外部要因で下げても一時的なもので終わり、また直ぐトレンドに回帰してきます。
一体、このトレンドはどこまで続いていくのでしょうか?
米ドル(ドルインデックス)とは?
為替用語で米ドルと言えば、通常はドルインデックスをイメージします。
しかし、ドルインデックスは、正確には主要通貨に対する米ドルの価値を数値化したものを指します。
連邦準備制度理事会(FRB)やニューヨーク商品取引所(NYBOT)、また大手金融機関などが算出していて、それぞれ、算出する主要通貨(ユーロ、円、ポンド、カナダドル、スイスフランなど)や加重ウエイトなどが異なります。
その中でも一般的によく目にするのはNYBOT(正式名称 ICE Futures U.S)が算出したものです。FXで意識しておくのは、このNYBOTのものでOKです。
ちなみに、採用通貨と加重ウエイトは、
- ユーロ : 57.6%
- 円 : 13.6%
- ポンド : 11.9%
- カナダドル : 9.1.%
- スウェーデンクローネ : 4.2%
- スイスフラン : 3.6%
以上のようになっています。
こうしてみるとユーロがかなりのウエイトを占めていることが分かります。
なので、ユーロドルとドルインデックスが綺麗な逆相関の関係になるのも納得です。
米ドル(ドルインデックス)の目標はB波の高値越え?
個人的な予想としては、ドルインデックスは現在、複合型修正波の副次波の上昇衝撃波を展開していると予想しています。
4波動目拡大フラットのC波(3波延長型衝撃波)が2018年3月に2-4チャネル1波ラインタッチでトレンド転換。
そして、現在は衝撃波最後の5波動目を展開中であるとイメージしています。
この5波動目は、2018年12月に2-4チャネル1波ラインタッチでとりあえず完成しましたが、ここは上位の段階の目標ではありません。
したがって、上位の目標ポイントに到達するため、5波動目の副次波の5波動目(5-5)がエクステンションしてきているのではと考えています。
すでに2-4チャネル1波ラインにタッチしたポイント(2018年12月)を上抜けているので、その展開である可能性はかなり高いのではないでしょうか?
もしそうであるならば、このトレンドの終点はどこか。
■現在展開している5波延長型衝撃波のフィボナッチ黄金分割のポイント(4波動目の安値、もしくは高値で0.618と0.382区分されるポイント)
■上位の段階から見た衝撃波全体のフィボナッチ黄金区分のポイント(全体が5波延長型衝撃波であるならば、上記の4波動目の高値で0.618と0.382区分されるポイントに近い)
これらの付近がその可能性が高いのではないでしょうか。
個人的には、最低でも拡大フラットのB波終点は越えてくるのではと予想していますが・・・(優先順位が高いのは上記の2つが重なるポイント=B波終点よりかなり上)。
直近ではドル円とドルインデックスが連動した動きを見せています。ひょっとすると2020年はドル買い・円売りでドル円主導といった展開もあるかもしれません(ただし、ドル円はもう一度調整がある?)。
また、ポンドドルも現在大きくプルバックしてきていますが、4波動目の深さから考えるとむ5波動目が延長波となる可能性が高いのでは・・・。
あまりあてにはなりませんが、2020年はドルインデックスは上、米国株式相場も上、そしてドル円は延長波で勢いよく上といった予想です。
以上、今回はドルインデックスの2020年目標ポイントを綴ってみました。
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