外国為替予想 ドルが買われ激しく動く週になる?




プロ野球より一足先にJリーグが始まりました。 残念ながらサンフレッチェ広島はドローでした。元柏レイソルの工藤選手、フェリペ・シウバ選手などの新戦力がチームに馴染んでくれば、今年もきっといいところにいけると思います。やっぱり広島は戦力補強がうまいですね。

さて、今週の外国為替相場は、ドル円、ユーロ円は反転予想ポイントを下回ってきました。カウントの修正が必要です。 そこで今回の週間外国為替予想は、ドル円とユーロ円、そしてポンド円、ユーロドルの動向を展望してみます。

その前にひとつ。 最近エントリータイミングについてのご質問をよくいただきます。 直近高値(直近安値)ブレイクポイントはエントリーのポイントのひとつです。特に1波動目高値(安値)ブレイクポイントは、エリオット波動で勝率が高く、また大きな収益をあげられるポイントです。

しかし、追いかけていいブレイクとそうでないブレイクがあります。エリオット波動の調整パターンには、直近高値(直近安値)をブレイクした後に、再びトレンド方向とは逆方向に進んでいくものがあります。 拡大フラットなどがそうで、この調整パターンでのブレイクについて行くとやられてしまいます。

また、1波動目高値ブレイクにおいては、副次波の1波動目で一時的にブレイクしてくることもあります。その後には副次波の修正2波動目で再び下降してきます。

このようにブレイクポイントでのエントリーは、ダマシに合わないために直近の波形を確認しておくことが大事なポイントとなります。 このブレイクポイントのエントリーについては、次の機会に要点をまとめて投稿したいと考えています。






大きなWXYの複合調整波?

ドル円1時間足チャート
上のチャートはドル円1時間足です。当初は赤丸地点で調整が終了した可能性があると考えていましたが、このラインを下回ってきています。 

調整波の終点はリトレイスの大きさ、そこまでにかかった期間、トレンドの方向、そして他通貨の状況を総合して判断しているのですが、今回はトリプルスリーがひとつ大きな段階のWであったようです。 

この週末で直近衝撃波0.79のリトレイスを達成してきています。 この直近の上昇が衝撃波であるならば、この付近から3波動目の副次波の1波動目が始まるはずです。その可能性は低いと思うのですが、万が一この衝撃波の始点を下回ってくるようなことになれば、大きな段階の修正4波動目はまだ終了していないことになります(ただし、ヒゲ部分の一時的行き過ぎはあるかもしれません)。

このY波の下降波形を確認してみます。






最後の衝撃波が終了?

ドル円30分足チャート
上のチャートはドル円30分足です。 このY波はWXY、又はWXYZ複合調整波だと予想しています。 トライアングル部分の判断でどちらの可能性もありそうです。

最後の衝撃波はこの週末で終了したのではないでしょうか。 明け方チャートを確認していましたので、2-4チャネル1波ラインタッチで追加のロングポジションを建てました(損切りポイントは直近安値予定)。

週明けは、このチャネルラインを越え衝撃波を展開してこれるかが焦点になりそうです。




最後はダブルジグザグではなく衝撃波?

ユーロ円4時間足チャート
上のチャートはユーロ円4時間足です。 当初は最後のZ波がダブルジグザグで終点を迎えたのではと予想していましたが、最後はダブルジグザグではなく衝撃波であったようです。1波と4波が重複することからそう考えていたのですが、どうやらこの重複は一時的ルール破れのようです(修正2波動目のb波がヒゲの部分行き過ぎ)。

この週末にこの衝撃波は終了した可能性がありそうです。 ひとつ下の段階の5波動目衝撃波の2-4チャネル3波ラインタッチポイントで終了したのではないでしょうか。 ただ、5-5の小さい1波が残っているかもしれません。

今週は、ユーロドルとユーロ円は相関関係の動きを見せていました。 こうなるドル円は上値が重くなります。特に欧州時間においてユーロがメインで取引される場合には、ユーロドルが上がっても(ドルが売られる)、またたとえ下がったとしても(ユーロ円の下降に引っ張られる)、ドル円は下がるしかないようです。週明けは、欧州時間においてドル円とユーロ円が相関関係になればいいのですが(ドルと円がメインで取引される)。




E波の行き過ぎか?それとも・・

ポンド円4時間足チャート
上のチャートはポンド円日足です。 ポンド円は3波動目延長型衝撃波の修正4波動目、又大型トライアングルを形成してきたことから1波動目延長型衝撃波の修正2波動目の可能性も出てきました。

直近の修正波形は、複合修正Y波のトライアングルではなく、大きなトライアングルを展開してきています。 この週末には最後のE波がチャネルラインを越えてきました。トライアングルのE波の多くはチャネルラインを越えてきます。週明けは反転して、新たな上昇の1波動目を展開してくる可能性があります。

しかし、このトライアングルのA波と考えている波動(赤点線枠)が、もし衝撃波であるならば、下降衝撃波の修正2波動目であることも考えられます。 ただ、この波動を確認すると衝撃波ではないように思われます。このトライアングルは上を目指した修正波ではないでしょうか。

ポンド円には気にかかることがもうひとつあります。ポンド円が影響を受けるであろうポンドドルが下を目指していることです。



ジグザグ展開のポンドドル

ポンドドル月足チャート
上のチャートはポンドドル月足チャートです。 ポンドドルはサイクルのジグザグ修正c波を展開していると予想しています。 このb波はトライアングルのE波行き過ぎにも見えますが、おそらく最初の衝撃波がトランケーションしてトライアングルに見えているのだと思います。

現在は、2回目の衝撃波3波動目の内部波動のⅳの終点付近だと思われます。つまり、ポンドドルのジグザグ終点はまだまだ下にあるわけです。 ボンド円は、おそらくドル円に引っ張られていくと予想していますが、この部分は少し気になります。




今週は激しく下降する?

ユーロドル日足チャート

上のチャートはユーロドル日足です。 最後にユーロドルを簡単に展望してみます。

ユーロドルは下降衝撃波5波動目の内部波動3波動目を展開中と予想しています。 そして、すでに副次波の12は終了して大きく下降していく準備が整っている段階だと思われます。

ⅰは5波動目がエクステンションした衝撃波。ⅱでの修正波のリトレイスが小さく、また期間も短いように思われますが、その後の小さな段階の展開をみると更に衝撃波を展開していることからすでに3-ⅲがスタートしているような気配があります。週明け早々のユーロドルの動きには注目です。 

1の安値をブレイクするポイントがエントリーとタイミングですが、週明けの勢いを見極めた上で追加のショートポジションを建てる予定でいます。勢いがあればですが・・。

こうしてここまての展望を振り返ると、今週はドル円は上、ポンドドルとユーロドルは下という展開でドルが強く買われる展開も考えられます。 リスク管理は徹底しながら、いいタイミングで追加のエントリーができればと考えています。


以上、週間外国為替予想でした。