エリオット波動の推進波3波動目で大きく上昇しているドル円為替相場。力強い動きを見せているものの、さすがに上昇の勢いは弱くなってきているようです。
本日は、米国の雇用統計が控えており、そこまでは大きな動きはないかもしれませんが、今後の展開はイメージしておきたいところです。
今日の為替予想は、雇用統計を前に、今後の波動展開を予想して、そのチャートポイントを確認してみたいと思います。
雇用統計事前対策まとめ
まずはドル円為替相場の大きな段階の波形を確認してみましょう。
ドル円為替相場大きな段階の波動展開
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上のチャートはドル円為替相場4時間足です。 日々小さな段階の波形ばかりでトレードしていると、トレンドの方向を見失いがちになってしまいます。
本日は、ひとつ上の大きな段階の波形から確認します。
2015年からの下降修正波は、8/18の99.64(緑丸)で底打ちしたと予想しています。その後の9/2に付けた104.31までが1波動目で、9/21の100.09までが修正2波動目と予想。
エリオット波動の修正2波動目は深くなるのが特徴ですが、今回のリトレイスも始点近くまで修正してきました。
現在は3波動目を展開してきていますが、ここからの展開は様々なパターンが想定てきるため、波動の予想は難しいのですが、とりあえず大きな段階のトレンドは上昇に転じている可能性がかなり高くなっています。
おそらく現在は、3波動目の内部波動の1波目だと思われ、現在の推進波完成後は、3波動目の内部波動修正2波の下降が続いてくると予想しています。
トレンド転換(推定)後には一気に上昇していくことは少なく、ほとんどの場合、時間をかけなから上昇していきます。
3波動目の内部波動の修正2波動目はどのような修正パターンになるか、現在の段階では分かりません。 しかし、その後の3波動目の内部波動の3波目は、大きな上昇となることが予想されます。
次の3波動目の内部波動の2波動目の押し目は、絶好の買場になる可能性があるのではないでしょうか。
次に時間軸を落として、ひとつ下の段階を見てみましょう。
ドル円為替相場ひとつ下の段階の波動展開
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上のチャートはドル円為替相場1時間足です。
ひとつ下の段階の現在の上昇は、3波動目の内部波動の5波目がエクステンションしてきていると予想しています。 そして、内部波動の5波目がフィボナッチ比率3.00倍(対1波)に達したところで一旦は終点を迎えましたが、その内部波動の5波動目がさらに延長に入ってきています。
通常は3波動目が延長して、その内部波動の3波動目がさらに延長することが多いのですが、今回は終盤にダブルのエクステンションが現れています。
追記 最後の推進波のカウントを間違えていたようです。
内部の3波動目があまりにも小さな上昇だったので、上昇目標を達成するためには5波動目のエクステンションが必要だったのではないでしょうか。
本日は、ポンド下落の影響から、5-4の修正が5-1の高値を下回ってきています。 しかし、これは小さな段階でよく起こる行き過ぎではないでしょうか。
このあと、5-5の上昇があり、3波動目が終点を迎えると予想しています。
雇用統計前に確認しておきたいチャートポイント
現在の上昇が3波動目の5-5と推定すれば、3波動目の終点は黄色の枠内の可能性が高いのではないでしょうか。
デイリーフィボナッチPivotレジ1~2から1波の4.00倍ライン(赤点線)まで(トランケーションの可能性もあり)。次の展開として予想される修正4波動目は、1-3チャネル(緑ライン)にタッチ(若しくは行き過ぎてからの反転)して終了。最後の5波動目で、3波動目の高値を超えて推進波全体が終了。
以上のような波動展開をイメージしています。
雇用統計が良い結果であれば、個人的には4.00倍付近からの売りで参入(短期枠)。 悪い結果であれば、1-3チャネル付近、又は3波動目全体の38.2のリトレイス(青丸)付近からの反転を狙ってロングで参入するかもしれません(デイリーフィボナッチPivotサポ3~4)。
ただ、サプライズ的な結果であれば、突発的な急上昇、急下降も考えられますので、雇用統計の内容をみながら臨機応変に対応したいと考えています。
以上、本日の為替予想でした。
追記
その後の波形を見るとこちらが正解のようです。
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どうも、最後の推進波のカウントを間違えていた可能性が高くなっています。
すでに修正4波動目を展開している模様です。