意外と戻りが深いドル円、来週の注目ライン

今週末の市場は、クリスマスムードで全く方向性が出ない相場。上がっては下がり、下がっては上がるというスキャル向けの展開となりました。

本格的にトレンド方向に進むのは年明けからでしょうか。


CSで溜まった仕事が一向に片付かずバタバタとしていてますが、今週も簡単に為替相場を予想してみたいと思います。

その前に衝撃波のエントリーについて質問をいただきましたのお答えします。

チャートを見ていれば勢いからそれと分かることが多い衝撃波。エントリーのポイントはいろいろあると思います。

修正2波、又は修正4波終点付近、そして1波高値ブレイクポイント付近等々。人によって狙うポイントは違うようですが、私の投資仲間は2波終点付近をメインにしている人が多いようです。

いろいろ試してみて、自分合ったタイミングを見つけるのが一番ではないでしょうか。

エリオット波動の衝撃波が発生すると、そのひとつ下の段階では(例えば、時間足チャートでの衝撃波あれば分足チャート)、5波+3波の合計8波1サイクルがこれでもかというほどに繰り返し現れてきます。

これからエリオット波動を使って、エントリーのタイミングを探ってみようとされている方は、衝撃波の押し目(戻り)を意識されてみてはいかがでしょうか。

個人的には、トレンド転換ポイントをダイレクト、そして修正2波終点をよく狙い、その後はひたすらジッとしているという感じです(チャートを見れる時間が少ないので)。高値ブレイクは、拡大フラットなどがよく現れるためあまり使いません。

修正波の終点付近では、チャネルライン、F.Pivot、一目均衡表の雲、そして、c波=a波×1.618倍ラインを意識しなからエントリーすることが多いと思います。








一目均衡表の雲再び上抜け


ジグザグと衝撃波の両目線で

ユーロドルFX日足チャート
ユーロドルFX日足チャートです。

元気のなかったユーロドルですが、ユーロ円とターンが重なったこともあり、今週再び一目均衡表の雲を上抜いてきました。

今週末は修正波0-2チャネル上側のライン手前まで延びてきています。この波動が5波動目衝撃波であれば、この0-2チャネルをこのまま上抜けてくると思われます。

ただ、赤点線枠の波動が5波延長型衝撃波なのか、又はジグザグなのかの判断が付いていないため、来週は両目線でイメージしていきたいと考えています。

もしジグザグであれば、もう一度下を試す、他にもトライアングルなど様々な展開が考えられることになり、今後の予想は難しくなりそうです。

関連通貨とのすり合わせで考えてみると、ユーロドルがこのまま上抜けてくるには、ユーロ円が大きく上昇してくる、又はドル円が大きく下降してくることが条件になってくるとイメージしています。

しかし、ユーロ円は、最後の1波上昇後、もう一度下を試しそうな雰囲気なので、ドル円が大きく下降してくることが必要なのかもしれません。



トランケーションの可能性は無くなった? 

ユーロドルFX4時間足チャート

ユーロドルFX4時間足チャートです。

今週の上昇により、直近の下降が3波止まりであることが決定的となっています。このことにより、トランケーションで5波動目が終わった可能性は無くなったのではないでしょうか。 

つまり、もう一度下を試す可能性はあるものの、9/8に付けた3波動目の高値をもう一度上抜けてくる可能性が高くなってきているように思われます。

11/7からの上昇がジグザグなのか5波延長型衝撃波なのか判断が付いていませんが、もし5波延長型衝撃波であるのならば、現在は5-3波動目の衝撃波、5-2波動目の修正波(b波)、そしてジグザグのC波衝撃波のいずれかを展開中ではとイメージしています。

来週は、0-2チャネル上抜けてこれるか、また、ひとつ上の段階の0-2チャネルを上抜けてこれるかが焦点となりそうです。




戻しが大きいがここまでが修正2波動目?


1.618倍ラインから反転

ドル円FX1時間足チャート
ドル円FX1時間足チャートです。

今週序盤の展開を見ると、先週の週間予想のカウントを修正する必要がありそうです。ランニングトライアングルのE波チャネル届かずのパターンからの5波動目で、12/11に付けた高値がジグザグの終点に変更しておきたいと思います。またそれに合わせて、その後の1波目衝撃波(予想)の終点も変わっています。

今週の上昇はジグザグのC波衝撃波でしょうか。

意外と戻りが大きいのですが、c波がa波の1.618倍(衝撃波と修正波の分岐点目安)で、0-2チャネル(ジグザグチャネル)タッチと重なるポイントで終了とイメージしています(ここでショート参入しています)。 

ひとつ上の段階から考えるとそうではないと思うのですが、1.00倍を越えて1.618倍まで延びてきていることから衝撃波である可能性もあります。

衝撃波であるならば、来週は3波(又は1~3波)の0.382リトレイスライン辺りから反転して5波動目が始まると思われます。

逆に、この波動が3波ジグザグであることが濃厚となれば、一気に売りが入り、衝撃波の3波動目で大きく下降してくるのではないでしょうか。

来週は、反転からの下降が衝撃波になるのか、又は0.382リトレイスラインで3波止まりとなるのかが焦点になりそうです。



拡大フラットの可能性は?

ドル円FX日足チャート
ドル円FX日足チャートです。

もし来週衝撃波に発展してくることになれば、大きな段階のジグザグのC波が既にスタートしている可能性も出てきます。

その場合、黒点線枠の波動展開を1波動目→拡大フラットとカウントすることになると思うのですが、(b波)が(a波)の1.618倍の大きさで、拡大フラットにするには少し無理があるように思われます(ただ、(b波)は3波構成とも5波構成ともとれる微妙な波形です)。

またその後の展開も3波のジグザグの上昇である可能性が高いのではないでしょうか。

やはり、今のところ優先順位が一番高いイメージはトライアングルで、E波=C波×0.618、E波ジグザグc波=a波×1.00~1.618倍、ジグザグチャネルタッチ、そしてトレイアングルチャネルタッチなどを目標に下降してくると予想しています。







もしC波がスタートしているならば

ドル円FX週足チャート
ドル円FX週足チャートです。

最後に、ドル円の他の展開のイメージ、また100円を下抜けるイメージはありますかという質問をいただきましたので簡単にお答えします(あくまでも個人的な見解ですが)。

優先順位としてはトライアングルが今のところ一番高いのですが、既にC波がスタートしているといったイメージもあります(今年の夏頃まではこちらの方を優先順位を高くしていました)。

今年のドル円為替相場の予想で一番悩んだのは、青点線枠の波動です。

形は3波ですが、内容は衝撃波(3波動目が1波動目の3.00倍以上の大きさ)で、この波動がC衝撃波の1波動目である可能性があると考えていました。

もしこの波動が1波動目であるならば、1波→ダブルジグザグ→3波動目といった展開も考えられます。

優先順位は一番ではないですが、描いているイメージのひとつにはこんな展開もあります。また、Yからの反転(Bの0.618リトレイス)を確認して以降は100円を下抜けるイメージはなくなり、今は全く考えていません。

簡単ですが以上です。


以上、週間為替予想でした。