昨年の11月から約2ヶ月横這いの展が続いています。力もかなりたまったのではないでしょうか。週明けからは、米ドルの動きを注視しておきたいと思っています。
そして、米ドルが動き出すのであれば、ドルストレートやドル円もその動きに連動して大きく動いてくることになるのではでしょうか。
ただ、ドル円は昨年末の予想と違う動きを見せています。
今回の週間為替予想で少しイメージを修正したいと考えています。
ユーロドルは横這いの複合型修正波
上はユーロドル為替相場日足チャートエリオット波動予想カウントです。
ユーロドルは、昨年末に2-4チャネルにタッチして以降、横這いの展開が長く続いています。
「上方向に抜けていくのか、それとも下方向に抜けていくのか」、言い換えれば「3波延長型衝撃波で終わるのか、それとも5波延長型衝撃波に発展するのか」が注目されています。
個人的には下方向が濃厚ではないかと予想しています。
- 横這いの展開の中に上を目指す推進波がない(ひとつ下の段階は除く)=1波目がない
- ドルインデックスの展開との兼ね合い
この2つのポイントが大きな理由です。
5波動目のエクステンション前の横這いの複合型修正波を展開している可能性が高いのではないでしょうか。
リトレイス的に考えると、もう少しプルバックしてくる可能性もありますが、
- 5波動目に費やした期間が約37日間で、昨年末に2-4チャネルにタッチして以降の横這いの展開がほぼ同じ期間である
- まだ、2-4チャネル内で推移している
- 月足・日足一目均衡表雲がレジスタンスになっている
また、直近では下降推進波が現れてきており(緑枠の波動)、この推進波を足掛かりにして下降してくる展開も考えられそうです。
ドル円、今月の月足に注目
ドル円カウント修正
上はドル円為替相場月足チャートエリオット波動予想カウントです。
ドル円は、昨年末に予想していたイメージとは違う展開を見せています。カウント修正が必要なようです。
ただ、この段階ではトレンドが上方向であること、またトライアングルの展開であることは変わりありません。
DとEの終点を変更しています。
昨年末からの下降はE波の下降で、トライアングルチャネルを行き過ぎてからの反転してきているというイメージです。
今月の月足は現段階では再び月足一目均衡表雲の中に入ってきている状況ですが、今月の終盤で再度雲を上抜けてくるといった展開も考えられそうです。
M.F.Pivotサポート4から反転
上はドル円為替相場日足チャートエリオット波動予想カウントです。
D(ジグザグ)とEの終点の位置を変更しています。あてにはなりませんが、その副次波の修正カウントを入れてあります。
E波はPivotサポートまで下降して、そこから反転してきていますが、小さな1波が残っている可能性もあるかもしれません。
ただ、いずれにしてもこの辺りから再び上方向に勢いよく上昇していく展開になるのではないでしょうか?
米国株式市場の動向は気になりますが、ドル円再上昇のカギはドルインデックスが握っているようです。
煮詰まってきたドルインデックス
上は米ドル(ドルインデックス)Dailyラインチャートエリオット波動予想カウントです。
米ドルもユーロドルと同じく5波動目がエクステンションしてくるのかどうかが注目のポイントです。
横這いの展開の中に下方向の推進波がないことから、5波動目が延長波になる可能性が高いのではと考えています。
ひと回り上の段階の目標目指して延長波で勢いよく上昇していく展開になるのではないでしょうか?
今週末の段階で衝撃波の2-4チャネルを下回ってきていますが、下では0-2でチャネルでサポートされている状況で、かなり煮詰まってきているようです。
5波動目の1波延長型衝撃波副次波2波動目の安値付近までもう少しプルバックしてくる、また横這いが続いていく等の展開も考えられますが、0-2チャネルタッチのポイントで既にトレンドが上方向へ変わっている可能性もありそうです。
週明けは、0-2チャネルを下回ってくのか、また逆に2-4チャネル内に再び戻るのか、この辺りが大きなポイントになってきそうです。