来週の為替市場を展望!ドル円は112円もありえる?


ドル円為替相場は、昨年11月から過去に記憶がないほどの凄まじい勢いの上昇を見せています。 



この大きな上昇は、クロス円やユーロドルとの波動が揃っていたことも要因のひとつだと考えられます。 ユーロ円、ポンド円、豪ドル円は、上昇推進波3波動目。ユーロドルは、下降推進波動5波動目。ドルが買われ、円が売られる環境が、完璧に整っていた訳です。

しかし、どの通貨も、いつ大きな調整局面に入ってもおかしくない波動ポジションにあり、またここからは波動のバラつきが出てくると思われます。

ドル円も、今までのように、ひたすらロングというわけにはいかない展開になるのではないでしょうか。 長期的には120円を超えてくると思われますが、そこまでには長く大きな調整局面を、幾つか挟んでくるのではないのかと予想しています。

他通貨の波動を見ながら、その調整局面の終点付近でタイミングよく追加のロングを仕込めればと考えているのですが・・。

さて、今回の週間為替予想は、ドル円と豪ドル円を展望してみたいと思います。









ジグザグ修正A波動の衝撃波?


まずは、大きな段階の予想現在地から、調整波動のリトレイスポイントを探ってみたいと思います。


ドル円為替相場3-4波動目の可能性


ドル円は、上昇衝撃波(5波動構成)の3波動目を展開していると予想しています。 現在は、3波動目の内部波動の4波動目(3-4)に移行した可能性があります。

ここからは、3-3が終了していることを前提として、3-4のリトレイスポイントを予想してみます。

エリオット波動での4波動目(3-4)の終点は、1-3チャネルと、3波動目のフィボナッチ比率38.2(黄色丸)が注目のリトレイスポイントになります。

ということは、112円付近まで下降してきても不思議ではありません。 もし、この付近にまでリトレイスしてくることになれば、迷わず追加のロングを入れたいと考えています。

しかし、ここまでリトレイスしてこない可能性も充分に考えられます。 その場合には、1-3チャネルが注目されてくるのてはないでしょうか(1の終点は、赤丸と青丸の可能性があります)。

この1-3チャネルの場合には、ⅳ波動の安値ライン(黒点線)、一目均衡表の雲やマンスリーフィボナッチPivotのサポートラインの重複するポイントが意識されるのかもしれません。

他通貨の状況も大きく影響してきそうですが、現段階では緑枠の範囲内で3-4波が終点を迎える可能性がありそうです。



上昇衝撃波の始点を下抜け

ドル円1時間足
ドル円1時間足 クリックすると大きくなります
ここからは小さな段階の予想になりますので、参考程度に見て頂ければと思います。

前回の為替予想で注目していた上昇推進波の始点(赤点線ライン)を下回ってきました。 このことにより、3-3波動がフェイラーにより、黒丸のポイントで終点を迎えた可能性があります。

下降波形は、5波動構成の衝撃波で、2-4チャネル(緑チャネル)の1波ラインタッチ(青丸)で終了したと予想しています。 

衝撃波であるならば、ジグザグ修正(5-3-5)のA波動である可能性が高くなってきます。この週末は、ジグザグB波の終点で一番可能性の高い、A波の0.618のリトレイスポイント付近で終了しています。

週明けの初めに、分足レベルの段階で衝撃波、それはひとつ上の段階の衝撃波の内部波動の1波動目の可能性が出できます(ジグザグのB波は、トライアングルになることもよくあります)。 

ユーロ円とポンド円は、週明けに上を目指す可能性もあり、ドル円と波動が異なるのが気になりますが、来週はこのポイントに注目しておきたいと思います。


最後に、豪ドル円を簡単に予想してみます。





3-3は2.618倍で終了か?

豪ドル円4時間足 クリックすると大きくなります

久しぶりに豪ドル円を予想してみます。 豪ドル円の衝撃波は、始点の判断が正確に出来ていません(2つのポイントのどちらか)。 

現在は3波動目を展開しているものと予想しています。ドル円より早く3-4に移行しており、すでに3-4のA波が終了しているのではないでしょうか。

3-3は、3-1の2.618倍(赤点線)で終了。この後には、3-4B波→3-4C波→3-5波→4波と展開していくものと予想しています。

ドル円と同じく3-4波の終点は、3-3波の0.382のリトレイスポイント、また1-3チャネルが注目のポイントになりそうです。 現在進行中の3-4B波がどこまで上昇するか分かりませんが、来週はもう一度下を試してくる展開になるのではないでしょうか。

以上、来週の為替予想でした。