相場1時間足です。 ここからは小さな段階のカウントになるので参考程度に見てください。
波形的には、3以降同じ大きさの推進波が続いており、なんともカウントし難い構成となっています。 青点線の横這いの複合調整波(WXY)が、修正4波動目だとは予想できます。
一見、上のチャートのカウントで3-3は終点を迎えたように思えるのですが、このカウントはエリオット波動のルールから外れています。
赤点線丸の3が緑点線丸の1より小さくなっており、1.3.5の中で一番小さな波動となってしまいます。 また、1波動目延長型衝撃波を否定しているのに、3の大きさが1の大きさの1.00倍を超えていません。
ということは、3-3はまだ終点を迎えていない可能性があります。
ドル円為替相場予想カウント
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現在の予想カウントは、上のように3-3の内部波動の4波動目が終了した段階ではないかというものです。
このカウントで考えると、3-3内部波動の最後の5波動目で、2-4チャネル(緑ライン)の1波ライン、又は3波ラインタッチ(1、又は3から平行に引いたライン)で終点を迎える可能性があります。
※エリオット波動の概要は「エリオット波動理論を使いこなす為の基礎知識」をご覧ください
あまりあてにはなりませんが、このような展開をイメージしています。以上、本日の為替予想でした。