ドル買いの流れ始まる

この夏の暑さと本業の忙しさで早くも夏バテ気味で、絶好調のカープとは好対照の状態です。 夏ってこんなに暑かったでしょうか。




米国雇用統計の良好な結果を受けて、ドル円は反転してきました(内容的にはサプライズではない)。

ユーロドルやクロス円の展開を睨みながらの神経質な動きとなっていたドル円ですが、雇用統計後の展開では3波目が1.618倍を越えてきており、週明けの東京時間は衝撃波の5波動目からスタートしそうな様相です。

この衝撃波は、ひとつ上の段階の1波動目になるのか、又はジグザグのa波になるのか注目されるところです。

今回の週間為替予想も、ユーロドル等の波動からドル円の今後を展望してみたいと思います。



ユーロドル、2-4チャネルの1波ラインタッチ

ユーロドル日足チャート
ユーロドル日足チャートです。

今週のユーロドル注目ポイントは、2-4チャネルの1波ラインにタッチしたことではないでしょうか。ここで3波動目が終点を迎えた可能性があります。ポンドドルの状況を考えると、その可能性が高いかもしれません。

まだ5波動目が残っているので長期保有は無理ですが、短期でのエントリーとしては面白いポイントです。修正4波動目がスタートしているとした場合、その終点を予想すると

1-3チャネルタッチのポイント
3波の0.382リトレイスポイント
1~3波の0.382リトレイスポイント

この辺りが目標となるのではないでしょうか。 ただ1-3チャネルはあくまで目安であり、修正4波動目の多くはこのチャネルを越えてきます。

また、修正2波動目の展開から、修正4波動目は横這いのトライアングルなどの可能性もありそうです(オルタネーションの法則)。

このユーロドルの衝撃波は、フラット修正のc波、又はトレンド転換後の1波動目の両目線で考えていますが、どちらにしても5波動目が完成した後には大きく下降していくものと思われます(赤点線)。

ドル円が125円を目指して本格的に上昇していくのは、このタイミングではないでしょうか。 このポイントではドル円の追加ロング(長期)を入れてみたいと考えています。




もう1波残っている可能性もある?

ユーロドル4時間足チャート
ユーロドル4時間足チャートです。

前回の週間予想で予想した終点のポイントは、5の副次波の1波動目であったようです(5-ⅰ)。2-4チャネルの1波ラインを目指して、延長した5波動目5がさらに延長気味に延びてきています。

この2つの2-4チャネルが重なるポイントが3波動目の終点かと予想しているのですが、前回の週間予想でも書いたように、ここまでが3波動目の可能性もあるかもしれません。

直近では衝撃波を展開していること、またポンドドルやユーロ円の波動から考えるとその可能性は低いのではないかと考えているのですが、一応その展開もイメージしておきたいと思います。

次にそのポンドドルを展望してみます。




ポンドドル、1~3波の0.382リトレイス

ポンドドル週足チャート
ポンドドル週足チャートです。 

ユーロドルの衝撃波3波動目が続いていたため、1~3波の0.382までリトレイスしてきました。しかし、このポイントで修正波は終点を迎えたようです。

この1~3波の0.382リトレイスは修正4波動目の理想的終点のひとつで、ここでポンドドルの3波動目副次波4波が終点を迎えた可能性があります。

つまり、ユーロドルの3波動目と、ポンドドルの3-4波動目はほぼ同時で終わったのではないでしょうか

3-5波動目は、2-4チャネルの1波ライン、又は3波ライン。 1波の1.618倍の大きさが目標になると予想しています。また、3波動目の大きさが小さいことから、5波動目がエクステンションしてくることもイメージしておきたいと思います。



3-5波を狙いF.Pivotレジスタンス3で参入

ポンドドル日足チャート
ポンドドル日足チャートにマルチタイムウィークリーF.Pivotを表示させたものです。

この日足チャートを確認すると、修正4波動目が終わった可能性はかなり高いように思われます。

■エンディングダイアゴナルトライアングルの波動展開(EDTの特徴は、最後のEでチャネルを上抜けることが多く、その後はチャネルを切るように縦断してくる)

■a波の1.618倍からの反転

■c波2-4チャネル3波ラインタッチ

0-2チャネル内に再び戻ってきた

■ウィークリーF.pivotレジスタンス3からの反転

■直近の下降は衝撃波を展開している可能性が高い

この波動展開を見ると、ここからさらに上を目指していく展開はまずないと考えています。ユーロドルの5波目が残っているため、修正2波動目は深くなるかもしれませんが、最終的には3波の安値を下抜いてくると予想しています。


こうしてみると、一見ドル円の上値はここからかなり軽くなるように思われます。 しかし、そう簡単ではないようで、ユーロ円やポンド円などのクロス円の波動展開次第では、まだ重い展開が続く可能性もありそうです。




ユーロ円、拡大フラットを展開してくる?

ユーロ円日足チャート
ユーロ円日足チャートです。

ユーロ円は、3波動目が1.382倍ライン付近で今週を終えています。まだ、衝撃波と調整波(ジグザグ)の両方の可能性があるポイントに位置しています。

ひとつ上の段階の波動展開からすると衝撃波ではないかと予想しているのですが、3-1の衝撃波は一旦完成しており、3-2の修正c波が残っているのではないかと予想しています。

b波が3-1波の高値を上抜いていることから、修正波形は拡大フラット(又はランニングトライアングル)ではないでしょうか。 c波下降衝撃波終点は、a波の1.618倍と0-2チャネルが重なるポイントになるのかもしれません(2-4チャネルも重なればさらに強力)。

ユーロドルの修正4波がスタートしているならば、ユーロ円の上値は重くなることが予想されますが、ジグザグのイメージも残しつつ(リスク管理)、c波終点、又はb波高値ブレイクポイントでは追加のロング参入を検討してみたいと思います。


もし、予想通りの展開であるならば、ユーロ円のc波が終了するまでは(ポンド円も同じく修正c波が残っていそうです。facebookに予想カウント掲載)、ドル円の上値はまだ重いかもしれません。







ドル円、週終値で0-2チャネル内に

ドル円日足チャート
ドル円日足チャートです。

ユーロドルやポンドドルが上昇していたため、全く元気がなかったドル円ですが、この週末の終値で0-2チャネルをキープできたようです。

来週は、この0-2チャネルを割ることなく、上を目指していくのでしょうか。


ジグザグで調整終了?

ドル円4時間足
ドル円4時間足です。 先月からは、ユーロやポンドが主役だったため、ドル円は難解な波形になっています。

一見すると下降衝撃波のようにも見えますが、ジグザグ修正だったのではないでしょうか(c波がa波の0.618倍で終了)。

雇用統計後の展開は、3波動目が1波動目の1.618倍を越えてきており、上昇衝撃波を展開してきているようです。

来週は、この衝撃波を1波動目とした綺麗な衝撃波が展開できるかがポイントになりそうです(クロス円の動向に注目)。

以上、週間為替予想でした。