下値目途はどの辺りになるのでしょうか?
米ドルが5波動目の終点を明確に越えてきています。5波動目が延長波であることが濃厚となってきたようです。
しかし、ドル円はこのドル高の流れに全く乗れておらず、まだまだ下降していきそうな雰囲気もあります。
とはいえ、米ドルとドル円は基本的には相関の関係にあり、米ドルの5波動目が延長してくるのであれば、ドル円もいずれどこかで反転してくるはずです。
そのカギはクロス円が握っているのではないでしょうか。「ユーロ円やポンド円が下降衝撃波の2-4チャネルを越えてくるタイミング=ドル円3波動目が本格的に動き出すタイミング」となるのではとイメージしています。
このイメージでいくと、次のターンはドル買い円売りの流れです。もしそうであるならば、次のターンで熱い通貨ペアはドル円では・・・。
ユーロドル、5波動目終点越え
ユーロドルの目標はこの辺り?
ユーロドルは、2-4チャネルにタッチして終点を迎えたと思われる5波動目の終点を明確に下抜けてきました。
これで、5波動目が延長波である可能性が高くなってきました(b波が浅いリトレイスのジグザグの展開である可能性もある)。
そこで、ユーロドルのここまでの展開を少し振り返ってみたいと思います。
ユーロドルは、2017年1月から推進波トレンドで3波延長型衝撃波で大きく上昇してきましたが、ユーロドルの上位の段階の波動展開のイメージが絞り込めていないため、この衝撃波の判断ができていません。
エリオット波動では、推進波は、推進波トレンドの1波動目、3波動目、5波動目の他に、修正波トレンドのA波やC波にも現れてきます。
ユーロドルのこの3波延長型衝撃波は、新たな上昇の1波動目、又は修正波トレンドのC波の可能性があります。
両目線ではあるものの、優先順位が高いのは米ドルと同じ展開の後者です。
もしイメージがあっているのであれば、2018年2月からの下降は5波延長型衝撃波で、その最終的な目標は、4波動目の最安値、又は最高値で0.618で区分されるポイント付近となるのではと予想しています。
次の目標は0-2チャネル越え
ユーロドル日足チャートエリオット波動予想カウントです。
ユーロドルは、5波+3波のエリオット波動サイクルを繰り返しながら着実に下降しています。とはいえ、ポンドドルとは違い、ここまで延長波の勢いはあまり感じられません。
その展開は、1.リーディング・ダイアゴナルトライアングル→2.ジグザグ(FR61.8)→5波延長型下降衝撃波→おそらくジグザグ(5-2波高値までプルバック)→5波延長型下降衝撃波と続き、直近の反転がジグザグ(b波トライアングル)の3波止まりという流れだと予想しています。
上方向は全て3波動構成、下方向は全て5波動構成が現れているので、トレンド波は下方向で間違いないと思います。
ドル円の3波動目が動き出せば、ユーロドルの延長波にも勢いが出てくるのではないでしょうか(ただ、ランニングトライアングルなど、まだ2が継続している可能性もあり)。
ドル円の3波動目が動き出せば、ユーロドルの延長波にも勢いが出てくるのではないでしょうか(ただ、ランニングトライアングルなど、まだ2が継続している可能性もあり)。
来週は、直近安値(1.11103)を下抜けて、下の段階の0-2チャネル越えてこれるかが焦点となりそうです。
ドル円、節目を折り返した?
フラット修正波からの3波動目
ドル円日足チャートエリオット波動予想カウントです。
まずは、現在地の確認。
まずは、現在地の確認。
ドル円は、上位の段階で、A波(5)→B波(3)→C波(5)のジグザグを展開していることが濃厚。
2019年からの展開は「トライアングルのEがチャネルを越えてB波が終了→C波の推進波トレンドが進行中」という流れであると予想しています。
Eの次に3波延長型衝撃波が現れているのがその証で、ひと回り上の段階のトレンドが上方向であることを示唆しているようです。
この衝撃波は、推進波トレンド5-3-5-3-5の最初の5である可能性が高いのではないでしょうか。
この衝撃波は、推進波トレンド5-3-5-3-5の最初の5である可能性が高いのではないでしょうか。
次に、直近の波動展開。
ドル円は、1波動目のFR50.0でサポートされ反転していましたが、ここまでが修正波のA波であったようです(修正期間、段階の見極めは難しい)。
修正パターンは、フラット修正波(もしくは拡大フラット修正波 この辺りは微妙)で、直近の下降は3-3-5の最後の5であるC波下降衝撃波。
そのC波は、既にA波×1.382ラインに到達して、1波動目のFR61.8(実線ベース)をリトレイスしてきています(この辺りはM.F.Pivotのサポート4でもある)。
エリオット波動では、修正2波動目は深いリトレイスで、1波動目のFR50.0、FR61.8付近までプルバックしてくることが多いというガイドラインがあります(波の個性)。
この週末その理想的なポイントのひとつから反転してきていますが、節目を折り返して既に3波動目がスタートしている可能性もありそうです(「最後の小さな1波が残ってた!」ということはよくあるのですが・・・)。
時間軸を落としてC波を確認してみます。
時間軸を落としてC波を確認してみます。
もう1波残っているようにも見えますが・・・
ドル円4時間足チャートエリオット波動予想カウントです。
フラット修正波3-3-5の最後のC波下降衝撃波です。
一見すると、3波動目が終わったところで、まだ最後の5波動目が残っているように見えます。
しかし、ガイドラインを使いながら波を数えていくと、優先順位が高いカウントは上のようになります。
- 1波動目 リーディング・ダイアゴナルトライアングル
- 2波動目 ジグザグ修正波
- 3波動目(延長波) 5波延長型衝撃波
- 4波動目 フラット修正波
- 5波動目 3波延長型衝撃波
全体は3波延長型衝撃波。足掛かりの1波動目はリーディング(又は1波延長型衝撃波)で、3波動目が1波動目×1.618(5波延長型衝撃波)。そして、4波動目の1-3チャネル越えでスタートした最後の5波動目が2-4チャネルの1波ラインタッチで終点(Twitterで呟いたポイント 5-5はフェイラー)。
ただ、このカウントでは、5波動目が小さな波動となることがひっかかります(フィボナッチ黄金区分も理想的ではない)。
また、反転後の展開も、4波動目の理想的終点のひとつである3波動目(上とは違うカウント)のFR38.2で抑え込まれています。
もう1波残っているのでしょうか?
しかし、反転後の0-2チャネル内の波動を確認すると、1波延長型衝撃波→3波延長型衝撃波波延長型衝撃波→3波延長型衝撃波の展開で、推進波が高値を更新しながら上方向に3つ並んでいるように見えます。
もしそうであるならば、見込み波からの抜け出し、又はリーディング・ダイアゴナルトライアングルの展開である可能性もありそうです。
ちなみにクロス円を見ると、ユーロ円は5/15に2-4チャネル1波ラインタッチから反転してきており、またポンド円も前の5波延長型衝撃波のFR61.8をリトレイスしていつ反転してきてもおかしくないという状況です(4波動目安値で0.382で区分されるポイントに位置している)。
クロス円が反転してチャネルを越えるような動きになれば、ドル円は節目を折り返していると考えていいのではないでしょうか。
クロス円が反転してチャネルを越えるような動きになれば、ドル円は節目を折り返していると考えていいのではないでしょうか。
来週は、チャートを見れる時間があれば、クロス円の動きもチェックしたいと考えています。
5波動目のエクステンションが濃厚
米ドル(ドルインデックス)Dailyラインチャートエリオット波動予想カウントです。
最後に米ドルの状況を簡単に。
米ドルも、5波動目終点ラインを明確に上抜け、5波動目がエクステンションしてきていることが濃厚となっています。
直近の下降も、ユーロドルと同じくジグザグの3波止まり(b波トライアングル)。
直近の下降も、ユーロドルと同じくジグザグの3波止まり(b波トライアングル)。
このまますんなりと上抜けていくかは分かりませんが、遅かれ早かれ上位の段階の目標に向けてトレンドを進めてきそうです。
まずは、下位の段階の0-2チャネル越え、そして次に1×1.618ライン越えてくるかどうかがポイントになりそうです。
こうしてみると、クロス円が反転してくれば、次のターンはドル買い円売り。ドル円はトレンドを進め易い環境になるのではとイメージしていますが・・・。
こうしてみると、クロス円が反転してくれば、次のターンはドル買い円売り。ドル円はトレンドを進め易い環境になるのではとイメージしていますが・・・。
※エリオット波動については「エリオット波動理論を使いこなす為の基礎知識」をご覧ください