昨年まで金利引き上げとバランスシートの縮小という政策を進めてきたFRBですが、今週のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、その方針があっさりと休止されました。
当然、市場は米ドル売りで反応しましたが(ただ、サイクルでも元々その方向)、サプライズの割にはそこまで大きな影響はなかったようです。
エリオット波動においては、たとえ政府が為替介入しても相場の大きな流れ(サイクル)は変えることができないと言われています。
長期金利の動向やトランプ大統領の発言など不安定な要素はありますが、米ドルは目標に向けてトレンドを進めてくることになるのではないでしょうか。
調整が終わった? その一部が終わった?
すでに5-3波がスタートしている可能性が高い
ユーロドルは、今月初めに年初来の安値を一時的に更新したものの、チャネルと月足一目均衡表雲に跳ね返されてあいかわらず横這いの展開が継続しています。
ただ、これで5-2波以降、下方向に衝撃波が3つ並んだ可能性が出てきました。リーディング・ダイアゴナルトライアングルでしょうか?
もしそうであるならば、既に延長波5-3波動目はスタートしていることになりますが・・・。
その場合の展開としては、
- 5-1波動目 1波延長型衝撃波
- 5-2波動目 横這いの複合型修正波
- 5-3波動目副次波1波動目 リーディング
そして、直近は5-3波動目副次波2波動目展開中、又は既に副次波3波動目に移行しているといった感じでしょうか。
既にリーディングのFR61.8を達成でリトレイスは充分なのですが、期間的には少し短いようです(調整期間比率 1.000 : 0.236)。ただ、リーディング後の修正波は調整期間が短くなることがよくあります。
来週は「調整が既に終わった」、「調整の一部が終わった(ひとつ下の段階の修正波が終わった)」の両目線でいきたいと考えています。
ただ、ここまでの予想は、直近の展開がリーディングであることが前提です。
リーディング・ダイアゴナルトライアングル?
先週、Facebookに投稿したユーロドル為替相場4時間足チャートエリオット波動予想カウントです。リーディング・ダイアゴナルトライアングルは衝撃波内部波動1波動目やジグザグA波に現れ、これからトレンドが大きく動き出すことを示唆する推進波です。
波動展開が5-3-5-3-5であるのは同じですが、1波動目と4波動目が重複してくる点で衝撃波(推進波)とは異なります。
ユーロドルの展開を見ると、3波延長型衝撃波、3波延長型衝撃波、そして5波延長型衝撃波が下方向に3つ並んでいるようです。
リーディング・ダイアゴナルトライアングルである可能性が高いのではないでしょうか?
※リーディング・ダイアゴナルトライアングルについては「エリオット波動の推進波 その種類と特徴のまとめ」をご覧ください
ドル円、推進波トレンドの調整局面
上昇推進波=トレンドが上方向へ
ドル円はチャネルラインを割り込み大きく下降してきました。
ただ、年初からの上昇は、以下のことから考えると3波延長型衝撃波である可能性が高いのではないでしょうか?
- 3波動目が1波動目の2.00倍を超えている(日足実線ベース)
- 4波動目終点で0.382と0.618に区分されている(3波延長型)
- 1波(3波)ラインタッチでフォーメーションが完成している
- 昨年末の下降5波延長型衝撃波の5-2波動目高値ラインを越えた
下方向へ小さな1波が残っている可能性もイメージしていましたが、そのポイントである下降5波延長型衝撃波の5-2波動目高値ラインも越えてきています。
「上昇推進波=トレンドが上方向に変わった」可能性が高いようです(おそらく推進波トレンド)。
そうすると、直近の下降は修正2波動目。
日足チャートの実線ベースで考えると1波動目のFR50.0辺りまで下降してきていて、またRSIで考えても妙味のあるポイント付近です(日足一目均衡表雲でもサポート)。
修正波は何でしょうか?
予想は上昇3波延長型衝撃波→修正2波動目
ドル円は米ドルだけではなくクロス円の影響も大きく受けるので、ユーロドルに比べると下位の段階は難解。あてにはなりませんが、優先順位が高いのは上のようなカウントです。
全体は3波延長型衝撃波で、リーディング(1波動目)→5波延長型衝撃波(3波動目)→3波延長型衝撃波といった流れではとイメージしています。
修正波は、1発目がジグザグであるならば、フラット修正波かダブルジグザグというところでしょうか(米ドルの展開による)?
もしフラット修正波であるならば、小さな1波が残っていそうです(今週末はC-3終点付近。この後C-4→C-5。ダブルジグザグであるならば今週末付近)。
米ドル、ユーロドルと同じくリーディング?
直近の展開はユーロドルと同じくリーディング・ダイアゴナルトライアングルでしょうか。
ユーロドルの予想でも触れましたが、リーディング・ダイアゴナルトライアングルの調整期間は短くなることがよくあります(リトレイスもよく浅くなる。衝撃波の延長波に現れるリーディングは特にその傾向が強い)。
ひょっとすると、この流れのまま上にといった展開もあるかもしれないとイメージしています。
現在の米ドルは、金融政策、長期金利、ファンダメンタルズなどを考えると上がる材料があまりありません。
しかし、エリオット波動サイクルで考えると、米ドルの上の段階の目標地点はここではありません。なので、遅かれ早かれ直近高値を大きく越えてくると予想しています。
以上、あてにはなりませんが、現在描いている優先順位が高いイメージを綴ってみました。
※エリオット波動については「エリオット波動理論を使いこなす為の基礎知識」をご覧ください





