MT4に入れることが出来るインジケーター(テクニカル指標)は、世界のMT4有志によって数多く作られ、また無料でダウンロードすることが出来ます。 マルチタイムインジケーターなど、使い勝手がよいものが沢山あり、私も様々なインジケーターを試してみました。
さて本日は、そんな高性能取引ツールMT4に入れておいて損はないおすすめのインジケーター3本を紹介します。
FXで今流行りのインジケーター
かなり機能するとネット上で評判のTDシーケンシャル。 トム・デマークが開発したテクニカル指標には、全てにこの「TD」が付けられていてます。
このトム・デマークのテクニカル指標の公式版は、とても高価なため一般の投資家で使っている人はほとんどいないと思います。しかし、デマーク非公式ながら、有志の手によって作られたMT4インジケーターは無料で使うことができます。
その中で以外と使える2本をまず紹介します。
TDシーケンシャル
まずは、TDシーケンシャルを紹介します。 トム・デマークの指標で一番有名なのがこのTDシーケンシャルです。
まず最初にお伝えしたいのは、これから紹介するものはトム・デマークの公式版ではないため、若干の違いがあるものと思われます。 その点を考慮して使ってください。
TDシーケンシャルは、寄せては返す波のように変動する価格の転換点を捉えることが出来る指標で、チャートに表示される数字に注目します。
数字の表示は「プライスフリップ」から始まります。「ブライスフリップ」とは、当日の終値<当日から4日前の終値、かつ、前日の終値>前日から4日前のの終値になる状態のことで、ここで初めて数字の1がチャート上に表示されます。 その後は、当日の終値<当日から4日前の終値という条件が満たされると数字が進んでいきます。
ここまでの話は少し難しいのですが、実は数字の見方はとても簡単です。
数字の「9」と「13」を意識しておけばいいだけです。 連続してカウント「9」までカウントされると反転、又は小反発のサインとなり、「13」までカウントされると反転のサインとなります。
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上のチャートはユーロドル日足に、TDシーケンシャルの非公式版の「My TdSequential」を表示させたものです。
「9」が表示された部分を青丸、「13」が表示された部分を赤丸で分かり易くしています。 なんとも不思議なのですが、見事に「9」で反転、又は小反発、「13」で反転となっています。
私の経験上、このインジケーターはどの通貨にも使うことが出来ますが、特にユーロドルによく機能します。 また、トレンドが明確に出ているときより、調整波動の方がより機能するようです。
上のチャートは日足チャートですが、このインジケーターは時間足や分足などにも使うことができ、5分足などでもよく機能してくれます。
ただ、この指標だけでトレードするのはおすすめしません。 日頃メインに使っているテクニカル指標のサブで使うのが良いのではないでしょうか。
次に、トム・デマークの指標でよく使うのがTDトレンドラインです。
TDトレンドライン
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上のチャートは、ドル円30分足に「DeMark Trendline Trader」を表示させたものです。
このようなトレンドラインを引いてくれるMT4インジケーターは数多くありますが、正直使えるものがあまりありません。 しかし、このインジケーターは以外と正確にトレンドラインを引いてくれ、自分も気付かなかったラインも見つけることができます。
エリオット波動のランニングトライアングルなど、見落としがちなトライアングルチャネルも正確に引いてくれることもあります。
この機能は使っていませんが、ラインを割った時のアラーム通知や、利益確定ラインも表示してくれます。トレンドラインは自分で引くのが基本ですが、サブで入れておいても損はないインジケーターだと思います。
最後に、テクニカル指標で抜群に機能するフィボナッチPivotと、その使い方を紹介します。
泣けるほど使えるF.Pivot
以前も紹介しましたが、このインジケーターはとにかく抜群に機能します。 普通のPivotはあまりピンポイントで反転を捉えることはできませんが、このフィボナッチPivotはまさにピンポイントです。
フィボナッチPivot
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フィボナッチPivotの詳しい説明は「MT4Pivotインジはこれ!」をご覧ください。
私がMT4に入れているフィボナッチPivotインジケーターは、マルチタイム仕様になっているので、上のチャートのように1時間足チャートにデイリーフィボナッチPivotを表示させることができます。
為替相場の1日の高値や安値は、このデイリーフィボナッチPivotのレジスタンス(又はサポート)1又は2になることが多いんです。 その多くは、少し行き過ぎてヒゲをつけて戻ってくるパータンがほとんどです。
このデイリーフィボナッチPivotは、エリオット波動の推進波の判断にも大変役立ちます。推進波が小さな段階で発生すると、デイリーフィボナッチPivotのレジスタンス(又はサポート)4まで大きくなります。
また、推進波が大きな段階で発生するとレジスタンス(又はサポート)の4を超えてきます。 その場合には、ウィークリーフィボナッチPivotがレジスタンス(又はサポート)となります。
チャネルラインと併用する
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※チャネルラインについては「チャネルラインはこの3つを使え 引き方と目的まとめ」をご覧ください
ボリンジャーバンドのように使う
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1時間のフィボナッチPivotは、ボリンジャーバンドのような使い方ができます。むしろボリンジャーバンドよりも、ピンポイントで反転を捉えることができてしまいます。
上のチャートのように、5分足に1時間のフィボナッチPivotを表示させておくと、スキャルピングなどで威力を発揮します。このレジサポラインを超えてきた場合は、エリオット波動の推進波が発生したサインとなります。
このようにとても使えるフィボナッチPivotインジケーター。 MT4に入れておいて損はない1本だと思います。
※エリオット波動については「エリオット波動を学ぶための完全マップ/基礎から応用までのまとめ」をご覧ください
※エリオット波動については「エリオット波動を学ぶための完全マップ/基礎から応用までのまとめ」をご覧ください