ひょっとすると2020年は、他の通貨・通貨ペアが市場を主導していくという可能性もあるのでしょうか。
病み上がりですが、久しぶりにユーロドルの為替予想をしてみたいと思います。
とはいえ、ユーロドルの直近の波動展開は難解で「優先順位が高いのはこれ!」と言えるようなカウントも見つからない状態です。
ただ、ユーロドルの目標はまだかなり下にあるとのイメージはもっています。
市場をリードできなくなっているため少し遠回りするかもしれませんが、最終的には何かしらの根拠のあるポイント目指してトレンドを進めていくことになると予想しています。
ユーロドルの下降トレンドが続くと考える理由
上はユーロドル週足チャートです。
2017年からの上昇3波延長型衝撃波(2-4チャネル1波ラインと5波=3波×0.618の重なるポイントでトレンド転換)→下降衝撃波2-4チャネル1波ラインタッチ(5波動目がエクステンションしてきている可能性あり)まではユーロドル並びに米ドル主導で市場が進んでいたといえます。
しかし、そこからは下降しているとはいえ、ジリ安。また2-4チャネルラインも越えてきています(ただ、5波延長型衝撃波は衝撃波全体の2-4チャネルが機能しなくなることがよくある)。
「いつ反転してきてもおかしくない! 」、また「すでにトレンドが変わったのでは?」と思えるような展開です。実際、ネット上では「ユーロドルはこれから上だ!」とする予想が圧倒的に多いようです。
ユーロドルが市場を引っ張れなくなった要因は、
- 米国の金融政策、株式市場の一時的な調整、そしてトランプ大統領の政策(口先介入も・・・)で少し遠回りした
- ユーロ円のトレンドが変わり、引っ張られて下げ難くい環境になった
この辺りにあると考えています。
ですが、個人的にはユーロドルの目標はまだかなり下にあるにあると考えています。
なぜなら、
米ドル(ドルインデックス)の目標ポイントはまだかなり上にある
からです。
ユーロドルのさらに上の段階の波動展開を絞り切れていないので(ダブルジグザグ?)、2017年からの上昇衝撃波が(C波)、(1波)、(A波)なのか決め打ちできていませんが、米ドルの展開は衝撃波の5波動目であると予想しています。
そして、その5波動目終点はまだ上。
ドルインデックスは算出されている機関によって通貨毎の加重平均ウエイトが異なりますが、最もよく目にするニューヨーク商品取引所が算出するものはユーロが半分以上のウエイトで算出されています。
なので、通常で考えれば、ドルインデックスが上であるならばユーロドルは下であるはずです。
実際、直近の波動展開の中に上を目指すための足掛かり衝撃波はまだありません。
2020年は米ドルと共にトレンドを進めていくことになるのではないでしょうか?
ただ、ユーロ円(クロス円総じて)がトレンドが上方へ変わったので(推進派トレンドの可能性が高い)下がり難い状況です。
今の相場はユーロドルに代わって他の通貨・通貨ペアが市場を引っ張らないと解決しないように思われます。
個人的には、2020年はドル円が市場をリードしていくのではと期待しています。
以上、ユーロドル見通しでした。
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