反転の1波動目の可能性は?

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さて、為替相場。 ドル円は、調整波動が終了して5波動目がスタートした可能性があります。 本日は、そのドル円の調整波終了の可能性を考えてみたいと思います。


その前にひとつ。 最近、フィボナッチについてのご質問を頂くことが増えてきました。エリオット波動と同じ「自然の法則」であるフィボナッチは、簡単でとてもよく機能します。しかし、難しい面もあります。

エキスパンションやリトレイスメントを使ってエントリーのタイミングを計る場合、フィボナッチ比率でピッタリと反転してくることは少なく、その多くはある程度行き過ぎてから反転してきます。 

分足等の小さな段階であれば、多少行き過ぎてもそこまで問題ないのですが、日足や時間足などの大きな段階になってくるとそうはいきません。フィボナッチ比率を使ってエントリーする場合には、行き過ぎからの反転をしっかり確認してからの方がいいかもしれません。

ただ、エリオット波動で最も重要視される「1.618」は、他の比率と違ってピッタリと反転してくることがよくあります。 abc修正のc波が、a波の1.618倍まで大きくなる場合には、よくピッタリと反転してきます(衝撃波の場合は、1.618倍を少し越えて反転してくることが多い)。

このように、難しい面があるフィボナッチですが、経験を積んで使いこなせるようになると、とても強い味方になってくれます。勝率を上げるために、マスターしておきたいテクニカルのひとつです。








2-4チャネルライン越えドル円1時間足チャート

上はドル円1時間足チャートです。 

前回の週間予想では、ジグザグのc波衝撃波が終了したのではと予想していましたが、もう1波残っていました。 3波終点の位置が違っていたようです。3波動目の内部波動は、5波動目がエクステンションしているのかもしれません。また、先週末の上昇衝撃波(1波延長型)は4波動フラット修正(3-3-5)c波の衝撃波だったようです。

現在、衝撃波2-4チャネルを越えてきていることから考えて、5波動目がエクステンションしてこない限り、衝撃波はここで終了したと思われます。この衝撃波の大きさから考えて、この波動がc-1波になることはまずないのではないでしょうか。

後は、5波動目のエクステンションの可能性です。



衝撃波で111.330を越えてこれるかがポイント

ドル円チャートは15分足
上のドル円チャートは15分足です。

ドル円の5波動目のトリガーポイントは、下降衝撃波5波動目の始点(緑ライン)を越えてこれるかどうかです。 なぜなら、ここを越えてこれれば、下降衝撃波5波動目のエクステンションを否定することが出来るからです。

もうひとつのポイントは、現在の上昇が5-3-5のジグザグではなく、5-3-5-3-5の衝撃波に発展してくるかどうかです。 ここで衝撃波を展開できれば、それが5-1波動目である可能性はかなり高くなります。本日は、1波動目の1.618倍ライン(赤点線)で抑え込まれています(ヒゲの部分は越えている)。 まだ、ジグザグの許容範囲のようです。

※ちなみに、本日の上昇は3波動目と3波動目副次波1波動目の両方の可能性があります。

以上、週間為替予想でした。