【エリオット波動/為替予想】米ドル5波動目スタート濃厚

米ドル(ドルインデックス)がエリオット波動修正4波動目の理想的な終点ポイントから上昇してきました。上昇衝撃波の5波動目スタートが濃厚のようです。



米ドルは、日足レベルの段階で、3波動目の0.382リトレイスと、前の衝撃波(3波動目)の4波最安値ラインの重なるポイントから山を2つ作り(見込み波)勢いよく反転してきています。

既に1×3.00ラインを越えてきていることから、この上昇は推進波トレンドであることが濃厚で、ひと回り上の段階の衝撃波5波動目がスタートしたと考えてほぼ間違いないようです。

ただ、トレンドは一直線に進んでいくことはなく、常に5波と3波(又はその変形)を繰り返しながら波のように進んでいきます。

ドルインデックスを使ってエントリータイミングを計る場合には、内部波動の5波(推進波)が伸びきったポイントではなく、3波(修正波)の戻りにタイミングを合わせていきたいところです。



為替予想の前にひとつ。衝撃波の延長波について。

エリオット波動は8波1サイクルのフラクタル構造になっており各段階の波動が目標のポイントに向けて同時並行で進んでいきます。

つまり、各段階の波動は常にひと回り上の段階の目標を達成しようとするわけです。

たとえば、通常の5波延長型衝撃波でひと回り上の段階の目標ポイントに到達できない場合、その延長した5波動目最後の5波動目(5-5)がさらにエクステンションして目標に到達してくるといった展開はその一例です。

また、次のような展開もあります。

衝撃波の延長波(エクステンション)のほとんどはトレンド方向に進む1.3.5波動目の内ひとつです。

しかし、ひとつのエクステンションでひと回り上の段階の目標ラインに達成出来ない場合、2つの波動がエクステンションしてくることも稀にあります(このような言い回しはいけないのかもしれませんが・・・。ドル円の2012年からの(A)がその一例)。

また、逆に同じ大きさの推進波が3つ続く延長波を含まない衝撃波も稀に現れることもあります。

どうやら、衝撃波のエクステンションはフラクタル構造とかなり深い関係にあるようです。

※エクステンションについては、「エリオット波動 波の延長 エクステンションとは?」をご覧ください。





ユーロドルも5波動目スタートの可能性が高い?


5波動目はエクステンションもあり

ユーロドル為替相場日足チャートエリオット波動予想カウント
ユーロドル為替相場日足チャートエリオット波動予想カウントです。

ユーロドルは、ユーロインデックスというよりドルインデックスとほぼ同じ展開でここまで進んできており、今回の反転もドルインデックスとほぼ同じタイミングでした。

反転(終点4波動目終点)は、1波動目~3波動目の0.382と4波動目の最高値ラインが重なるエリオット波動の理想的なポイントです。

すでに、修正4波動目の0-2チャネル(ジグザグチャネル)を実線で明確に下抜けてきており、また現在展開している下降波動も衝撃波であることから5波動目がスタートした可能性が高いように思われます (修正4波動目b波やX波等の副次波aの展開である可能性は残る)。

ただ、まだ1-3チャネル内に入っておらず、また下には月足・週足・日足一目均衡表雲の節目が控えています。

この付近から下は、トレンドが上にあると考えているトレーダーの買い圧力が強くなりそうです。

4波動目bの終点を下抜けてジグザグを確定させると、トレンドが下方向にあることが決定的ということになりそうです。


ユーロドル5波動目終点予想


5波動目スタートした可能性が高いということで、今回のチャートには0-2チャネルに変えて2-4チャネルを入れてあります。

エリオット波動では、衝撃波(推進波)の5波動目はよく以下の付近で終点を迎えます。


  • 2-4チャネルの1波ライン(延長すれば3波ライン)タッチのポイント
  • 3波延長型衝撃波であれば、4波動目高値(又は終点や安値)で0.382で黄金区分されるポイント(延長すれば0.618で黄金区分されるポイント)
  • 波動倍率では、5波動目=1波動目×1.00、1.618。5波動目=3波動目×0.618(全て3波延長型衝撃波の場合)



ユーロドルの下降衝撃波が3波延長型衝撃波であれば、これらがその目標となるのですが、しかし、ドルインデックスの状況などを考慮すると5波動目が延長波になる可能性があります。

つまり、下降衝撃波全体が5波延長型衝撃波になるわけです。もしそうであるならば、現在の下降は5-1波動目ということになりそうです。




ドル円、(C)スタートが濃厚


推進波の種類は現段階では分からない?

ドル円為替相場月足チャートエリオット波動予想カウント
ドル円為替相場月足チャートエリオット波動予想カウントです。


ドル円は、


  • トライアングルチャネルを明確に上抜いてきている
  • 円インデックスもトライアングルチャネルを明確に越えてきている
  • 月足一目均衡表雲を明確に上抜け、足を確定させた(その他のテクニカルもサインが出始めてきている)
  • 現在進行している上昇波動が推進波である可能性が高くなってきている
  • ドルインデックスの5波動目スタートが濃厚である


これらを考えると、ジグザグ5-3-5修正波上昇トレンドの(C)がスタートしていると考えていいのではないでしょうか。


展開中の推進波は?


エリオット波動では修正波パターンの絞り込みが一番難しいのですが、トレンドの序盤で推進波の種類とその段階を推定することも難しいものがあります。

つまり、展開している推進波が、1波延長型衝撃波なのか、または3波延長型衝撃波、5波延長型衝撃波、そしてダイアゴナルトライアングルなのか、またその推進波は1波動目の副次波の展開なのかどうかということです。

推進波のほとんどは衝撃波の形で現れてきます。ジグザグの(C)がEDTになることもあるにはあるのですが、今回はトライアングルからの(C)なのでおそらくいずれかの衝撃波になると思われます。

通常であれは3波や5波延長型衝撃波だと思うのですが、トライアングルからの抜け出しでは1波延長型衝撃波もよく現れてくるため、現段階ではいずれの可能性もあると言えそうです。

もし、1波延長型衝撃波ではなく、3波(又は5波)延長型衝撃波であるならば、直近で展開している衝撃波は1波動目の内部波動の可能性が高く、次の修正2波動目で一目均衡表雲、0-2チャネル、トライアングルチャネルなどまでプルバックしてくる可能性がありそうです。

※上のチャートの(A)波の黒点線丸を参考




次のポイントは1波動目×1.618ライン越え

ドル円為替相場日足チャートエリオット波動予想カウント
ドル円為替相場日足チャートエリオット波動予想カウントです(下段はドルインデックス)。


BとD終点を結んだトライアングルチャネルを明確に越えてきているドル円ですが、直近で展開している上昇波動も衝撃波(推進波)である可能性が高くなってきています。

今週、ドルインデックスと連動して0-2チャネルを明確に越えてきています。来週は1×1.618ラインを越えてこれるかがポイントになりそうです。

今週末はその1.618ラインで終わっています。このまま越えてくるのは難しいかもしれませんが、遅かれ早かれドルインデックスと連動して越えてくるのではないでしょうか。



米ドル、エリオット波動の理想的ポイントから反転


米ドル(ドルインデックス)は、ユーロドルと同じくエリオット波動の理想的ポイントから反転してきています。

ただ、ユーロドルは1波動目~3波動目の0.382であるのに対し、米ドルは3波動目の0.382リトレイスからと異なっています。

山を2つ作った後(見込み波)、4波動目の0-2チャネルを勢いよく抜け出し、既に1×3.00ラインまで上昇してきています。

このことから反転後の波動は衝撃波であることが濃厚であり、5波動目がスタートしたと考えていいのではないでしょうか。

※見込み波については「仕込むならここ! エリオット波動ポジション考察」をご覧ください。


米ドル、トレンドの終点は?


エリオット波動の理想的3波延長型衝撃波の展開図




上は、エリオット波動の理想的3波延長型衝撃波の展開図です。

ユーロドルにも当てはまりますが、ドルインデックスの衝撃波が3波延長型衝撃波であるならば、5波=1波×1.00、1.618、5波=3波×0.618や、2-4チャネルの1波ラインや3波ライン付近が5波動目の終点になることが予想されます

※チャートの2-4チャネルは3-2波動目と4波動目終点を結んでいます。

しかし、ひと回り上の段階を見ると、この展開であればあまりにも中途半端な位置でトレンドが終わってしまうことになります(目標に全然届かない酷いトランケーションになる)。

なので、ひと回り上の段階の目標を達成するため、3波延長型衝撃波を一旦完成させた後、その最後の5波動目を足掛かりとして、5波動目がエクステンションしてくるのでは?と予想しています(5波延長型衝撃波に発展する)。

この展開であればドル円の(C)とも波動が合うことになるのではないでしょうか?


以上、あてにはなりませんが現在描いている優先順位の高いイメージを綴ってみました。

来週は、ドル買い円売りの流れでドル円は上がり易い環境となりそうです。しかし、クロス円(上方向)とドルストレート(下方向)は引っ張り合いの神経質な動きとなる可能性もありそうです(特に欧州時間)。 以上、週間為替予想でした。