ユーロドルこの辺りで一旦調整か

ユーロドルの副次波3波動目が1.618倍ラインを越えてきました。この副次波は衝撃波であることが濃厚になってきたようです。


ドルインデックスの上昇に合わせてユーロドルがトレンド方向に大きく進んできています。

副次波の下降波動が衝撃波である可能性が高くなってきていること、また、ドルインデックスの衝撃波5波動目がスタートしたことから考えると、ユーロドルはトレンド転換して下降トレンドに回帰したことが濃厚ではないでしょうか。

ここからはショートポジションを波動の節目でタイミングよく仕込んでいきたいところです。この辺りであれば、何処でショートポジションを仕込んでも中長期的に見れば結果収益が上がっているというイメージです。

ただ、さすがに現在の位置までくるとそう安々と手が出せません。

FXトレードにおいてのmyルールはリスク管理の徹底を最優先にしているので、ローリスクで損切りラインが明確なポイント(できるだけ近く)でエントリーするよう常に意識するようにしています。

たとえば、単純な3波動修正波(ジグザグや拡大フラットなど)のC波=A波×1.618でエントリー(他のテクニカルが重なれば尚よし)→実線で1.618倍ラインを越えたら損切り等々です。

これからも今までと同様に、myルールを守りながら、しっかりと戻りを待ってからのエントリーで少しずつポジションを増やしていきたいと考えています。





次の目標はひとつ上の段階の1.618


3-3波動目は衝撃波であることが濃厚

ユーロドル為替相場日足チャート
ユーロドル為替相場日足エリオット波動予想カウントチャートにM.F.Pivotを表示させたものです。

推進波はひとつ上の段階のトレンド方向にだけしか現れないので、5波動目終点と予想しているポイント以降は下方向にだけしか衝撃波が現れていません(ひとつ下の段階は別)。

1~2ヶ月前までは、このトレンドはメイントレンド又は修正波の一時的トレンドの両方の可能性がありました。

しかし、副次波(3-3)が今週の下降で3波1波×1.618ラインを越えて衝撃波であることが濃厚となったことから、修正波の一時的トレンドをほぼ否定できたのではなでしょうか。

つまり、現在の下降は衝撃波で、この波動が完成するまでは下降トレンドは続いていくということです。

また、この衝撃波は、見込み波からの下降となっていることから3波、又は5波延長型だと推定されるので、そのどちらかの波動は延長波で強力に下降していくことになるのではないでしょうか(予想としては5波動目が延長波)。

次の下方向の目標は、ひとつ上の段階(青数字)の3波1波×1.618ラインです。

既にこの段階の0-2チャネルを実線で越えてきていますが、M.F.Pivotサポート3と重なるこのラインを越えてくれば、修正波の一時的トレンドではないことが決定的となりそうです(さらにその下には、M.F.Pivotサポート4と月足一目均衡表の雲が重なるラインも控えています)。

次に、あまりあてにはなりませんが、下の段階の波動展開を覗いてみます。



1波延長型衝撃波の1波動目?

ユーロドル為替相場4時間足チャート
ユーロドル為替相場4時間足チャートです。

時間軸を落として直近の下降波動を確認してみると、4波動目の終点で0.618に区分される5波延長型衝撃波のように見えてしまいます。

そしてさらに言えば、2-4チャネルの1波ラインタッチ、又は、米国雇用統計後の下降のどちらかでこの衝撃波はすでに完成している可能性もありそうです。

この下降衝撃波は、大きな戻りもなくここまで進んできていることから考えると、今週末までが1波延長型衝撃波の1波動目なのでしょうか?

もしそうであるならば、この後に(3)-2波(3)-3波(3)-4波(3)-5波と続いていくことになります(波の大きさ(3)-1波>(3)-3波>(3)-5波)。

3波動目副次波の調整は小さくなることがよくあります。調整に入るのであれば0.236、0.382リトレイス辺り、又は0-2チャネルまでで横這いの展開になるのでしょうか?

さらに下の段階を覗いてみます。



延長波の5波動目が更にエクステンション?

ユーロドル為替相場1時間足チャート
ユーロドル為替相場1時間足チャートです。

こうしてみると、黄金区分の0.618の目標に到達するために、エクステンションした5波動目のその内部波動の5波動目が更にエクステンションしてきたのかもしれません(勢いが強い時によく現れる展開。ポンドドルの下降も同じ展開では?)。

ただ、エクステンションした波動の展開は微妙です。

  • 2-4チャネル1波ラインタッチで5波動目が終点を迎えた(チャートのカウントはこちら。優先順位が高いのもこちら)
  • 雇用統計後、トライアングル系からの下降で5波動目が終点を迎えた(こちらであればもう一段下を試す可能性も少し残っている?)

このどちらの可能性もありそうです。

もし、前者であるならば、衝撃波終点を一度下抜けているということになるので、次の修正波はランニングトライアングルか拡大フラットになるのかもしれません。

また、この衝撃波は、青点線丸のところで(5波動目-1)終点を迎えていれば、0.382で区分される3波延長型衝撃波でした(私もそうですが、ここで衝撃波が一旦完成したと思われた方が多かったのではないでしょうか?)。

ということは、このポイントを拡大フラットで下抜けた時点で、5波動目がエクステンションしてくることが推定できていたようです。参考までに。

以上、ユーロドル為替予想でした。下の段階はあてにはならないので参考程度に見てください。

最後にドル円を簡単に。




中長期は上が濃厚だか仕込みどころが難しい


ドル円中長期イメージ

ドル円為替相場週足チャート
ドル円為替相場週足チャートです。

ドル円はドルインデックスと共に勢いよく上昇していましたが、週足一目均衡表雲ピッタリで押し返されています。

ただ、中長期的にみれば、


  • C波上昇推進波が控えている
  • ドルインデックスの5波動目がスタートした※ただ副次波の衝撃波が完成した可能性あり。調整に入る?
  • ユーロドルのトレンド転換が濃厚で下降衝撃波スタートした


これらの状況から考えても上方向に進んでいくことはほぼ間違いないと思っています。

しかし、残念ながら展開が読み切れていないのでエントリーのタイミングが計れません(2つのイメージのどちらか)。

既に衝撃波の3波動目がスタートしているのであれば、この付近には当分帰ってくることはないかもしれないし、トライアングルであれば、E波やD波-bでもう一度下を試す展開もありそうで、仕込みどころが難しくなっています。




1.00倍でピッタリ反転

ドル円為替相場日足チャート
ドル円為替相場日足チャートにM.F.Pivotを表示させたものです。

先程の一目均衡表の雲もそうなのですが、この反転ポイントは3波=1波×1.00のポイントでもありました。

リーディング・ダイアゴナルトライアングルは、衝撃波の1波動目の他、ジグザグのA波にも現れてきます。ということは、現段階ではジグザグの可能性が出てきたということになります(ジグザグで終わればトライアングルの可能性が高くなる?)。

雇用統計後は3波動目の0.382リトレイスから反転し、1-3チャネル付近で今週末を終えています。ドル円は、来週の展開次第というところでしょうか。

以上、週間為替予想でした。