来週のドル円為替チャート予想! エリオット波動分析
雇用統計後の反応
週末雇用統計は非農業部門雇用者の数字はかなり悪い結果になりました。
(結果 16万人 予想 20万人 失業率 5.0% 予想4.9%)
市場の反応は当然売りでしたが、106.40からは売りが続かず、結局ショートの投げが出て107.20まで戻してきました。
市場では、ダドリーの年2回利上げ発言に反応して買いが入ったという解釈をされていますが、リアルタイムで見ているとむしろ売りが思ったほど入らず、ショート勢が投げたという印象でした。
エリオット波動分析
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上のチャートは、5月6日にカウントしたものですが、雇用統計後の売りの入り方を見て、カウントを再検討してみました。
5波延長の3波の副次波の2波というところは変わっていないのですが、副次波の1波の終点(5)を見直してみました。
再カウントしたのが下の図です。
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1波動が延長したと想定したカウントになります。
リトレイス的には良くないんですが検討してみました。
5波動の終点が、106.14から105.53に変更しています。
このカウントでいけば、副次波2波(a~)はフラットではなく、ジグザグ(5-3-5)となり、ジグザグのb波が変形のトライアングルになっているようにもみえますし、ジグザグのb波がフラットにも見ることができます。
どちらにしてもジグザグであるならば、次の展開としては上昇推進5波ということになります。
このaの値幅から検討すると、下降5波のFR50%もしくは61.8%付近でジグザグのc波動が終わり、副次波の3波動が始まると予想できます。
雇用統計後の下降で、きれいな5波動を形成できていませんので、こちらのカウントの方が可能性が高いのかなと考えています。
「5波は既に終わったのではないか?」の検証
最後に、もうすでに5波動は終了して、上昇1波動(a波)が始まっているのではないのか? を検証してみたいと思います。
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上の図は、現在までの予想カウントを入れたドル円為替相場日足チャートです。
現在は5波動が進行していて、副次波の③波動の途中だと推測しています。
この後、100.80付近を目指して下降していくと推測しています。
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ここからは、5波動が終了してトレンド転換が始まったとの見解を検証したいと思います。
まず、4月11日の107.628で5波動が終了し、4月25日の111.86が1波動であると考えるケースですが、上の図を見ていただければわかりますが、これは1波動の安値の107.628を2波動が下回っているので、このカウントはありません。
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次にに4波動の終点を変更したカウントです。
4波動の終点を3月10日の114.444に変更して、そこから107.628で5波動が終わったと考えるケースです。
上の図を見ると、こちらも5波動の副次波の4波動(④)が副次波の1波動(➀)の安値を上回っているので、このカウントもありません。
ただ、行き過ぎて超えたとも考えられなくもないですが、日足レベルではっきりと超えてきているので、そう考えるのは無理があるように思います。
最終的に考えると、現在は5波動が延長している最中であると予想しています。
5波動の副次波の1波動の始点を超えるまではトレンド転換したと考えない方がよいと考えています。
※エリオット波動については「エリオット波動理論を使いこなす為の基礎知識」をご覧ください