為替情報! 驚くほど機能するフィボナッチ




エリオット波動は、推進波の3つのルールと調整波の修正パターンを覚えれば楽しくカウントできるようになります。


しかし、波動使いの強者を目指すのであれば、次のステップでマスターすべきものがあります。そのひとつにフィボナッチがあります。 このフィボナッチをマスターすれば、カウントの精度は各段に上がっていきます。  ぜひこの機会にマスターしてください。

こちらをご覧になる前に「これからエリオット波動を始める方へ」を読んで頂くと分かり易いと思います。









フィボナッチとは


エリオット波動の数学的基盤は、このフィボナッチにあります。 ともに「自然の法則」で、とても相性がよく、様々な場面でカウントの手助けをしてくれます。

1170年に生まれたレオナルド・フィボナッチにより発見されたフィボナッチ数列は、貝殻の形、台風の渦、銀河系、ひまわりの種の配列などの自然界によく現れる数列で、0.382、0.500、0.618、1.000、1.382、1.618、2.000などです。

フィボナッチについての知識は、これぐらいで大丈夫です。あとは、エリオット波動のどの部分にどのフィボナッチ級数が現れるかを覚えるだけです。





エリオット波動に現れるフィボナッチ


エリオット波動は、推進波(5波)と調整波(3波)の合計8波で1つのサイクルを構成します。この推進波と調整波の中にフィボナッチは現れてきます。 



衝撃波に現れるフィボナッチ

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上はエリオット波動の理想的な3波延長型衝撃波衝撃波の展開イメージです。 この衝撃波の中の至る所にフィボナッチ級数は現れてきます。


〇2波動目は1波動目の0.618のリトレイス
(0.500~1.000などの深いリトレイスが多い)

〇3波動目は1波動目の1.618の大きさ
(2.000、2.618、3.000、4.000等大きくなることがある)

〇4波動目は3波動目の0.382のリトレイス
(1~3波動目までの0.382のリトレイスもある)

〇5波動目は1波動目の1.618の大きさ
(3波動目が大きくなった場合、1.000の大きさになることもある)

〇2波ジグザグ修正 c波はa波の1.000の大きさ(0.618や1.618などになることも多い)

〇4波フラット修正 a波=b波=c波の大きさ



トレンド転換ポイントに近い修正2波動目のリトレイスは、深くなるのが特徴で、1波動目の全戻しもよくあります(稀に行き過ぎも起こります)。 この修正2波動目のリトレイスは、注意する必要があります。


このように衝撃波の様々なところにフィボナッチが現れてきます。これらをマスターしておけば、カウントの手助けとなるばかりか、リアルトレードにおいてのエントリーや決済のポイントの目安にもなってきます。


※1波動目、5波動目延長型衝撃波は「推進波ガイド」のエクステンションをご覧ください




調整波に現れるフィボナッチ



上はエリオット波動の修正局面でよく現れる調整波です。調整波の中にもフィボナッチは現れてきます。


〇フラット修正のa波b波c波の大きさは同じ大きさになることが多い
(c波はa波の始点を超えて終点を迎える)

〇拡大フラット修正のc波はa波の1.618の大きさになることが多い
(b波はa波の1.236や1.382になることが多い)

〇ジグザグ修正のc波はa波の1.000、0.618、1.618になることが多い
(b波はa波の0.618までで反転してくることが多い)

〇ダブルジグザグ修正のY波はW波の1.000、0.618、1.618になることが多い


この他にもトライアングルの交互の波の2つ以上が0.618の比率になるなどあります。しかし、調整波の多くは、このフラット系とジグザグ系なので、上の4つをマスターしておけば充分対応できると思います。







フィボナッチ比率が重なるポイントを狙う


フィボナッチは、エリオット波動のカウントのサポートに使うだけではなく、実際のトレードでもエントリーや決済の目安として使うことができます。その場合、複数のフィボナッチ比率が重なるポイントがあれば、そのポイントは強力な反転ポイントになることがよくあります。


上は修正2波動目の局面で、拡大フラット修正が現れた場面です。この拡大フラットの終点は、3つのフィボナッチ級数が重なっています。

1つ目は、1波動目の0.618のリトレイスポイント。 2つ目は、拡大フラットa波の1.618倍のポイント。 3つ目は、拡大フラットc波の内部波動の1波動目の1.00倍のポイント。

3つ目のポイントは、少し分かり難いかもしれません。エリオット波動はフラクタル構造になっているので、チャートで見ている段階のひとつ下の段階でもトレンドが同時に進行しています。

拡大フラットの波動構成は3(a)-3(b)-5(c)です。つまり、c波はひとつ下の段階の衝撃波になります。 衝撃波の5波動目は、1波動目の1.00倍になることが多いので、そのポイントが拡大フラットの終点になる可能性があるわけです。

このように、ひとつのフィボナッチより、複数のフィボナッチが重なるポイントでエントリーすると、トレードの勝率も間違いなく上がっていきます。





フィボナッチは強い味方になる


エリオット波動において、このフィボナッチを併用するメリットはたくさんあります。 しかし、このフィボナッチは、絶対的なものではありません。 

例えば、修正2波動目の調整局面での反転ポイントは、フィボナッチ比率の0.500、0.618、0.764、1.000などの複数の候補があり、どのフィボナッチ比率で反転してくるかを絞りこむのは経験も必要になります。また、フィボナッチ比率のポイントを行き過ぎてから、ヒゲをつけて反転していくことがほとんどです。 

このようにある程度の経験が必要なフィボナッチ比率ですが、使いこなせてくると、とても強い味方になってくれます。 ぜひ皆さんも、このフィボナッチをマスターして、トレードにうまく取り入れてもらえればと思います。



 ドル円、クロス円の動向は「為替予想」をご覧ください。




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