相関関係から考えると難しい局面





今週末から寒波がやってくるようです。 広島も雪が積もるかもしれないとの予報が出ています。みなさん風邪をひかないように気を付けてください。


昨日は、ドル円為替相場の小さな段階で下降推進波が発生しています。 そうすると、もう一段下を試してくる可能性が高いのでしょうか。 しかし、今年に入り、ドル円、クロス円、ユーロドルの波動にバラつきが出ていて、相関、又は逆相関関係から考えると、今後の展開は神経質なものになりそうです。





A波のフィボナッチ比率0.618倍

ドル円1時間足 クリックすると大きくなります
ドル円は、ジグザグ修正を展開していると予想しています。 昨日の下降は、C波の下降推進波だと思われます。

ジグザグ修正のC波は、A波の1.00倍になることが最も多く、また理想的です(その場合は、よく0-2チャネルタッチで終点を迎える)。 しかし、A波の0.618倍や1.618倍になることもあります。

昨日の下降推進波は、A波の0.618倍を超えたところで終了しており、ここでジグザグ修正が終了したとしても、エリオット波動では正当化されます。 しかし、ここでジグザグ修正が終了したとしても、ダブルジグザグに発展してくることも考えられます。

もうひとつの可能性として、昨日の下降推進波は、C波の内部波動の1波動目と考えることもできます。 その場合には、1波の大きさから考えると1.618倍まで調整してくるかもしれません。

現在は、この3つの可能性があり、判断が難しい状況です。 ここからは、A波の終点(緑点線)を下回ってくるかどうかが焦点となりそうです。 このA波の終点を下回ってくるようであれば、ダブルジグザグ、又はC波内部波動の3波動目で大きく下降していくと思われます。


最後にポンド円の状況を簡単に確認してみます。





3波動目の0.382のリトレイスポイント

ポンド円は、4波調整局面と予想しています。 4波動目のリトレイスポイントで最も可能性の高い、3波動目のフィボナッチ0.382のリトレイスポイントに到達してきました。

しかし、その後小さな段階での上昇推進波は発生していません。 つまり、もう一段下げてくる可能性があります。 

その場合、もう一度0.382のリトレイスラインを越えてから、ヒゲを付けて反転してくるような展開もあるかもしれません。

この付近には、ウィークリーフィボナッチPivotのサポート3.4があり、このラインは強く意識されるものと思われます。


各通貨に波動のバラつきが出ていて、しかも調整局面です。 今週は神経質な展開が続いていきそうです。




以上、本日の為替予想でした。