本日のドル円の予想と戦略





昨日の日銀金融政策決定会合





昨日、すごかったですね。

日銀が追加金融緩和を見送ったことで、111.850から一気に約4円の円高。
ここまでの下降は久しぶりですね。


それまでの為替相場が追加の緩和をかなり織り込んでいたんですよね。

黒田さんは、なぜ先週のプルンバーグ報道を否定しなかったのか?
事前にそれとなく否定しておけばここまで混乱することはなかったと思うんですが。
もう少し為替市場と対話してほしいものです。

怖いのはGPIFの運用で我々の年金がどれだけ溶けているか考えると恐ろしくなります。


本日のエリオット波動為替相場戦略


エリオット波動的には、4月11日の安値107.628から上昇し、昨日は3波動の内部波動の4波動とみていました。

昨日の高値111.882は4月22日の高値で、そこから急落となりました。

買い手側から見ると5波動目は完成しておらず3波動どまりで、逆に売り手から見ると111.882から110.700までが1波動、111.882までが2波動、107.918でフィボナッチ比率で1.618倍を超えてきています。

日銀の会合までは、3波動までの大きさからみて、5波動まで完成すれば、それが上昇1波動になり、その修正3波動が押し目のポイントとの想定でしたが、107.628を下回ったことにより上昇1波動は否定されました。
ここは大きい節目でした。

となると現在は大きい段階の5波動の3波動形成中ということになります。
問題はその3波動がどの段階に位置しているかです。

1、3波動の内部波動の1波動を形成中

2、3波動の内部波動の1波動は終了し、2波動から3波動を形成中

正直、1波動の下降があまりにも急激なため、波動が不明瞭でカウントができません。


どちらにしても、3波動ですので、ここからは大きな押し目を付けることはないものとみています。

おそらく修正3波動も横這いの形ではないかと想定しています。

本日は買いでのエントリーはせず、横這いの修正波の上値(108円後半)でエントリーしていこうと思います。

明日は、20011年からの波動を検証して、今後の波動の方向と来週の展望を綴ってみたいと思います。