エリオット波動分析 下降トレンド序盤の行方

エリオット波動では、3波動目が1波動目の1.618倍ラインを実線で越えてくるかどうかというとろが注目されます。ユーロドルはとうとうそのラインを実線で下抜いてきました。



この節目のラインを越えてきたことにより、ユーロドルが現在展開している下降トレンドは修正波の一時的なものではなく、衝撃波のそれである可能性がグッと高まってきました(エリオット波動における5-3-5-3-5の展開)。

エリオット波動の衝撃波はトレンド方向に進む1波動目・3波動目・5波動目の推進波のいずれかひとつに延長波が内包(エクステンション)されます。

ユーロドルの下降トレンドは、ここまでの展開からみて、3波延長型衝撃波、又は5波延長型衝撃波のどちらか。

そして、その現在地はまだ序盤。ここから8波1サイクルをくり返しながら時間を掛けて大きく下降していくのではないでしょうか。

ドル円、ポンドドル等の波動も、このユーロドルの今後の展開が大きく影響してくるのかもしれません。



為替市場はイギリスが牽引するが・・・


為替取引額はロンドン市場が約40%を占める


為替世界三大市場のひとつであるロンドン市場は、全体の外国為替取引量の約40%を占めていることからも分かる通り、世界の為替市場を牽引しています。

為替相場が本格的に動き出すのが欧州時間以降になることが多いのもこのためです。

そうすると、ポンドがメインで取引されているのかと思われるかもしれません。しかし、実際の取引通貨のシェアではポンドはそれほどでもありません。


3通貨が圧倒的なシェアを占める


為替市場では、米ドル、ユーロ、そして日本円が圧倒的なシェアを持っており、その割合は3通貨合計で約70%を占めます。

為替相場は、この3通貨の動向、特に米ドルの展開に大きく影響されると言えます。

ドルストレートをトレードする場合、その通貨ペアのカウントだけではなく、ドルインデックスの波も数えておくとトレードの勝率はかなり上がってくるようです(チャネルやフィボナッチも併用)。


ユーロドルの動きには逆らえない?


通貨ペアで見ても、当然米ドルとの組み合わせの取引量が多く、特にユーロドルとドル円だけで全体の40%以上を占めています。

つまり、各通貨ペアの為替予想をする上で、ユーロドルとドル円の展開は無視できないようです。

特に為替相場の王様であるユーロドルの展開は注視しておく必要がありそうです(長期の波動展開が相似のポンドドルは特に)。



下降トレンドはこの辺りで一息つく?


1.618倍ライン実線越え

ユーロドル為替相場日足チャート
ユーロドル為替相場日足チャートにM.F.Pivotを表示させたものです。

ユーロドルは、上昇3波延長型衝撃波が2-4チャネルでタッチで終点を迎えトレンド転換しています。

トレンド転換ポイントからの波形は谷が2つ並ぶ見込み波を展開しており、ここから大きくトレンドが進んでいくことを予感させます(ドルインデックスも見込み波からの反転)。

既にその2-4チャネルを割れて(ここは絶好の売り場だった)、下降トレンドが始まっていることが決定的と言えそうです。

今週前半の修正波は、結局0-2チャネルまでの浅いリトレイスで終わり、そこから推進波で再下降の展開。

そして、注目していた1波動目×1.618ラインを実線で下抜けてきました。このことにより、この下降トレンドが修正波の一時的なものではない可能性がかなり高くなってきたようです。

まだ現在は3波動目の途中ですが、この3波動目終了後、修正4波動目5波動目と続いて行くことが、これでイメージできるようになったと考えています。

ただ、ここから下へはすんなりとは進めないようです。

買い圧力が強まりそうなポイント


  • ボリンジャーバンド-2α
  • M.F.Pivotサポート4
  • 月足一目均衡表雲下限
  • 週足一目均衡表雲上限
  • 3波→5波=1波×0.618(3波動目内部波動が1波延長型衝撃波であれば)
  • 前の3波延長型衝撃波の4波動目安値


下にはこれらの強力なテクニカルポイントが重なって控えています。

あてにはなりませんが、3-3波動目の推進波は1波延長型衝撃波の可能性もありそうです(黒点線波動はあくまでイメージです)。もしその展開であるならば、3波→5波=1波×0.618ライン辺りは買い圧力が強まってくるのかもしれません。

また、エリオット波動では、そのトレンドが修正波の一時的なものである場合、前の衝撃波の4波動目安値までで反転してくることが多いというセオリーがあります(前の衝撃波が3波延長型の場合)。

修正波の一時的な下降トレンドではない可能性が高くなっているものの、この辺りでは反発もありそうです。

RSIの逆行現象も出はじめてきています。今月、この辺りをこのまま下抜けてくるのは難しいのではないでしょうか(次の3-5が延長波になるのでは)?

次に下の段階を見てみます。



ここからの展開は・・・

ユーロドル為替相場4時間足チャート
ユーロドル為替相場4時間足チャートです。

3-3波動目の内部波動1波動目は5波延長型衝撃波(予想)で勢いよく下降。そして、今週前半の修正波が0-2チャネルで終了(修正パターンはダブルジグザグ)。そこから、3波延長型衝撃波で直近安値を下抜けてきているように見えます。

ここからはいろいろな展開が考えられそうです。

ひょっとするとこの波動も1波延長型衝撃波なのでしょうか(優先順位の高いのはこのイメージ)。又は、もう一度下に落ちてからのランニングトライアングル拡大フラット等の可能性も少ないながらありそうです。

ドルインデックスの波動展開が影響してくるのかもしれませんが、いずれにしてもこの辺りでのトレードはリスクが高いので、短期の取引以外は休むのがいいのかもしれません。


最後にドル円為替相場状況を簡単に確認して終わりたいと思います。




優先順位が高いのはこのイメージ


トライアングルチャネルに近づいてきた

ドル円為替相場週足チャート
ドル円為替相場週足チャートです。

エリオット波動では、推進波はひとつ上の段階のトレンド方向にしか現れません。ドル円は、既に5波延長型衝撃波(A)が確認できていることから、(C)の上昇推進波(おそらく衝撃波)が控えていると考えられ、長期では上方向であることは間違いないと考えています。

ただ、ドル円の波動展開は読み切れていません。描いているイメージは2つあり、優先順位が高いのは上のカウントで、ジグザグの(B)がトライアングルであるという波動展開です。

現在はそのD波の上昇で、その後、チャネルにタッチでD波終了→3波構成のE波(C)スタートといった展開を予想しています。

気が付けば、あれよあれよという間にトライアングルチャネルの手前まで上昇してきています。

ただ、トライアングルの内部波動は3波動構成です。この週足チャートで見る限り、現段階ではそのようには見えません。



ダブルジグザグの可能性もあり

ドル円為替相場日足チャート
ドル円為替相場日足チャートにM.F.Pivotを表示させたものです。

今週、注目していた直近高値ラインを上抜いてきたことにより、この波動がジグザグa波の衝撃波である可能性が出てきました。

トライアングルの内部波動は、複雑になる1つの波動を除いて、ジグザグの3波動構成になるのが一般的です。

つまり、この後0-2チャネルを下抜けてD-b波を展開、そして次のD-c波でトライアングルチャネルにタッチしてくるという展開です(黒点線波動)。

ただ、ひょっとすると、現在展開している上昇波動はジグザグではなく、複合型のダブルジグザグ(WXY)である可能性もあるかもれません。

もしそうであるならば、0-2チャネルを下抜けることなく、このままトライアングルチャネルにタッチしてくるという可能性もありそうです(オレンジ点線波動)。

いずれにしても、次の目標はトライアングルチャネルタッチであることが濃厚のようです。


イメージを絞り切れていないドル円ですが、現在描いている優先順位の高いイメージを綴ってみました。以上、週間為替予想でした。



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