今夜の経済指標を前に、押さえておきたいポイント!



日足の一目均衡表の雲に跳ね返され、下降しているドル円為替相場。 売り手から見れば、急所のポイントであり、かなりの売りが浴びせられたようです。

その後も、3波と5波の分岐点で大きな売りがあり、なかなか上昇できない展開ですね。 現在は、ジグザグ修正が一度終了して、X波を挟んだ2回目のジグザグを展開していると予想しているのですが、その後の上昇も頭打ちとなっています。

売り方目線で検討すると、ふたつの可能性のあるカウントがあります。 現在の押しの深さや、勢いから考えると、もう一度下を試す展開もあるのかもしれません。

本日は、大きく動くかもしれない経済指標の前に、それぞれのチャートポイントを押さえてきたいと思います。

それでは、チャートで確認してみましょう。







ドル円はダブルジグザグ?

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上のチャートはドル円1時間足です。

個人的には、上のようなカウントを予想しています。

9/13からの上昇推進波は、フィボナッチ黄金比率から考えると、5波動目延長型の推進波ではないかと考えています。

その後の修正(現在の下降)は、X波を挟んでジグザグが2回現れるダブルジグザグ修正、又はシングルのジグザグ修正の可能性がありますが、おそらくダブルジグザグの方ではないかと思います。


本日の午前中の下降で、ダブルジグザグはチャネルタッチ(赤丸)で終了した可能性があると思います。

ここから、3-3-3に移行していくものと考えていますが、その後の反転の勢いがいまひとつ弱い印象を受けます(ひとつ下の段階で推進波が形成できない)。

本日の経済指標を前にポイントを確認しておくと、このカウントは3-2の安値(青点線)を実線で下回った時点で否定されますので、このポイントは確認しておいて下さい。

 

また、現在の波形は売り方見れば、ふたつカウントがあり、押しの深さや、勢いから考えて、その可能性も出てきました。










ドル円為替相場、売り方からの波動カウント



ABC修正

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上のチャートはドル円4時間足です。

売り方から見ると、上のようなカウントも検討できます。 2波動目の修正がABC修正で、現在はC波動目に入っているというものです。 この修正で考えれば、C波動がチャネルタッチ、又はC波がA波の1.00倍等で終了し、3波へ移行していきます。

このカウントでは、直近の下降はダブルジグザグではなく、1波~2波~3-1波という波形カウントになります。

ただ、こちらのカウントも最終的には1波の高値を超えて、大きく上昇する3波動目に移行していきます。



トライアングル

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修正2波動目は、一般的に単純なABC修正になることが多く、トライアングルになることは稀です。

しかし、現在の波形から考えるとトライアングルの可能性も出てきたかもしれません。

トライアングルであれば、最後のE波動がチャネルにタッチして(行き過ぎる場合や、チャネルにタッチする前に上昇する場合もある)、3波動目に移行していきます。


本日の経済指標は、大きく動く可能性もありますので、以上の波動カウントも参考にしてください。