今週の為替相場は、波動がバラけているため全く動きません。 ドル円も横這いの展開となってます。 雇用統計が控えていますが、そこまでは大きな動きはないのかもしれません。
ユーロドルの修正パターンがはっきりとしないので、それまでは様子見を決め込んでいるトレーダーも多いと思います。
やはり、ユーロドルの展開が各通貨ペアに及ぼす影響は大きいので、動くに動けないといった状況ではないでしょうか。ジグザグ系でジリジリと下降していくのか、それともフラット系でもう一度上を試すのか? 今週はこの辺りをしっかりと見極めたいところです。
本日は、簡単にポンド円とユーロ円のその後の状況を確認してみたいと思います。
ポンド円、もう一段下を目指す?
ポンド円為替相場4時間足チャートです。今週に入ってもポンド円の5波動目はスタートしていません。 やはり、3波動目の0.382リトレイスポイントを目指しているのでしょうか。
ポンド円の5波動目とポンドドルの5波動目は同時にスタートする可能性が高そうなので、ユーロドルの反転を契機にポンドドルの5波動目がスタートするようなことになれば、ポンド円も0.382のポイントに到達することなく跳ねていくという展開もあるかもしれません。
ただ、トレーダーが注目しているのは、この0.382リトレイスラインであることは間違いないと思います。
ユーロ円、直近高値を越えてくると衝撃波?
ユーロ円為替相場週足チャートです。ユーロ円のこのチャートを見ると、c波衝撃波で勢いよく上昇している途中のように思えます。ただ、まだ1.618倍を越えていないこと、また2014/12からの下降に対する0.618リトレイスで反転してきていることから、3波止まりである可能性も出てきました。
いずれは、2014年の高値を衝撃波で越えてくると予想していますが、ユーロドルやドル円の状況を考えるとこのまますんなり直近高値を越えてくることは難しいかもしれません。
ここまでが3波動目で、一度プルバックした後にドル円と共に上昇して、5波動目がエクステンションしてくるといった展開もあるかもしれません。
いずれにしても、この直近高値を越えてくれば衝撃波の可能性が濃厚となるのではないでしょうか。
以上、本日の為替予想でした。