日銀追加緩和の見方広がる 




来週末の日銀政策決定会合に注目





ドル円為替相場は7/15の高値106.316を超えて、また副次波の1波動目の高値とみられる106.536も超えてきました。


7/6からの推進5波の5波動目の延長がスタートした可能性があり、110.30付近まで大きく延びるかもしれません。


これは来週末の日銀の追加緩和の期待からの上昇と思われますが、エコノミストのアンケートの結果も8割が日銀の7月追加緩和の可能性が高いとの回答のようです。


もし来週、追加緩和があればドル円為替相場のトレンド転換は決定的になると思われますので注目していますが、追加緩和が見送りになったケースも想定しておきたいところです。



日銀の追加緩和を織り込んで上昇しているドル円為替相場の波形を確認してみます。






延長の可能性が高いドル円為替相場


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上のチャートはドル円為替相場4時間足です。


現在の状況は5波動推進波の終点と考えられる7/15の高値106.316を超えてきたことにより5波動目の延長に入った可能性があります。


拡大フラットの反転ポイントであるA波動のフィボナッチ比率1.236倍や1.382倍を超えてきたことから考えても延長の可能性が高いように思われます。


延長に入ったと推定した場合、現在は5-3波動中と思われ、5-1のフィボナッチ比率1.618倍(青丸)の108.506付近まで5-3が大きくなる可能性があります。


その後5-4の修正を挟み、5-5でフィボナッチ黄金比率の109.85~110.30付近(黄色枠)に最終的に到達してくるかもしれません。


その過程において、107.90(緑線)を超えた時点でトレンド転換した可能性がグッと高くなります。


緑の点線はあくまでイメージですが、5-5の終点までの波形を予想してみました。


本日の段階では、5-3波動中であると思われますが、ウィークリーフィボナッチPivotのレジスタンス2が107.469にあり、ここを抜けてこれるかが焦点となりそうです。

なお副次波の1波動目の高値とみられる106.536を割ってきた場合は延長が否定されることを付け加えておきます。




本日のテクニカルポイント




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ウィークリーフィボナッチPivot  
 ※デイリーフィボナッチPivotはサイドバーで確認してください

レジスタンス2ゾーン   111.907~109.688
レジスタンス1ゾーン   107.469~106.784
サポート1ゾーン     100.976~100.291
サポート2ゾーン     98.072~95.853


日足一目均衡の雲


ボリンジャーバンド2αライン