各通貨一斉に反転してくるか!



年明けからは各通貨の波動にバラつきがありました。しかし、ここきて各通貨の足並みが再び揃いつつあります。

そしてなにより注目通貨であるドル円が、3-5波動目に移行した可能性が出できたことから、来週はクロス円なども一斉に反転してくるかもしれません。

とはいえ、一気に反転していくことはありません。波が寄せて返すにはある程度の時間が必要になります。 推進1波動目→修正2波動目→推進3波動目の副次波1波動→副次波2波動目、そして次の副次波3波動目から本格的に動き出します。「見込み波」を確認してからエントリーしても遅くはありません。

個人的には、為替相場でエントリーするポイントは3つしかありません。そのポイントのひとつは5波動目始点付近です。現在は、そのポイント付近に位置していると予想しています。



週明けは、この辺りの展開を冷静に見極めて、タイミングよくエントリーしたいと考えています。 









ドル円は3-5波動目に移行した可能性が高い


今回の週間為替予想は、3-5波動目がスタートしたかもしれないドル円為替相場を中心に、今後の波動展開を予想してみたいと思います。

まずは、ドル円為替相場大きな段階の現在地を見てみましょう。


3波動目展開中のドル円為替相場

ドル円日足チャート
上のチャートはドル円為替相場日足チャートです。 ドル円は、大きな段階の衝撃波3波動目を展開中だと予想しています。今週末は、その内部波動4波動目が終点を迎え、内部波動5波動目がスタートした可能性があります。

当初予想していた4波動目の終点は、エリオット波動で世界中から注目されていた3つのポイントでした。 

➀内部波動3波動目のフィボナッチ0.382のリトレイスポイントからの反転
②前のひとつ下の段階の衝撃波4波動目の安値ラインからの反転
③1-3チャネルラインを行き過ぎたポイントからの反転



この3つのポイントと、一目均衡表、又はマンスリーフィボナッチPivotサポートの重なる付近で4波動目は終点を迎えるのではと考えていました。

現在のところ、③の1-3チャネルラインを行き過ぎて、マンスリーフィボナッチPivotのサホート2からの反転してきています。ここから内部波動5波動目が始まった可能性が高いのではないでしょうか。 

ただ、一番理想的なのは➀のフィボナッチ比率0.382(青丸)からの反転です。この目標に届いていないのは気にかかるところではあります。

ここからは、すでに内部波動5波動目が始まっているということを前提にして、内部波動5波動目の終点を予想してみます。 終点で注目されるポイントは4つあります。

➀1波動目の1.00倍、又は1.618倍(3波動目衝撃波の場合)
②2-4チャネルの1波、又は3波ラインタッチ
③フィボナッチ黄金比率(4波動目の安値で0.382で区分)
④大きな段階の1波動目のフィボナッチ比率4.00倍ライン

あまりにも長くなるので、今回は➀の視点から終点を予想してみます。②~④は、また次の機会に掘り下げてみたいと考えています。

通常の3波動目衝撃波の5波動目は、1波動目の1.00倍、又は1.618倍によくなります。1.618倍であるならば、119.70付近が理想的な終点となります。

しかし、今回のように衝撃波の3波動目があまりにも早く遠くに進んだ場合には、1.00倍で終点を迎えることもよくあります。 その場合には、3波動目の高値を越えられないフェイラー(トランケーション)になることも考えられます。この1波動目の1.00倍、1.618倍は、利益確定ポイントの目安になりそうです。


次に、内部波動の5波動目がすでにスタートしているのかどうかを検証してみます。



衝撃波を展開している可能性が高い?


前回の投稿に書いていた通り、5波動目がスタートしているかどうかは、ひとつ下の段階で綺麗な衝撃波を展開できるかどうかにかかっていました。
ドル円15分足チャート
上はドル円15分足チャートです。 ここからは小さい段階になるので参考程度にご覧ください。

結論から言うと、直近の上昇は衝撃波(3波動目延長型)である可能性が高いように思われます。 3波動目は1波動目の1.618倍で終了。 修正4波動目はフラット修正。そして最後の5波動目は、2-4チャネルラインの1波ラインタッチで終了(緑丸)。

また、フィボナッチ黄金比率では、4波動目の安値で衝撃波全体が0.382(赤点線)で区分されています。

3波動目が、1.618倍を越えて実線を確定していないものの、その後の5波動目の上昇からみても衝撃波である可能性が高いと思われます。 つまり、ひとつ上の段階の3-5波動目がスタートしている可能性が高いわけです。

この衝撃波は、3-5波動目内部波動の1波動目となり、直近の下降は修正2波動目を展開しているのではないでしょうか。

週明けは、この修正2波動目終点でタイミングよくエントリーしたいと考えています。修正波形は、3-3-5(abc修正)を展開しているように見えます。 この週末は、最後のc波下降衝撃波内部波動3波動目の途中で終了しているようです。

修正2波動目の終点は深く、その多くは1波動目のフィボナッチ比率0.618~1.00付近になります。週明けは、この最後の下降衝撃波の波形を確認しながら修正波終点、又は次の3波動目副次波2波終点付近の「見込み波」でエントリーしてみたいと思います。




次に、ポンド円の状況を簡単に確認してみます。




ボンド円はFR50.0から衝撃波を展開か?

ポンド円4時間足チャート
上はポンド円4時間足チャートです。 ポンド円は年明けから衝撃波の修正4波動目を展開していましたが、5波動目に移行した可能性があります。

修正4波動目は押しが深く、3波動目のフィボナッチ比率0.50(緑丸)までリトレイスしてきていました。 ドル円との相関関係から押しが深くなってしまったのではないでしょうか。

直近の上昇波形を確認すると、3波動目は1波動目の1.618倍ライン(赤点線)を越えて終了しています。 ドル円と同じく衝撃波を展開している可能性が高いのではないでしょうか。つまり、この上昇は5波動目内部波動の1波動目である可能性があります。 

ここから修正2波動目を展開してくると予想しています。 そうであるならば、相関関係から考えると、現在進行しているドル円の修正波は押しが深くなるのかもしれません。週明けは、ドル円とともにこのポンド円の動きにも注意しておきたいところです。





以上、週間為替予想でした。